愚痴

　
　私を遊んで簡単に捨ててくれればよかった。　
　私を大好きだと笑って言うな。
　私を抱くな。
　私の手を握ろうとしないで
　私だけだと言わないで
　私にプレゼントなんて贈らないで
　私にだけ泣いた顔を見せないで
　私に側に居てほしいなんて言わないで
　私が側に居て欲しいときに真っ先に会いに来て抱きしめるな。
　笑顔で、私と「ここに行きたい」と思い出を作ろうとするな。
　私の誕生日を嬉しそうにケーキを運ぶな。
　困った顔で、私困らせるな。
　甘えた声で私に囁くな。
　私を抱きしめながら、気持ちよさそうに寝るな。
　私の作ったご飯を美味しそうに食べないで。
　私が行きたい所につれてくな。
　優しくしないで
　もっと嫌って欲しい
　季節が変わるたびに季節に咲く花を贈るな。
　写真を撮るたびに笑って楽しそうにするな。
　思い出の場所を増やそうとするな
　自分だけが苦しい思いをしてると思うな
　自分だけが愛されてないと思うな
　自分がヒロインだなんて思うな
　私との未来を見ようとするな
　私に「あいしてる」なんて言うな。
　私にしか見せない顔をするな
　私に愛のこもったラブレターを書くな
　守れもしない約束をそのラブレターに書くな
　私を信用できないなら離れてよ
　私と別れたいなら早くそう言ってよ
　私を独占しょようとするな
　もう私に構わないで欲しい
　私との未来が見えてないなら、なんで側に居てくれたの？
　何故、離してくれない。私は都合のいい女にはなれやしない
　　
　私は、貴方を愛した時間全てフォルダーにしまって全部まとめて私から捨ててやる。私のほうから、あんたなんて必要ないって叫んで全ての思い出を無かった事にして全て私だけの独りよがりの夢の中の話にする
これできっと私は乗り越えられると信じる

こんな事ができるなら私はきっと貴方と過ごした時間をこんなふうに書いたりしないだろう。だけどきっと貴方に私の想いを話したところできっと貴方は逃げ道を作ろうとするでしょう。