#97 元気じゃなくちゃダメですか
季節の変わり目というのは体調が崩れやすくなる。
それと同じように、僕はメンタル面が崩れやすくなってしまう。
どうも元気が出てこない。
数日前を考えると、何をしていても楽しいと思えない。
仕事も、趣味も、そしてnoteも。
ああ、元気を出さないとな。
なんとか早く調子を取り戻さないとな。
そう思ってしまうけれど、果たしてそうなのだろうか。
いつも元気でいなくてはならないのだろうか。
メンタルが落ちると、いつもそう思うのである。
落ち込む時期にも意味がある
メンタルが崩れてしまうと、当然ながらとてもつらい。
何をしても楽しいと思えなくなるし、やる気もなくなってくる。
この原因が過労だとか、パワハラだとか明確な外的要因があるのだとしたら問題だと思う。
けれど、今僕が抱えているメンタル不調は、単なる心の波に過ぎない。
元気なときもあれば、落ち込むときだってある。
そして、その落ち込むときというのも、大いに意味があるのだと思う。
振り返ってみると、自分が何らかの大きな変化を起こす直前、たいがいメンタルが弱っていた。
ダイエットを始める前も、自己嫌悪に陥り落ち込んでいた。
そのきつさを乗り越えて、自分を変えようと決めて50kg痩せられた。
10年ぶりに小説を書き上げたときも、メンタルダウンをしていた。
自分にできることをと思い、図書館で見かけた広告を見て、小説を書きたいと奮起した。
辛いとき、調子が悪いときは、進化の前兆なのかもしれない。
落ち込んで、内省的になり、自分を見つめ直し、活路を見出す。
前向きなのもいいけど、後ろ向きでないと見えないものもあるのだと思う。
何度も書くが、メンタル不調になるととても辛い。
辛いのだけど、僕はなんとかこのメンタル不調を受け入れていきたい。
だからこうして、この記事を今書いている。
元気が出ないときがあってもいい
もちろん、他人に負の雰囲気を押し付けるのはよくない。
できることなら一人でいたいけれど、そうすることができない場合はなけなしの元気を振り絞って、淡々とこなしていくしかない。
だけど、noteで暗い文章を書くのだけは許してほしい。
人間なんだから、落ち込むときだって絶対にある。
落ち込むときがあるからこそ、元気なときは楽しいのだから。
だから、元気が出ないときがあってもいいんだ。
元気が出ない自分のことを否定する必要もない。
元気が出ないときがあるというのは、きっといつも一生懸命いろいろなことを頑張っているからなんじゃないかと思う。
頑張りすぎて疲れてしまった心が「休め」と言っているのかもしれない。
またいつ元気が湧き出てくるかわからないけれど、
このトンネルを抜けた先には、いいことが待っているはず。
そう信じて、元気のない自分を受け入れていきたい。