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現場からは以上です。2nd

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「現場からは以上です。」マガジン内のnoteが100を超えたので、2ndマガジンを作りました。 「地域の魅力とITの力で小売はもっと面白くなる!」をモットーに働く中で感じたこと、…
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#読書

100分de名著を、100分de語る。

100分de名著を、100分de語る。

昨年からめちゃくちゃハマっている100分de名著。
海外でどうしても読みたくなった本を電子版で探していたら100分de名著のテキストを発見し、『なんだこのわかりやすさは…!』と感動したのが出会ったきっかけでした。

そこから番組も見るようになり、年末には愛が高じてこんなおすすめnoteを書いたことも。

この半年ほどで20作品はみたと思うのですが、みればみるほどMCの伊集院さんの言語化力の高さや指

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古典や名作を挫折せずに読み切る秘策 #BOOKTALK

好きな作家を聞かれたとき、高校生の頃から答えていたのは三島由紀夫と山崎豊子、そして松本清張。
教科書に載っていた作品にハマって夏目漱石や梶井基次郎の他の作品を読んだり、みんなが『恋空』にハマっている中で三浦綾子の『塩狩峠』で号泣したり、読書家としてはやや古風な人生を歩んできました。

大人になった今もその趣味は変わらずで、毎月まとめている『今月読んだ本』を眺めていると本屋さんのベストセラーの棚には

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硯田悪歳無く、酒国長寿有り。

硯田悪歳無く、酒国長寿有り。

9月に入ってからの3週間は、『息つく暇もなく』という比喩がこれほどぴったりくることもないと感じるくらいにめまぐるしい日々だった。

『忙しい』を言い訳に約束を破るのは社会人としてあまりよくない態度だと思っているので、マガジンを含めnoteがほぼ更新できていなかった点については完全に私のスケジューリングの甘さゆえです。すみません。

とはいえ『大変だった』と言い訳するのは自分の主義に反するので割愛す

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「いいコミュニティ」の作り方 #コミュニティを考える

「いいコミュニティ」の作り方 #コミュニティを考える

昨日は、佐渡島さんと一緒に代官山蔦屋さんで登壇させていただきました。

佐渡島さんと語るコミュニティ論は、これまで私なりに考えてきたことに対して『それは違うと思うんだよね』と指摘していただくことがたくさんあり、どっちが正しいかではなく、自分の思考を深めるきっかけになりました。

特になるほどと思ったのが以下の3つ。

①最強のコミュニティはアメリカ
②ジャニーズは40年も前からコミュニティを意識し

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"自然"であることを目指す

"自然"であることを目指す

私がプロジェクトを動かすとき、大切にしていることのひとつに『自然であるかどうか』という基準があります。

会議の中でも、
『それって不自然じゃないですか?』
『こういう方が自然ですよね』
というように、『自然』という単語を口にする回数が誰より多い自身があります。

自分がユーザーや参加者になった場合、その流れや仕組みを自然に感じられるかどうか。
もし少しでも不自然に感じるところがあれば、自然な流れ

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GW中に読む!積読消化リスト2018

4月に新生活がはじまってから早10日。

まだ会社員としてのリズムが掴みきれていませんが(というかフリーランス時代とほぼ変わらない生活をしている)、あっというまにGWの時期が迫ってきました。

私の場合は長期休みと言えば旅行!…などはせず、家でひたすら積読を消化するのが毎年恒例です。

特に長期休みは普段のちまちま読書とは違って、気合いをいれないと読みきれないもの、上中下巻ある長編小説など、時間が

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なぜ、いま「思想」が重宝されるのか

なぜ、いま「思想」が重宝されるのか

「リーダー」というと、カリスマで人を引っ張っていくようなイメージがいまだに強いのではないでしょうか。

しかし、ここ数年の間に、成功するリーダー像が「引っ張る人」から「思考する人」に変わりつつあるような気がしています。

今求められているリーダーは、まるでブルドーザーのように道なき道を行く人ではなく、ひとつの場所でじっと思考を巡らすことができる修行僧のような人なのかもしれません。

なぜ思想家型の

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本当の意味で「歴史を読む」ということ

本当の意味で「歴史を読む」ということ

今年に入ってから、急に幕末史にハマっている私。

もともと高校時代は地理選択だったこともあり、歴史には興味がないどころか苦手意識をもって過ごしてきたにも関わらず、急に幕末史に詳しくなったきっかけは勝海舟の談話集を読んだことがきっかけでした。

勝海舟の名言である
「行蔵は我に存す、毀誉は他人の主張、我に与らず我に関せずと存候。」
が好きで、自分の座右の銘にもしているのですが、この言葉がどんな文脈で

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読書とは、新しいフィルターをインストールすること

読書とは、新しいフィルターをインストールすること

先日おすすめされて読んだ「人生の勝算」。

成功する人のマインドセットはもちろん、エンタメビジネスやファンづくりについて徹底的に考え抜いてきた人ならではのコミュニティ論も、非常に勉強になった一冊でした。

そしてこの「人生の勝算」を読んだ直後に、コミュニティという観点からとても興味深いお店に出会いました。

このお店を出た後に考えたのは、「人生の勝算」に書かれていた「コミュニティ形成の5つのエッセ

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いつ読むか、ということ。

いつ読むか、ということ。

3日の深夜(正確には4日に日付が変わった頃)に公開した「すべて失ってもまだ、私には「書く」ということが残されている」という記事。

普段は朝公開することが多いのですが、今回は珍しく夜に公開してみました。

それはただ休日だからというだけではなく、GW初日の深夜にこそ読んでほしかったから。

GWの初日を楽しく過ごした人には届かなくてもよくて、GW初日に夜ふかしをしている人に向けて書いたものだからで

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人生初の、「本を読まない週間」を作ってみようと思う。

人生初の、「本を読まない週間」を作ってみようと思う。

昨日「『読む』ことの弊害」という記事を書いてみて、ふと「そういえば私、これまで本を読まずに過ごした日なんてないかもしれない!」と気づきました。

物心ついたときから、というよりもはや生まれたときから「本」というのは私の生活の中に深く根を下ろしていて、何も読まずに終わった日なんて1日たりともないんじゃないか、と。

出かけるときにカバンにいれるのは、財布と鍵と携帯と、そのとき読みたい本。

それも気

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