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トマトの挿し木で増殖栽培!

いつもお読み頂きありがとうございます。
前回から始めた新シリーズ「野菜作りと組織作り」。前回の記事は、野菜作りのきっかけと興味について記載しました。

今回は、ちょっと角度を変えてトマト栽培を題材に事業経営について綴っていこうと思います。どんなことにもやること自体の意味は薄いもの。自分の頭でその意味を見出し、さらなる興味を深めていくにはアレコレ妄想してみるのが面白い!!今回のタイトルからどんな展開になるか想像して是非お読みください!!


@ミニトマトはおススメ野菜

 ミニトマトは比較的栽培がしやすい上に、収穫量が見込めて楽しめる野菜の代表格だと思います。また、品種もたくさんあって、赤いトマトはもちろんのこと色だけでもイエロー、オレンジ、ピンクなんかもあって苗を買いに行くとウキウキ・ワクワクします。形もまん丸のものから細長いものもあって驚きますよ。苗の価格は品種によりますが、だいたい200円~300円くらいが多いですかね。

 私の場合、前年の熟れすぎた実や虫食いの実を土に埋めてしまうので時期になると畑のあちこちから芽が出てくるので最近は購入したことはありません。この場合、どんな実がつくのか見分けがつかないのでミステリアストマトとして育てています。

鈴なりミニトマト

また、花が咲いて実が付くと一房で10~20個程度できます。夏~秋にかけて上手くできれば買わずにその時期は毎日食べられます。
 屋外栽培ではミツバチが受粉に大活躍してくれます。ミツバチの観察もできて、親子で楽しめるおススメ野菜です。(うちの子はハチが苦手で逃げ回りますけど)

露地栽培はもちろんのこと、プランターやポットなんかでも行けるのでベランダなんかでも十分栽培可能ですので是非チャレンジしてみてください。

@トマトは挿し木で増やせる

トマトは、当たり前ですが1本の芽から伸びて花が咲き、実がなります。

トマトの苗

 この成長過程で、茎と葉の結合部に脇芽が出てきます。脇芽は別の幹に分かれて成長しそこでもまた花が咲き、実がなります。あちこちで脇芽が出てきて栽培を始めたばかりの頃は、たくさん実が出来るともったいない根性でこれを放っておいたら、ジャングル化して全体的にあまり実がつかなくなりました。(私の管理の場合)
 脇芽とりが、はじめの幹のみをきちんと成長させることに必要で大事な作業になります。ですが、シーズンの中の植物の成長はすさまじく放置期間が長いとあっと言う間に脇芽が伸びていきます。週末作業が基本の私は1週間ごとなので気が付いたら脇芽側からも花が咲いていることが多々あります。

可愛らしい花が咲いてますが心を鬼にしてハサミでバッサリと切ってしまい、ちょっと離れた場所にそのまま土に挿しておきます。

すると、さした脇芽の幹は萎れてしばらく苦しそうですが、根が伸び、独立した別の株になって成長していきます。すごい生命力ですよね、
萎れた状態では「がんばれー」と声をかけたくなる感じですが、そこから持ち直してお天道様に向かってピンと伸びた時は拍手です。
と言うことで、新しい株を購入しなくても収穫量がさらに増えるのでコスパも抜群です。

@新規事業の自立化

このトマトの挿し木をしてみて感じたことがあります。
はじめの苗として伸びた幹を既存事業として、脇芽を新規事業や派生事業とします。
もちろん既存事業の体制や利益を使って、チャレンジとして新規事業や派生事業に取り組むことができます。ある程度の時間をかけても可能なのはベースとなる既存事業がしっかりしているから成り立つわけですが、脇芽は成長するが、既存事業と組織に依存し対して実ができない甘えた組織にもなってしまうケースが多々あるのではないでしょうか。

既存事業体も新規事業を支えてやらないといけないので、栄養(収益)を回すので実(利益)はつけなくても生き延びさせる。そうすると枯れはしないが実(利益)が出来ない組織になっていく。

一方、脇芽をとって独立させられた幹は、最初は相当苦しい。
萎れても、ダメかと思いきや生き延びるために新しい根を出すことを決める。覚悟が決まると、退路を断って甘えをすて独立運営し、頼らず自らの意思で成長し、花を咲かせて実(利益)をつけ始める。

私は、新規事業についてはこの脇芽を切り離すタイミングに勇気と決断が必要だと感じています。

小さ過ぎれば、根付かず×
もったいないと切り離さなければ全体が×

とても事業経営に似ていると感じました。そして、美味しい実を収穫するためには、危機的状態を維持して生存欲求を高めさせないといけない。

トマトは水や肥料をやりすぎれば、水っぽい実や割れた実ができます。また病気になったり枯れたりします。適度に放置しするというバランスが大切。

これが難しい・・・、でも組織作り、人材育成に通じるところがありませんか?うまくいっても、いかなくても、楽しむ心が大事ですね。こんなこと考えて家庭菜園やっている人はいないでしょうね・・・。

 因みに、ミニトマトだけでなく中玉、大玉トマトも栽培したことがありますがこっちは難しい。雨が降ると水分を吸い上げ過ぎて実が割れました。割れた部分は虫の餌食に・・・。常においしい野菜を育てている農家の方々はすごい!感謝です。

読んでくれた方々、お付き合いありがとうございます。また、別の野菜作りからの考察をしていきます。

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