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茜色の夕日/フジファブリック

大好きなフジファブリックの曲達を
語彙力ないながらに、
1曲ずつ思っていることを
投稿していこうと思います。

第14弾は

茜色の夕日

聴き継がれるべき、名曲ですね。

フジファブリックが初期の
富士ファブリック名義の時からある曲。
志村正彦さんが山梨県から上京して、
すぐに書いた曲がこの曲。

昔からある曲なので、
メンバーチェンジごとに
音源がたくさんある曲。

それ程、この曲は
志村さんにとって
思い入れのある曲
ということが伺えます。

ちなみにシングルだけではなく、
インディーズ時代のカセットテープ、
アルバムのアラカルトアラモード
アラモルトFAB FOXSINGLES 2004-2009
FAB LIST1、その他諸々…
茜色の夕日は収録されています。

私のコレクション。途中からファンになったので、
リアルタイムで集めたものではないですが、
茜色の夕日が収録されている類の一部です。


茜色の夕日を聴き比べると、
インディーズ時ほど
志村さんの歌声が若く、
少し曲調も早め。

メジャー時は安定したリズムで
歌を聴かせるような表現が
強いように思えます。

私がフジファブリックに
ハマりだしてから、
2013年に昔の掲載雑誌や、
初回限定のCDなどの
掘り出し物を探しに東京に来て、
その時に茜色の夕日
ジャケット写真になった
高円寺の陸橋にも行きました。
(上記見出し画像はその時の写真です。)

その他にロサンゼルスクラブの
外観だけ見たりしましたが、
初めての東京はなかなか疲れましたし、
帰りの空を見る暇がなかったんですが、
高円寺の陸橋の景色見たときに
茜色の夕日が自然と
脳内に流れたのを覚えています。


歌詞について


故郷から上京した中で
ふと茜色の夕日を眺めながら、
好きだった君を思い浮かべる。

君の小さな目から溢れる
大粒の涙を忘れられず、
感傷に浸る。

君に伝えた情熱(好きの気持ち)も
呆れるほど情けないくらい伝わらない。
虚しい気持ちも拭いきれないまま、
もう本音を言うことが出来ないと
無責任に投げ出し、相手を傷つける。

そんな不甲斐ない思い出に浸りながら
東京の夜空を見上げ、
見えないと聞かされていた星が
見えていることに気付かされる。

そんな解釈をしていますが、
シンプルな歌詞なだけに
色んな捉え方が出来る歌詞ですね。

僕じゃきっと出来ないな 出来ないな
本音を言うことも出来ないな 出来ないな
無責任でいいなラララ
そんなことを思ってしまった
しまった しまった

茜色の夕日/フジファブリック Cメロ歌詞より

上記の歌詞のフレーズに
個人的にいつも助けられています。

何もできない不甲斐なさを
歌ってるんですけど、
落ち込んでる時にすごく心に染みて
寄り添ってくれてる気持ちになるんです。
完璧な人はいないから、
別に無責任になっても良いんだと。
そんな勝手な解釈もしています。


曲について


感傷に浸る時って、
景色を眺めたりしながら、
色々思い出したりすると思うんですが、
茜色の夕日
まさにその状況の代名詞な曲。

曲名には東京とは書いてないけど、
曲聴くと上京ソングってのが
よく分かりますね。

Aメロもギターの
GコードとCコードで
構成されていて、弾き語りしやすく、
親しみやすいメロディーです🎸

そう!!シンプルに良い曲です!!
誰にでも歌えそうな曲。

あれは…東京に出て来た時に、バイトも決まってなくてバンドも決まってなくて、やる事がなくて…家でドラマ見たり映画見たりしてボーッとしてたんですけど、その時ヒマだからギター弾いてたらなんとなく出来た。自然に。歌詞は後です。

この曲は例えば田舎から東京に一人で出て来て、そこで思った事を書いたつもりなんですけど、あの、地方出身者の方はそうゆう風に思うと思うんですよ。だから共感じゃないけど、少しでも…この曲に考えられる物が浮かんでくれたら幸せですね。曲作って良かった、みたいな。

お客さんとして見てたとして、自分がコピーしたくなるようなアレンジをやりたいですね。歌にしろ覚え易いキャッチーなメロで。演奏面に関しては面白い、コピーしたくなるようなアレンジをやりたい。(志村正彦) 

クイップマガジンvol.30より

ただ、この曲をカバーしてる
アーティスト意外と少ないんですよね。
CDなどの音源としてカバーがあるのは
菅田将暉さんと、クラムボンさんと、
The SALOVERSさんの3組!

よくyoutubeで上がってる
奥田民生さんや氣志團さんは
イベントや弾き語りのみで
CD化されてないんですよね。

それでいて、若者のすべて
たくさんのアーティストに
カバーされたり、
山内さんにボーカルが変わった現在も
歌い継がれていて、
今ではフジファブリック=若者のすべて
と言われるくらい名曲とされていますが、

茜色の夕日は現在、
山内さんにボーカルが変わった後も
歌われず、演奏のみで、
知る人ぞ知る上京ソング…
そして名曲なのかもしれません。


茜色の夕日の“君”と同じ月の“君”


フジファブリックは
2009年に発売したCHRONICLEって
アルバムに同じ月って
曲があるんですけど、

その曲の歌詞の"君"と
茜色の夕日に出てくる"君"が
同じ人のような気がするんですよね。
その同じ月について書いてることを
下記にリンクしてるので、
よろしければ読んでみてください♪


茜色の夕日のその後…

志村さんの茜色の夕日の思い入れがすごいのは、
フジファブリックのライブ映像のMCで
度々語っている部分がありますが、
中でも夢が叶った地元凱旋ライブの
MCでも語っていました。
プロミュージシャンになることの
苦労を語った後、
茜色の夕日のこと少し語り、曲に入ります。

そしてこの曲は
数々の夢の1つだった、
フジフジ富士Qのライブで
憧れの民生さんが歌っています。
youtubeにupされていました。↓

もう1つの夢だった
日本武道館のライブでは
山内さんが歌うのではなく、
みんなで歌っていました。
枠な演出ですね。DVD見て泣きました。
(下記リンクは全曲じゃないので注意。)↓

いつかは来るのか分かりませんが、
恐らく、現在のフジファブリックでは
茜色の夕日を山内さんのボーカルで
やることはないと思います。

きっと志村さんの思い入れの強い曲だと
分かっていてのことでしょう。

それでも、茜色の夕日
フジファブリックの
永遠の名曲であり、
聴き継がれるべき曲だと
私は思います。

それは志村さんの故郷
山梨県富士吉田市の
夕方5時のチャイムも
物語っています。

茜色の夕日は志村さんの命日に合わせて、
若者のすべては志村さんの誕生日に合わせて、
今では毎年、故郷の富士吉田市の
防災無線のチャイムになっています。

私も2013年に1度だけ、
茜色の夕日のチャイムを
聴きに行きましたが、
本当に素敵でした✨

また、チャイムだけでなく、
富士吉田市を走っている
富士急行の下吉田駅の列車接近曲になんと、
茜色の夕日若者のすべて
そのまま歌声ごと採用されることになりました。

歌声をそのまま接近曲なんて、
聴き継がれる曲として、
すごく力を入れています。
そして聴きに行きたいですね✨



いかがだったでしょうか✨
正直、茜色の夕日という名曲を
紹介するのにかなり緊張しました。
何せ、私が大好きな志村正彦さんが
フジファブリックの曲として、
1番と言っていいほど思い入れのある曲。

曲をうまく紹介できたか
心配ですが…

これ読んで、伝わらなくとも、
たくさん曲を聴いてくださって、
新たな発見が生まれて
聴き継がれたらとても嬉しいです。

また次も気まぐれで1曲ずつ紹介と
思ったことを投稿したいと思います☆


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