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映画時評:いい映画とは観終わった後でも心に残るものだ。「せかいのおきく」は未だに心にある。

最初に映画感想を書いた際はネタバレ前提で書いたので、観ていない方にはこの映画の良さを十分紹介できていないので改めて書いてみたいと思う。
とてもいい映画だがあまり認知されていないようなので、勝手に宣伝を買って出ていこうとしているわけなのだ。
この映画は「映画が好き」とおっしゃるならば是非観ておく映画だと思う。

出演者、監督、関わる人々は錚々たるメンバーでそれだけで期待を裏切らない。
時代劇と聞いて関心を失う人もいるかもしれない。でもそれは杞憂だ。ただの設定の問題だ。
ただ一つ最初に警告を示す必要があるのは、アナタがある概念に対して一定の考え方を持ってしまっていてそれを二度と変えることが出来ないタイプの人ならばこの手の映画は観るべきではない。

変化しつつある時代にあって純真な精神を持って生きる人々を描いた作品であり、かつての「良かった」我々の生活もこうであったろうと思える下町の風景も垣間見える。
良き人悪しき人、どの時代にもいるが、人々の価値観がこれから変わっていくだろうという時代にあって、まだまだついていけない人や、変化を感じ取り未来を見て希望を抱く人もいる激動の時代の前哨戦のような時期なのか映画の人々の多くの時間の流れはまだゆったりとしている。
その中で自身に素直であろうと生きる「おきく」。

「武士の娘の生き方」という「枠」から「せかい」を意識しだしたこれからの彼女の生き方がボクは是非とも見てみたい。

では、お聴きください。AI(Suno)の力を借りてイメージして作りました。w
(なんでやネン!)

いや~、技術の進歩はオモシロイ。
こんな自己表現もできるのだから。
時代劇とイメージは違うけど曲は良いモノが出来たと思う。完ぺきではないけど。

では、是非皆さん、機会があれば見てください。


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