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サボリのさおりさん

サボリのさおりさん

「月曜日が憂鬱だ」なんて言うけれど、
私からしてみれば曜日に関係なく、
どんな日も日常は空気より重たい。

大学にはめっきり行っていない。
サークルは名誉幽霊部員だ。
もう行かないのに、
なぜ所属し続けているのだろう。

きっと私の小さなプライドだ。

2年前は確かにキラキラしていた。
期待に胸は躍り、そして桜は舞う。

今はバイトでドロドロの皿を洗う。

別にお金に困っているわけではない。

ただ社会での役割が欲しいだけ。
ただ人としての最低限を保ちたいだけ。

いつからなのか。
産まれてからずっとなのか。

私はサボリだ。

これから先もきっと私は、
楽な方、楽な方へと舵を切るだろう。

なんて思ってるうちに、
私は大学もバイトも辞め、
ただの「さおり」を生きることにしてみた。

昨夜眠れず浮かんだ物語の序章。

たまに頭の中で物語を作って、
自己投影をするクセがある。

ハッピーエンドもあれば、
バッドエンドもあって、
感情の浮き沈みにリンクしている気がする。

「サボリたいな」って。
「休みたいな」って。
「逃げ出したいな」って。

心のどこかでそんなことを思って、
さおりが出てきたんだろうな。

さおりって誰だ?

メガッパ

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