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#19 9つの視点

【私の仕事術:❷発想を膨らませるコツ】
発想の9つの視点(オズボーンのチェックリスト)

提案書や企画書の作成、キャンペーンの企画等、”考える”仕事をしていると、常に新しいアイデア、良いアイデアを思いつかないといけないと悩むこと、あると思います。

とはいっても、画期的なアイデアなんて簡単にでるわけもなく、出れば苦労しませんよね?

そんなアイデアを出すのに困ったとき、一つの発想法として「オズボーンのチェックリスト」を使って考えるのをおすすめします。

「オズボーンのチェックリスト」とは、ブレインストーミングの考案者として有名なA・F・オズボーンによる発散発想技法で、アイディアが浮かばない際に発想する切り口として利用する為のリストです。

具体的には以下の9項目となります。

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悩んでいる内容にあわない項目も当然あると思います。

まずは、IPPONグランプリや大喜利のお題のように「●●が拡大した、さてどうなる?」とちょっと遊び感覚でやるぐらいでいいと思います。

また、活用例として、昔、こんなケースがありました。

携帯電話のショップ店頭で、待ち時間が2~3時間当たり前とお客様からの不満も続出していた時代。何とか待ち時間を短縮しないといけないと現場はいろいろ考えますが、従来のやり方にとらわれて、短縮できても20分とか30分の短縮が限界だという時がありました。

そんな中、当時の社長が「20分、30分の短縮じゃ意味がない、むしろ30分で終わるようにしろ!」と大号令を出して接客フロー、業務フローを一から見直す事になったんです。

極端に「縮小」してみたらどうなるのか?という視点で考えさせたわけです。

カウンターでスタッフが受付していた内容を、店内の椅子で待っている間にお客様に直接書いてもらうよう「置換」したり、対応の手順を一部「逆転」させてみたり、紙で受付していたものをタブレットに「変更」し、スタッフが付きっきりにならないようにしたり。結果、30分で完了するまで至りませんでしたが、従来考えたものとは違う改善ができたという話を思い出します。

また違う話でよくあるのは、事業計画を作り、それをどう実現、実行していくかを考えるフェーズでは、目標を極端に「拡大」させて、これまで考えた事ないアイデアを引き出す取り組みもしました。

例えば、noteのフォロワーを1000人に増やすのが当面の目標とした時に、仮に10万人に増やすならどんな事をやるべきかを考えるというイメージです。やらなきゃいけないなと思うこと、大きく変わりますよね?

「応用」のように他社の真似をするのもいいですし、いろんな他社事例を「結合」してそのまま真似するのではなく、少し発想を膨らませてみるというのもありかもしれません。

あくまで一例ですがこんな感じで、オズボーンのチェックリスト、ぜひ試してみてください。


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