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【小説】小さな村で起きた悲劇

📚Iの悲劇
🖋️米澤穂信

村人が去り無人となった南はかま市の山あいにある村『蓑石』。その村を再生させるため、希望者を募り定住してもらおうと、南はかま市Iターン支援推進プロジェクトが立ち上がる。住居や生活の全般を支援する「甦り課」に配属された万願寺邦和は、簑石へ移住希望者のサポートを行うが、ある日予期せぬトラブルが起こりはじめ…

市役所の職員さんってほんとに大変な仕事ですよね…
堅いイメージとか融通きいてくれないとか色々聞くけどそうせざるを得ないんだろうな。
この小説に登場する「甦り課」も移住者の要望を聞いてまわるのがリアルで、騒音問題、住人同士の仲違いなどなど「うわーーこういう人絶対いる!」と何回も思いました。
上司の課長が仕事へのやる気が無くいつも定時で帰るところや、危なっかしい新人なんかも働く人には共感できることだらけ。
最後はまさかの衝撃展開でした。

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