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かんたん日本古代史の落語会『仏像』編 20220428 @日比谷図書館


みなさんは学生時代に『日本史』『世界史』どちらを専攻していましたか?

わたしは横文字がニガテだったこと(今更ですが浜崎あゆみの歌はドンピシャ世代なのにタイトルが全く覚えられませんでしたw)と、時系列順に学習できないことがキモチワルかったことと、文明開化の時代が好きだったため『日本史』を選択しました。


当時〝ベルばら〟こと『ベルサイユのばら』が好きだったし、マリーアントワネットにも興味があったのですが、そのピンポイントにしか興味がなかったので、日本史を選んで正解でした。学んだ内容の数々は、今でも様々な場面で生活に役立っています。



さて先日、日比谷図書館にて開催された【かんたん日本古代史の落語会『仏像』編】に行って参りました!



この落語会の良きところは、本当に竹千代先生の日本史の講義が受けられるところ。


むしろ、日本史講義がメインで落語のおまけ感がイナメナイ。笑


他の落語会との差別化ができていて、オリジナリティがあって非常に良いと思っています。




ゲストに桂福丸氏が出られていた『風土記』の会と、桂優々氏が出られていた『聖徳太子』の会を経て、お邪魔させていただくのは今回の『仏像』で3回目。



今回もたくさん楽しく学ばせていただきました!




《根多帳》
フリートーク / 桂竹千代・笑福亭笑利
小言念仏 /
桂竹千代
手水廻し /
笑福亭笑利
日本史講座『仏像』/ 桂竹千代・笑福亭笑利



《感想》

フリートーク / 桂竹千代・笑福亭笑利

 初めましての笑利さん。あまり定席寄席に行かないわたしは関西の噺家さんに疎く、後から気づいたことには笑福亭鶴笑師匠のお弟子さんだという!鶴笑師匠といえばお馴染みの〝パペット落語〟。笑利さんは古典落語を演られていたけれど、あのパペット芸は笑利さんには踏襲されないのだろうか。〝本寸法で行儀正しく正統派〟も大事だけれど、懸命さや賢明さはより大事だと個人的には思っている。そんなパペット芸の師匠をお持ちの笑利さんは、吉本の芸人さんなんですね。もともとお笑い芸人さんというところが竹千代さんとの共通点だね、と。鶴笑師匠も吉本興業に所属でいらっしゃるし、関西の噺家さんのほとんどはタレント事務所に所属しているイメージが強いと思っているのはワタシだけだろうか。関東では事務所所属有無の比率が逆転する肌感覚アリ。だから何ってことではないけれど、関西と関東での噺家さんの立ち位置ってちょっと異なるような気がする。

そして、なんと笑利さん、奈良国立博物館とのコラボで『奈良仏像けんきゅー部』を演られてて、法隆寺展正倉院展まで関わっていらっしゃる!奈良!もう叫んじゃう、憧れの奈良!!!いーーなーーっ✨よし、奈良を旅するときは、この笑利さんのイベントにスケジュールを合わせにいこうと思う。



小言念仏 / 桂竹千代

 安定の竹千代さん、面白かったです✨「日本史のテーマに因んだ落語をするようにしてるんですよ」と竹千代氏。今回『仏像』会だから、「【井戸の茶碗】かしら。ワクワク♪」なんて思っていた、多分(?)初めて拝聴の【小言念仏】でしたっ。そっちかーーい!(笑) 念仏を唱えながら、ちょいちょい家族に対する(特に妻w)小言を差し挟むという笑い噺。〝念仏→寺→仏像〟っていう連想かな。この演目、如何様にもアレンジできて汎用性があるのがいい。どのくらいの汎用性の高さかと言うとAMEMIYAの『冷やし中華はじめました』くらい。え。



手水廻し / 笑福亭笑利

 笑利さんの落語は聴きやすくて良いなと思いました♪当時の文化や情報の速度が知れるおもしろい古典演目。上方落語の噺家さんが演られる【手水回し】は初めての拝聴。〝東京の旅館に大阪からの旅人が宿泊した際の噺〟と思っていたけれど、〝地方の旅館に大阪からの旅人が宿泊した際の噺〟とされて語れていた。敢えて〝東京〟を伏せているのか、上方では元々そう語られているのか、わたしの思い違いなのかはわからないけれど、ちょっと興味深いポイントだなと思った。で、手水廻しのどのあたりが〝仏像〟と関係あるのだろうと考えたところ・・・あぁ〝ずくねん寺〟からきてるのね!なるほど。笑




日本史講座『仏像』/ 桂竹千代・笑福亭笑利

 竹千代氏、禰宜の格好で登場。そういえば、〝ネギの被り物をかぶる禰宜(その後パンダも被っていた)〟を以前テレビで見かけたことがあって、あのシュールさが蘇ってしまう(笑)。 禰宜の袴のミントグリーンが好き。ティファニーブルーというかあさぎ色が爽やか。田無神社の御朱印帳も禰宜の袴がデザインされていて可愛い♪今回仏像なのに袈裟じゃないのか?・・・と思ったのは、きっとワタシとコレを読んでるアナタくらいしかいないハズなので、そっとしておいてください。←


ティファニーブルーな袴、田無神社の。

 

仏像のざっくりとした歴史と種類、あとは竹千代氏のオススメの仏像の紹介。〝オススメの仏像〟ってカテゴリーがいいよね。笑 竹千代さんは、真木大堂の『大威徳明王像』が大好きらしいです♪ ナニコレ!めっちゃ強そう!男の子らしく強いのが好きなんだなー。他には青くて大きい仏像が好きらしい。意外に好みの仏像に性格とか嗜好とか如実に出るなと感じる。ちなみに私は飛鳥天平文化のぺらりとした顔が好きなので、『半跏思惟像』が好き。アルカイックスマイル、コワいけど好き。あーー・・・あとは、『飛鳥大仏』も好きだ。あとは3人1セットの三尊像系ね。でも、『百済大仏』はNG。これは本気で怖いのでNG。



本田善光のウルトラマンみ。


あ。本田善光、ラリった。← 違う。


笑利さん、爽やか!白シャツ最強説。


配布レジュメ。病的に書き込む。






取り止めもなくなってきたので、この辺に留めておくけども、最後にひとこと!




・・・あーーーっ、仏像みたい!奈良行きたい!



一馬くん、今年はカオスな『仏像作品展』、やるのでしょうかね?

それにも行きたい!






そろそろ、人間の身体に必要だという5大栄養素のうちの〝奈良分〟が切れかかって流ので、禁断症状が出てきそうです。ハイ。←












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