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あなたの愛する「かわいい」エッセイコンテストの投稿作品

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あなたの愛する「かわいい」エッセイコンテストの投稿作品をまとめたマガジンです。https://note.com/quickbooks/n/ned8d4a48da20
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【あなたの愛する「かわいい」エッセイコンテスト】の結果を発表します!大賞作品は…

impress QuickBooks編集部では、2020年5月1日から10日まで【あなたの愛する「かわいい」エッセイコンテスト】を開催しました。 今回は短い期間のコンテストにもかかわらず、なんと63本ものご応募をいただきました。素晴らしい作品をご投稿いただいた参加者の方々、本当にありがとうございます。 応募作品の一覧は、こちらをご覧ください。 それでは早速ですが、厳正なる審査のうえで選ばれたコンテスト受賞作品を発表いたします! 【審査結果発表】★大賞★ 今日も推しの「

「かわいいは自分のため」って、ちょっとうそついたかも

”かわいい”が好きなのは、そんなに良くないことなのだろうか。 「誰のためにやってるの?それ」 咎めるような口ぶりに、少し背中が丸まってしまったような気がした。 辛うじて疑問形を保ってはいるものの、それが純粋な興味から出た言葉ではないことは、わかる。 コスメにネイルポリッシュ、ひらひらしたスカート、ふんわりした袖のブラウス。 見ているだけでわくわくする、”かわいいもの”が好きだった。 同時に、”かわいいひと”になりたかった。 ちょっといいトリートメントでサラサラになった髪

青春は武者小路実篤のかわいさに捧げた#わたしの愛するかわいい

「今日、むしゃさんがね、すっごくかわいくてね!」 が、高校生のころの口ぐせだった。 むしゃさん、とは武者小路実篤のことである。 今日あったことのように、さっき本で知ったエピソードを話しまくった。 友人らは「へいへい」と聞いてくれたけど、きっとうざかったね。聞いてくれてありがとね。 * * * チャイムが鳴って、友人の待つ教室に向かう。階段を3階分、降りなくちゃ。 むしゃさんのエピソードを思い返す。ふふ、やっぱ、かわいいなぁ! 手すりに手を滑らせつつ、階段を駆け下りる。

男がかわいく思えたら

いつだったかの温泉旅行で、とある女友だちが酒を煽りながら、そんな熱弁をふるった。 明らかに酔っ払ってスイッチの入った彼女の発言に、私たちはひとしきり笑ったあと、 「「「わかる!!!」」」 と何度も何度も頷いて、ワイングラス...もとい紙コップを揺らし、枕をかかえ、布団の上を転げまわって、いかに男の「かわいい」がキケンかを話し合ったものである。 酔がすっかり醒め、時間が経った今でも時折、この言葉を思い出す。 これほど真実の詰まった格言があるだろうか。 男の「かわいい

「かわいい」はすべて料理本が教えてくれた(そしてそれはつづく)

ある対象を「かわいい」と感じること。 それは本当に人それぞれで、それこそ育ってきた環境、与えられるものによって大きく変わる気がしています。いったいその価値観はどうやって作られていくのでしょうか。いろいろな人にかぶりついて聞きたいくらい興味のあるテーマですが、まずは自分の話をしてみます。 私に「かわいい」を教えてくれたのは、料理本です。中でもこちらの本の影響は絶大でした。 「キッチンへおいでよ」と「ランチはいかが」。少女小説家の小林深雪先生が作った本で、子ども時代に買った

チャイナドレスに憧れて

「好きな映画を4本紹介する」というバトンがツイッターでまわってきたとき、その1つにこの映画を紹介しました。 「花様年華」(In the Mood for Love) 花様年華というのは、「人生で最も美しい瞬間」という意味だそうです。 上映当時のキャッチコピーは、 ”女は顔を伏せ、近づく機会を男に与えるが、男には勇気がなく、女は去る。” (改めて調べました)  舞台は1962年の香港。 同じ日にアパートの隣りどうしに引っ越してきたチャン夫人(マギー・チャン)とチャウ(トニー

見えなくていいよ、手のつなげる「推し」たちへ

大学生になって、自分の周りでとてつもない存在感をもつようになった人たちがいます。 それは、大学で出会ったたくさんの後輩ズです。 自分は少人数の中学校から県内の高校に進学し、人数のあまり多くない部活をして高校時代を過ごしました。大学生になって「たくさん先輩がいる」うれしさをいっぱい享受していたのですが、2年生に進級してから今に至るまで、「後輩」という存在がどんなにも愛おしいか ということを感じ続けています。 「先輩」と呼んでもらえるようになって3年目。まだまだこそばゆい気持

「かわいい×〇〇」 #わたしの愛するかわいい

2009年の冬のことです。私は画面の中にいるある1人の男性に心を奪われました。整った顔。細身で色が白く、ふわふわとした黒髪。笑うと少しだけ上がる口角。綺麗な茶色い目は透き通ったガラス玉のよう。 ――かわいい……。 私が恋に落ちた相手は国民的アイドルグループ、嵐の二宮くんでした。その日以来、寝ても覚めても私は彼のことばかりを考えるようになりました。私と彼とでは住む世界が天と地ほど違うのは重々承知でしたが日を追うごとに、そして彼のことを知る度に好きだという気持ちは大きくなるば

だからどうした、私にとっちゃかわいいんだよ

「かわいい」と聞くと、やっぱり思い浮かべてしまうのは大好きなアイドルたちのこと。 こんなご時世だから最近は毎日彼ら/彼女らのコンサート映像を見て、画面に向かって息をするようにかわいい、かわいいと叫んでいる。ツインテールをぴょこぴょこさせて目いっぱい踊る姿、ソロパートで音を外すまいと手を動かしてリズムを取るところ、目線の向け方逸らし方、会場のファンへのとびっきりの笑顔...どこを切り取っても最高にかわいいのだ。 なんて、にこにこ(にやにや?)しながら話すとごくたまに「かわい

かわいいだけしか要らない。

3歳のときから会っていない本当のパパに感謝しているのは、私の容姿がどちらかというとパパ似だってこと。特に気に入ってるのは大きい目と肌の白さ。胸がやや大きめなのも、パパのお姉さんを見ればこっちの家系のおかげなのは分かる。芸術に造詣が深いのもパパの家系。私は造詣が深いとは言えないけれど、絵や言葉や音楽や映画が好きなのはパパのおかげ、だよね? もちろんママにも感謝してる。ママの家系は一族そろってスレンダーでスタイルがいい。ママのかわいい声も、多分受け継いでる。私はママの声も自分の

かわいいは、あふれでるもの

「かわいいは作れる」とはよく言うけれど、それはあくまでパッケージのおはなしで、内面のかわいさを作ることは難しいと思う。内にあるかわいさは、あふれ出るものだから。 そう思ったのも、かつての私が、かわいいを作っていたからだ。 *** 中学に入学したての頃、私は自分の居場所を見つけるのに必死だった。そんな中、誰かが私の何気ない仕草を「かわいいね」と言ってくれたんだと思う。 これだ!と思った。 それからというもの、私は「かわいいキャラ」で生きていこうと決めた。漫画のキャラみ

かわいいは鎧

小学生の時に、道徳の時間にそれぞれの長所を書いて紙を交換するという時間があった。 「ともだちを褒めよう」という趣旨で、それぞれ席が近い子と「字が上手」とか「おもしろい」とか「足が速い」とか卒業アルバムのクラスランキングに載りそうな言葉を並べた紙を交換する。 わたしは、ある女の子の紙に「かわいい」と書いて渡した。 その子はクラスで1番めか2番めくらいに顔が可愛いけど、すぐに女友達の悪口を言ったり仲間はずれにするくせに、先生や男の子の前ではいい子の顔をする女の子。 それを受け取っ

私のなかにある中心線

そっちゃんです。 実は今日はうちのママが「ど〜ん!!」 このコンテストに参加したい!と言うので そっちゃん日記はお休みしてママが主のエッセイを書きます。 突然のママ登場でそっちゃんnoteのコンセプトから外れてしまい申し訳ないです。 どうしてもママが書いてみたい!と言うのでママの熱意に負け今回バトンタッチします。 今度、ママの自己紹介のBlog書いて改めて僕のママのことを紹介しますね。 少し長めになりますが読んで頂けたら嬉しいです。 では、では、そっちゃんはまたです。  

黒くてかわいくて

朱雀は私の家族であり、可愛い親友だ。 出会いは2年ほど前、当時のお世話をしていたブリーダーのおじさんの施設だった。 活発な黒柴のメスで、頭にわずかながら茶色い毛があった。 「引き取り手がいない」 と、おじさんは話していた。同情でも何でもなく、私は茶色い毛のあるこの黒柴をどうしても家族にしたかった。恐らく、直感で。 両親とも話し合い、朱雀に決めた。 日本犬らしい品のある名前にしたが、親しみをこめて「すーちゃん」と呼ぶことになった。 仲良くなるのに、玩具や散歩のやり