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旅の記憶 晴と鹿【山陽】

記憶は、ぐんっと遡って入社式の頃。スーツ着てるとやっぱりシャキッとする。そんなスーツを着て旅立った晴れの国おかやま。翌日は、オフ。鹿に遭遇。スーパーは、カープ一色。そんな旅です。


3.31
販売員として売り場に立っていたので、怒涛のラスト(品出し、入金、日報)を終えて帰宅したのは日付をまたぐ手前だった。
手元には、明日早朝の新幹線のチケット。

4.1
入社式は、岡山にて。北海道・沖縄あたり以外は日帰り推奨のスーパー弾丸入社式。関東組は、もちろん日帰り対象。

前日、遅番だったこともあり当時の店長の優しさで翌日はお休み!さらに次の日も遅番だったけな。

迷わず、倉敷のホテルを予約していた。(ただ単に倉敷という街に泊まってみたかった)
さて、どこへ行こうかなと思ったところで桜の時期ということもあり行ったことのなかった広島に行くことにした。目的地は、厳島神社と原爆ドーム。以上。配属が3月1日付だったこともあり、時間をつくることができず事前リサーチはほぼなし!
きっといい旅になるっしょ!な旅の始まり。
桜の開花状況だけは、随時調べていた。

早朝の新幹線で岡山へ向かうのだけれど、名古屋東京間になれてしまっていてなかなか遠く感じた。これで日帰りなんて勿体なすぎる。日帰りで帰したいなら飛行機チャーターどうかしら。なんて言えない..よね。

入社式を終えて、倉敷へ。夜の美観地区を散策して就寝。

4.2
昨夜訪れた美観地区だが、夜桜より朝の光に照らされた桜がそりゃもう美しい。美観地区は、倉敷川が中心に流れ左右に白壁の蔵屋敷、柳並木が並んでいる。春は桜も咲き、晴れの国 岡山のきらきらと光る太陽に映える。入社式の次の日にこの景色が見れるとはなぁ、これから始まる1年目もきっときらきらな未来だろうと錯覚してしまう。(実際も、8割ほど恵まれてた)

そんな朝の美観地区をあとに、青春18きっぷでさらに西へ。

電車と船を乗り継ぎ、厳島へと向かう。雲ひとつない晴天の青空とともに鹿たちが迎えてくれた。奈良の鹿は、有名だけど厳島にも鹿がいるだなんて知らなかった。

広島湾に浮かぶ厳島。そんな海の上に建てられたのが、厳島神社だ。潮の満ち引きによって、海に浮かんでみえたり鳥居まで行けたりもする。友人は、満潮に合わせて広島旅行の計画を立てていたっけな。
宮島観光協会のホームページで、調べることもできるので計画を立てる際の参考に!
https://www.miyajima.or.jp/sio/sio01.html

鳥居だけでなく、平舞台も日本三代舞台のひとつ。廊下も歩くことができ、全体に見応えがある。お昼は広島焼きをいただき、揚げもみじを手に厳島神社をあとに。

フェリーで宮島口へ戻り、市電で平和記念公園へと向かう。平和記念公園は、桜の名所としても知られ地元の人たちが河川敷でお花見をしていたのも印象的だった。岡山もだけど、やっぱり水がきらきらしてて美しかった。原爆ドームを目の当たりに、当時の様子を想像してより一層平和を願う。

帰りは、広島駅に戻りデパ地下食品売り場へ。これがほんと衝撃で、広島カープとのコラボパッケージが棚一面に並びどこを見渡しても真っ赤なのだ。

名古屋にいたときも、ドラゴンズブルーを見かけ地元愛を感じたが比にならないくらいのカープ愛だった。カープ愛がひたすら強い真っ赤なスーパーを目に焼き付け、広島をあとに。

はじめての広島は、最後のカープですべてが上書きされたステキな街だった。市電が走る街はやっぱり素敵だよな、という持論。広島電鉄は、8路線があり日本最大の路面電車のようだ。

そんな春の山陽の旅だった。

岡山は、学生時代デニムの衣装を製作していた頃にデニムの街"児島"に訪れたことがあった。(名古屋から青春18で日帰り)香川へも丸亀市猪熊弦一郎現代美術館に展示会"拡張するファッション"を見に青春18切符で行ったっけな。

山口は、学生時代行ったことがなく昨年絶景を求めて1泊2日で旅をした。ちょうど、東京が台風直撃で帰りの飛行機が1時間ほど遅れてたっけな。夏の終わりの山口、良かった。トンボがたくさんいたのは、びっくりした。

そしてエモかった、ノスタルジー山陰。これも昨年。山口の2ヶ月後くらいの11月。あー、旅がしたいなぁ、紅葉をみたい、と思って直前に予約をして珍しくばちばちに計画立てて(車のない旅だったのでバス時間、電車時間を調べないと行き当たりばったりではなんともならなさそうだった、立てていたものの色々あったなぁ...)秋の山陰はほんとうに良かった ... 蟹の解禁後がおすすめです。そこまで調べきれておらず、解禁3日前くらいにいった... 蟹の旗が立ってるのにまだ蟹は解禁してないという悲しさを味わった。次行く時は、ちゃんと調べていこう。


南から陽が当たる山陽地方、その影となる山陰地方。そんな名前の由来だけど、どちらも魅力が詰まっててとっても記憶に残る旅だった。山陰山陽編として、近々まとめよう。

やっぱり、"旅"っていいな。ゆるりと、次の旅を仕込んでいる。


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