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妻と僕のPMDD生活38日目

夫婦もあくまで他人同士です。

PMDD持ちの妻は少しの不調で不安になる。

PMDDとは生理前に不調を覚える病気。

不調とは鬱になったり、攻撃的になったり、
希死念慮が芽生えたり、暴れ回ったり、
あらゆる負の感情が大きくなること。

あくまでも妻のケースで皆がそうではない。

少しの不調は例えば少し寝つきが悪いと、
妻は予期不安に襲われてしまい、
ずっと「しんどい、ツライ」を連呼する。

ただ少し寝つきが悪いだけ。
時間にして6時間は眠れている。

側から見れば割と眠れている方だと思う。

でも以前通っていたクリニックで、
「睡眠が大事」と言われているため、
いつもより睡眠時間が短いと不安になる。

また過去に眠れないことがあったらしく、
その当時を思い出してしまうのだろうか。

PMDD中の妻は過敏そのもので、
壊れかけのスイッチが如く、
少しの言動に反応を示すようになる。

その時の妻に対して、
「考え過ぎだよ」なんて言ってはならない。

それこそ壊れかけのスイッチが、
沸々と熱を帯びて、やがて爆発する。

この世の悪を凝縮した暴言で、
妻は僕を心の奥底を攻撃する。

「お前に何が分かる?」
「〇〇だから〇〇なんや!」
「〇〇〇〇〇〇〇〇が!」

ほらnoteですら放送禁止用語だ。

では、こんな時どうすれば良いのか。

あくまでも妻のケースであり、
一様に正しいモノではない。

「話を聞いて時におうむ返しをする」
僕の場合は出来るだけこうしている。

妻が「しんどい、眠れない」と言えば、
僕は「眠れないのはしんどいね」と言う。

これが正解とは言えないけれど、
これが無難であるとは言える。

そもそも人間関係に正解はないと思う。

ただし失敗はある。
と思う。
「あの時こういう言葉を言えば良かった」
「あの時こういう行動を取れば良かった」

妻と出会って10年近く経つが、
妻との生活は反省の連続である。

そうやって行き着いた僕なりの答え。

もちろんケースバイケースで、
ただおうむ返しをしているだけだと、
「バカにしてるんか!」と妻は言う。

キチンと聞く姿勢を取って、
必要以上に助言をしないこと、
必要以上に行動をしないこと。

妻が求める言動はこんなところである。

夫婦関係なんて人それぞれで、
何が正しくて何が正しくないはわからない。

もちろん夫婦関係だけではなく、
友人関係や職場関係など、
人と人とのあらゆる関係に正解はない。
と思う。

僕は妻の心全部を理解するつもりはないし、
そんなのは死ぬまで分からない。

真の理解者なんてこの世に居なくて、
どこまで他人に寄り添えるか、
どこまで他人に譲渡できるかだと思う。

あえて妻を他人表記したのは、
自分以外の「他の人」だからだ。

他の人に僕の心は知り得ないし、
また僕も他の人の心を知り得ない。

だから良い。

他の人との会話や行動を通じて、
少しずつ理解が出来るのだから。

メガッパ

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