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完成まで8合目!最後の課題

1.5ヶ月ぶりに上田の現場へ。すくすくと家は育っていた。

夏の大雨やジャッキアップの対応等により遅延した分を取り戻すが如く、大工さんがたくさん入ってくださり、作業は大詰め。想定外につき差し入れが足りずに反省。

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手仕事の素晴らしさに感動

1階の大きな窓は木枠がつき、分厚いガラスが入っていた。インパクトのある大きな本棚、隣接する階段と収納スペースも最後の仕上げというところだった。壁は明るい色で中塗りされていて仕上げを待つばかり。屋根の青も空に映えていい感じだ。色や素材を一つ一つ選んだのだが、こうして形になってゆくのはなんだか嬉しい。

事前に建築士の川口さんから所々で大工さんの素晴らしい仕事ぶりを聞いていた。住まいをつくるってすごいなぁ、とわたしも感動した。

特に感動したのが、大きな窓のために用意された木枠の美しさと階段手すりの滑らかさだ。

窓の木枠。サッシではなくて木枠にしたのがこだわりだった。リビングのチャームポイントとなる大きな窓だもの。思わず写真に収める。

工務店のI社長曰く、なかなかこうした大きな窓は無いから木枠の素材を探すだけでも大変だったそう。ここは杉の木が使われているとか。

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そして階段。階段は将来のことを考えて、段は低く、なだらかな傾斜をお願いしていた。川口さんが病院でも使用される15cm程に設計してくれたが、実際に登ってみるとこれもまた想像通りでよしよし、よかった!と噛み締めた。そして階段の手すりの仕上がりよ!

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本棚とのリンクも良い感じだし、天窓の尊さを早くも感じた。

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最後の課題

この日は工務店のI社長自らが進捗をご説明してくれた。

マルチベンダープロジェクトなので「何の問題もない」という状態ではなかったけれど、これまでの事を考えれば、超えるには容易い問題だった。これが最後の課題だと思いたい!そう願いつつ、見学後にはすぐに川口さんに電話して、対応案の整理と見積を依頼。週明けには方針を決め、水曜には対応についてdoneした。

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もとは蚕部屋だった2階は寝室に生まれ変わり、南側のリビングと北側の書斎も大きな窓と共にもう間も無く完成する。

最後の問題にしたいと言いながら、最後の最後の課題を突きつけたのはわたしだった。

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最後の最後の課題

その課題とは...残した古い木と新しい木のコントラストを活かしたい、というもの。

先日大阪に行った際に、塗装はこの薬品・色でと決めたのだが、塗装で統一感をだすよりも素材の色がそのままの方が素敵なんじゃ無いか!?と直感的に思ってしまったから。

きっかけは感動した木枠と階段手すりの美しさなのだが、お金をかけて残した古い木をよりはっきり目立たせたいと思ったから。

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この期に及んでとはわかっていたけれど、諸々の対応を決めた翌日に再び川口さんに相談。

家づくりは3回目にして納得がゆくものが出来るらしいが、そんなのは無理だ。もともと予算も超えてるし、色々こだわったんだから、ここも...と思い切って相談してみた。

川口さん、「最後までベストを尽くしましょう」といってくれた。「現場で感じたことが一番ですから可能な限りやりましょう」とも。

そういう訳で、八合目から九合目はやや難所に。

本当に皆さんの対応に頭が下がる。わたしも頑張って働くぞ!!!働くモチベーションはものすごく上がっている。

そして、そろそろ都内の拠点探しや、さまざまな申請など本格的に移住準備を行わねばな時期に。電化製品も買い揃えなきゃいけないし、各種契約も。畑の土も来春のために耕さねば。気張っていこう。

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