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ラムネ温泉!炭酸泉と建築!豊後竹田駅から向かう【日本列島旅のススメ#4】

■藤森照信さんの建築でラムネみたいな炭酸の温泉を楽しむ!
ラムネ温泉って、ラムネに入るの?と思ったそこのあなた、あながち間違っていません。
ラムネ温泉は炭酸ガスが含まれた温泉です。
お湯に入ると身体に気泡がくっついてきてしゅわしゅわします。
これだけでも心躍るのに、施設は建築家・藤森照信氏のとってもユニークな建物です。
超お得な温泉施設だと思います。
豊後竹田駅から向かいました。

※日本列島旅のススメの概要・凡例は「日本列島旅のススメ〜プロローグ〜」をご参照下さい。

【今回の基本情報】
ススメの対象:ラムネ温泉(長湯温泉)/
       豊後竹田駅
所在地:大分県竹田市
訪れた年月日:2012年5月17日

■豊後竹田駅の崖と滝
その日は、長崎→熊本→大分→福岡の4県を一週間かけて周るという一人旅の4日目でした。
立野駅から九州横断特急に乗って豊後竹田駅で降車。
ホームに降り立ってびっくりしたのですが、すぐそこに切り立った崖から落ちる滝が見えます。
ちょっと他の駅では見たことがない光景で、この時点で、ああ、ここで降りて良かったなと思いました。

路線バスに乗って目的地のラムネ温泉に向かいます。

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ホームから崖と滝の迫力!「落門の滝」


■ラムネ温泉の建築に気持ちがあがる
路線バスに揺られること45分くらい、とてものどかなバス停で降りました。
ラムネ温泉は川を渡ったらすぐそこです。

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ラムネ温泉に到着です。
建築家・藤森照信氏の作品です。
周りの風景に馴染んでいながらも個性的で、ユーモアがあって、その空間にいるだけでワクワクしてしまいます。

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焼き杉と漆喰の外壁。
銅板の屋根。
屋根の頂上からびょんと伸びている松の木。
ディテールも凝っていて、いちいち気持ちがあがります。

■ラムネ温泉のお湯
世界屈指の高濃度の炭酸泉。
名前は文豪・大佛次郎氏がラムネのようだと表現したことに由来します。 

内湯の大浴場と露天の外湯に入浴しました。

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漆喰の大浴場。
自然に出来た造形のような印象!
(※誰も居らず、撮影と掲載の許可をいただきました)

しゅわっとするのは外湯の方です。
32度のお湯で、思っていたよりも低温に感じました。
身体についた気泡を手で撫でて落として、またまとわりついてきてを繰り返し、ひとりで静かに楽しみました。

外湯の方は他にもお客さんがいて、それぞれが和やかにしゅわしゅわを楽しんでいらっしゃいました。


■館内やロケーションとロゴマーク
無料で入れる美術館にはラムネ温泉と縁のある高田力蔵の絵や川端康成の書などが展示されています。

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館内の光の感じが綺麗でした。
どこを切り取っても絵になる空間としゅわしゅわ炭酸泉が同時に楽しめる贅沢。

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中庭に飲泉所があります!
ひとり旅だし…と怖気付いて、飲まなかったことを激しく後悔。

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ロゴマークやキャラデザインは南伸坊氏!
グッズ展開も可愛くて、グッズに弱い私は購買意欲が非常にそそられて困りました。
写真はその時購入したタオル。

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バスの時間まで近くを散歩して、川で涼みました。
犬が水遊びしていたのを眺めて、とても良い時間。
ラムネ温泉は、このロケーションも魅力のひとつだと思います。

長湯温泉は元々は湯治場として歴史のある温泉地。
藤森さんの建築は新しいけれど、この土地や温泉という自然と調和していると感じました。 
なので短い滞在時間だったけれど場所を堪能した感じがあって充実していました。

施設の方にバスの時刻を尋ねたらちょっとびっくりした様な顔をしていました。
多分、ほとんどの方が車で来ていて、バスの人は珍しかったのだと思います。
大きい荷物引いてたし…。


帰りはまた路線バスに揺られて豊後竹田駅に戻り、駅前のカレー屋さんでカレーパンを食べました。
その後、豊肥本線に乗って、別府・鉄輪温泉に向かうのですが、その話はまたいつか。

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武家屋敷風の豊後竹田駅の駅舎

※JR九州は現在(2021年9月)災害に伴う不通区間があります。それに伴う代行輸送などが行われています。公式でご確認下さい。

■参考文献:ラムネ温泉公式HP

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