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保護老猫おはぎちゃん

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2020年9月の敬老の日に保護したボロボロ老雌猫「おはぎちゃん」の記録。
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#保護猫闘病記

9月、始まりのおはぎちゃん

9月、始まりのおはぎちゃん

先月、やっとパートが決まりましたー!と打った矢先に、初日2日前の夕方、内定取消しの連絡があり、振り出しに戻ってしまった私です。なので又ひと月丸々おはぎ達と過ごせました。もう吹っ切れましたが、あれは何だったのでしょうか。謎です。一応職安に顛末を報告。職員の方もびっくりされ、その場で問題の会社に連絡&注意して下さいました。撤回されたら行かれますか?との問いに、行きません!と思わず即答してしまいました。

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8月の始まりのおはぎちゃん

8月の始まりのおはぎちゃん

おはぎが元気になってきたので、秋まで更新をお休みしようかなと思っていたんだけど、おはぎを保護した1か月半後にパートを辞めることになって、その後は専業主婦でおはぎの介護に専念出来ていて、春からぼちぼちネットでは検索しつつ、少し面接に行ってみたりもしていたけど、緊急事態宣言も出たりもあり、メンタルも凹み気味、おはぎの状態も歯を抜く前は良くなかったし、気持ちが進まずウロウロ...。思わしい所も見つからず

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先住猫、りんたろうの事

先住猫、りんたろうの事

4日前から、おはぎの食欲ががたっと落ちてしまった。とうとう来たかも...と思った。昨日の朝、試しに新しいメーカーの餌を与えてみた。...ガツガツ美味しそうに食べた。いつもの餌に飽きていただけだった(笑)ただ、口内環境がますます悪くなって来ているみたいで、唾液に時々血が混じりだした。毛繕いした部分にもうっすら色が付いている。不潔になるので、体を拭く回数を増やした。そろそろ彼女の身の回り品も、洗濯回数

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2月に入ってからのおはぎ

2月に入ってからのおはぎ

相変わらず微妙な関係なりんたろうとおはぎ。昨日もおはぎのリビング散歩中、お互い顔を見合わせると「シャー!」の言い合いになっていた。2歳と数ヶ月のりんたろうは、数ヶ月前まで「シャー!」という言葉を一度しか発した事がない、箱入り猫だったのに。

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2月に入り、血尿も止まったままで、尿量も通常成猫の2倍くらいに治まってきたおはぎ。通常1週間保つトイレシートの取り替えは、やっぱり3日置き

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りんたろう と おはぎ の微妙な関係②

りんたろう と おはぎ の微妙な関係②

おはぎの目やにが気になる今日この頃。拭いても拭いても追いつかないので、画像のおはぎは、これでも大分拭き取った後です。頑固すぎて、これ以上拭いたら目を傷つけそうなので、いつもこれくらいで止めている。目やには多いのだけど、推定10歳まで野良生活にしては、目はガラス玉のようにとても綺麗。瞳孔の開閉は少し鈍くなってるけど、白濁した様子もない。病気のデパートの様な子だけど、元々はかなり丈夫なのだと思う。家に

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りんたろう と おはぎ の微妙な関係①

りんたろう と おはぎ の微妙な関係①

画像は左が老保護猫おはぎ(メス)右が先住猫りんたろう(オス)です。年齢と男女差がはっきり出てる画像だなぁ...今冬毛なので普段スリムなりんたろうもモッフリと見えてます。

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おはぎが我が家に来た頃は、ひどい猫風邪も引いていて、病院でシャンプーして下さってたものの、まだ虫も付いていたし、感染力は弱いとは言え、猫エイズキャリア、他にも病気を持っていそうだし、臭いもあるしで、りんた

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今現在のおはぎ

今現在のおはぎ

画像はお散歩中のおはぎです。ずっと外暮らしだったおはぎにとって、家の中は知らないもの、不思議なもので溢れているのだろう。キョロキョロしながらいろんなものを探検して見て回っている。老猫とはいえ、やっぱりそこは猫で、気がつくとびっくりするような高さの所に居たりする。体重が通常の成猫の半分もないので(...というか3/1だったりするのかも)、身軽なのもあるのかな。抱き上げる時、あまりの軽さに毎回ドキリと

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血尿が止まらない

血尿が止まらない

おはぎは毛が薄いので、冬になって寒くなってきた頃に、試しに100均で売っていた、小型犬用の服を着せてみた。猫は服を着るのを嫌がるので、健康な成猫には着せないものだけど、老猫は防寒で着せても良いとネットに書いている記事を見たからだ。(但し、猫は毛繕いでストレスを解消しているところがあるので、毛繕い出来る部分は残しておかなければダメみたいだけど。)フードが付いていたその服を、おはぎは嫌がらずに着たのだ

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野良老猫を保護する現実...我が家の場合

野良老猫を保護する現実...我が家の場合

前回の続きの前に、書かなければと思う事が浮かんだので、忘れない内に書いておきます。

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老猫で病気のおはぎを保護してみたら、若い先住猫のりんたろうとは全然違う事がよく分かった。鳴き声も全然違う。かすれているし、声に張りもないし、音量も全然違う。

そして、体臭も違う。りんたろうの臭い、つまり若い猫の臭い?それとも飼い猫の臭いなのかな?猫好きの人は、嫌じゃない臭いだと思う。でもおはぎ

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黒い小さなツブツブの正体は...

黒い小さなツブツブの正体は...

おはぎが来て、先住猫りんたろうの様子が少し変わった。以前から甘えん坊のところがあったのだけど、さらに甘えが強くなった。私の後追いも増えたし、台所に立っていると下からよじ登ってきて肩に乗る。歩いていたら飛び上がって肩に乗り、ぎゅっと首に巻きつくかしがみつく。食事するために座ると必ず膝に座って見上げた視線を離さない、おはぎのゲージのある部屋に私がお世話に入ると「アオーンアオーン」と悲しげに呼び鳴きする

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看取る覚悟

看取る覚悟

おはぎはとても人懐っこい。野良だったのが信じられない程に。ゲージを開けたら飛び出してきて、膝にちょこんと乗って顔を見上げる。撫でてやると、今度は顔を私の腕やお腹に突っ込んでくる。膝の上で、これ以上どうしたらもっと愛を伝えられるの?と言わんばかりにドタンバタンと転げまわる。今まで人に甘えられなかった時間を一気に取り戻そうとしているかのようでもあり、命を助けてもらったお礼をこれ以上にないくらいに表現し

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老猫。骨と皮。

老猫。骨と皮。

画像は、家に来た当時のものです。

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老猫は、おばあちゃんらしく「おはぎ」と名付けた。
おとなしいので、触ってみる。鶏ガラみたいな背中でゴツゴツした骨が痛いほど触れる。骨盤もはっきりと触れるし見えている。脚の関節部分は毛が禿げてピンクの皮膚、そして骨が丸見え。猫飼い初心者の私には(初猫りんたろうを飼って2年目)、猫って毛がもふもふしてるイメージなのだけど、全体的に薄い。猫も年を取っ

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老猫を迎え入れる

老猫を迎え入れる

画像は見つけた当初の猫さんです。

野良猫を保護するのは大変だと聞くけれど、弱りきっていた以外に、この子は人を恐れていなかった。病院の先生に診察されている時も嫌がるそぶりもなく、「シャー」と言おうともしなかった。弱りきっていても猫は動物だから、通常は最後の力を振り絞ってでも抵抗するだろうけれど。先生は元々飼われていたんじゃないかな?とおっしゃったのだけど、この小ささだし、野良で生まれて、餌やりの人

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敬老の日に老猫を拾う③

敬老の日に老猫を拾う③

画像は当初の猫さんです。

昨日のおじさんの反応は、動物好きの人からしたら冷たいように思う人もいるかもしれないが、当たり前の反応だと思う。私も又、他に瀕死の猫に出会ってしまったら、もう目をつぶるしかない。確かにキリがないのだ。でもたった1匹なら助けられるかもしれない...と悩みに悩んだ末に病院へ連れて行こうと思ったのだ。野良猫の多い場所は、大抵餌を与える人間が存在する。餌場があるから野良猫が集まる

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