見出し画像

ぼくはエジソンになれない。-描いた夢の行方-

最近ふと幼い頃に描いた夢について考えることがありました。

夢や憧れは描いた姿その通りになることが素敵です。
けれど、必ずしも同じでなくて良い、
"内に秘めたその夢や想いをどう表現していくか”
を考え続ける事もまた、素敵なことではないだろうか。

そんな事を感じ、書いてみました。
______________
_______
___

僕が小さい頃、憧れの存在はエジソンでした。
”将来はエジソンみたいになるんだ”、そんな事を言いながら、
エジソンの「新しいモノを生み出す」事や「新しい価値を創り出す」「世の中を変える」といった姿が大好きでした。


時間は流れて、今僕は23歳。
今後、僕は果たしてエジソンのようになれるだろうか。

おそらく、その答えはNOです。
エジソンになる為の努力は何もしてこなかったし、これからエジソンになる為に自分が努力をしたいと思うのかもわかりません。

ならばこの夢は夢としてそっと仕舞えば良いのだろうか。
そんな考えを抱きつつあった僕の頭を砕いてくれたのもまた、エジソンでした。

エジソンは記者に成功の秘訣は何かと尋ねられ、こう答えています。
「私は1日18時間働き、人生的に見ても人の倍は働いている。その成果が出るのは当たり前だ。」

僕はその行動量に感銘を受けると同時に、内にある情熱を表現し続けることの重要性も感じました。
想いを内に秘めることはきっと誰でもできる。
その一歩先、描いた夢の行方をどのように辿るのか。

ここが夢を夢で終わらせない一つのあり方のように思いました。


「内に秘める情熱」を「物事の企画」として考えてみます。
物事を作り上げる際、人の個性は3つの領域に分類されるように思います。

①0から1を作る人/アイデアを生み出す人
②1を10にする人/アイデアをカタチにする人
③10を100以上にする人/アイデアをより多くの人に届ける人

人にはそれぞれの特性があって、自らを理解し、足りない部分は誰かに補ってもらう。
そうすることでバランスのとれた組織が誕生し、物事の企画もうまくいくと言った考えです。

エジソンで例えれば、彼は3つの分野の中でも①と③、アイデアを生み、その価値を広げる能力に秀でていました。
それは彼のアイデアノートの量やスポンサー集めのマーケティング方法を追っていくと体験できます。
一方、財務管理などはガバガバで借金をしては発明を繰り返し、組織としては綱渡りな部分もありました。


ここで話は描いた夢に戻ります。
幼い頃に描いた夢は①〜③のどこか。
自分は①〜③のどれが得意か、あるいは心惹かれるか。

夢を夢で終わらせるのではなく、今の時点に戻ってまた描き直すこと、
描いた夢の行方を自ら追って行くことが大切なのではないかと思います。


ぼくはエジソンになれない。
それは特性も経験してきた事も何もかも違うから。

でも同時に、エジソンも僕にはなれない。

理想の姿とは違っても、理想としたモノを部分的に取り込むことができれば、それも一つの立派な夢のカタチになるのではないでしょうか。

幼い頃の自分に胸を張れる。
そんな自分でありたいな、そんなことを思います。

ライ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?