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家族会議と仮申込

(2020年9月のことを振り返りながらコメントする)

土地を探してからさまざまな検討を重ねた。

最大の山場は両親に移住の提案をし、合意してもらうことである。

わたしは二拠点生活なので、維持が重要となる。家を建てるとして、建つ頃には在宅勤務の頻度も減っているだろう。とすると、基本的には週末以外は暮らすことはない。

一方、実家では今後の家問題を抱えていて浜松でマンションを買おうか、それとも小さな家を買うか建てるかの検討をここ数年していた。いづれにしても両親は高齢なので、ローンを組むのはわたしである。

そこで考えた。両親にも暮らしてもらおう。

長野が好きになったきっかけは父が登山にはまり、彼が長野の山々を愛したからだ。とはいえ生まれも育ちも浜松で、もう高齢な両親が移住を決断できるだろうか?

どうかなぁと思いながらも、同じ日本だからな...と家族旅行を企画して提案を試みることにしてみた。

もちろん行き先は上田。そして栗の季節ということもあって小布施も提案した。結婚している妹も心配だったのか、休暇を調整して旅行にやってきた。思いがけず、久しぶりの家族旅行。

結論から言うと、両親は上田移住を受け入れることを決めた。

タイトルの画像が自宅予定から見える景色なのだが、なかなか気に入ってくれたとうだ。畑やお花畑をしたいと言う希望も叶うので、寒さに対する心配といくつかの小言を言いつつも前向きだ。

「数年暮らしてやっぱり浜松がよいとなったら、浜松に帰って良いから」そんな条件と共に提案したものの、スルッと受け入れる感性とフットワークの軽さは我が両親だと両親のことを見直した。

そんなこんなで思いの外、順調に順調にことが運んでゆくのである。

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