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郷に入っては郷に従え

二拠点生活21日目、引渡しで休みをもらって以来、久しぶりに我が家に帰る。上田は真冬の様相だった。

世間はクリスマスだが、自治会で所属する班長さんから連絡があり、年内最後の会合で紹介したいからどうにかして顔を出して欲しいと頼まれる。25日の朝9時半には来て欲しいとのこと。
こういうのはとにかく最初が肝心だ!と思い、予定をキャンセルして上田に帰ることを決めた。

ご近所挨拶回り

会合当日、公民館にゆくと引っ越し直後に挨拶した方々が勢揃い。
12月4日に引越し、明るいうちにご近所挨拶は済ませていた。自治会長さんの家も事前に知っていたので、すぐお会いできた。所属する班は5班とのことで、班長さんとも接触済である。

班長さんからは、ぜひ自治会に加入していただきたいと打診もあった。もちろん加入したが、とても喜んでいただけてなんだか嬉しかった。

母の社交力

さて会合での挨拶である。
当然、世帯主の私が挨拶するもんだとばかり思っていたので、ここぞとばかりに30秒スピーチをイメージしていた。ところがやはり、ご主人どうぞ、と父が挨拶することに。
そうしたことが苦手な父は、驚くほど小さな声でボソボソと挨拶をした。言ってる内容は悪くなかったが、いかんせん声が小さい。
補足してコメントを発したかったが、ぐっと我慢した。

一方、母の社交力は大したものだということが判明した。

まだ自治会に正式加入していないのに、なんとか体操だの歩け歩け会など既に参加しているという(父はすべて断っている)。そしてご近所の事情やら、生活のさまざまな情報をがず多く仕入れていたのだ。
その上、果物やお野菜はもちろん、年越し蕎麦まで頂いていた。
一連の移住対応や、引っ越し作業で母の底力を感じてはいたが、驚いた。
お母さん、やるなぁ。
そんなこんなで今日は上田生まれ上田育ちの信州ハムさんが年2回開催するセールに来ている。

つるし炙りベーコンを大量に買うご婦人にも話しかけて、保存方法を聞く母。
母の良いところを改めて知った。お母さん、ナイス。

郷に入っては…

自治会活動は正式には来月からだが、何やらいろんな行事がありそうだ。
コロナ禍でなければ、みんなでしめ縄を作ったり、大晦日には地の神社で順番に鐘をついたり、餅をついたりするそうだ。今まではそうしたことはすごーく苦手だったが、自分で選んだ土地のそれはなんだかとても興味深く感じる。

活動のほとんどは父母任せだが、とても楽しそうに話しているので、ひとまずホッとしている。
周りの方々が、優しく、歓迎してくれるのも伝わって嬉しい。
(カーテンをつけろだの、あぁしろこうしろだの言われるのは、ちょっと気になるが許容範囲だ)

さぁ東京に戻ろう。
次の上田は年末です。
帰るのが楽しみだな。





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