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人生の山と谷。浮き沈みで起こることとは?

Voicy No.0244 11月28日放送 
本文を音声で聴きたい方はこちらからどうぞ!


ドイツに逆転勝ちした森保監督。


2022年サッカーワールドカップで
日本代表チームの森保監督は
初めは戦術を酷評されて
「この無能監督。代われ」みたいになっていたのが

格上のドイツに逆転勝ちし
監督としての評価を挽回しました。

じゃあ、コテツはファンとして
どう思っていたのかというと
この人でワールドカップに勝てるのか
と本当に思っていた。

だけど
サッカーがちょっと好きなだけの
オレのようなファンの思いつきなんて
当てにならないじゃない?


いい時も悪い時もやる時はやる。


これは何の話かというと
オレは仕事がめちゃくちゃうまくいった時と
とんでもないマイナスになってしまった時があって、

またこうやっていろいろな方と
いい仕事を頂ける状況になっても

やるべきことをやっていく
一喜一憂しない
くだらない短期的評価に自分を合わせない

そう決めているのです。

山と谷を経験して思ったのは
結局人がどうなるかなんて
わからないからです。

オレだって
森保監督がこんな出来事を
起こすとは思っていないから。

だけど、
大きく批判するほどのこととは
思っていなかったし、
もう森保監督でやるしかない
と思っていたぐらいです。


目利きができない人々。


何が言いたいかというと、
大部分の人は
ものの価値とか人の能力の
目利きができないということです。

オレが数百人の社員を雇って
会社をやっていたときに

新卒で毎年何十人も採っていたし
中途でも何十人でも採って
トータルで数百人採用していましたが
面接では、ほぼ見抜けないと思っているわけ。

これを言ったら元も子もないけれども
人の判断は
本当にわからないことだらけです。

採用に当たって、さまざまなテストとか
一応いろいろやりました。

でも、その人の可能性が
本当にわかるのかなという気がします。

人は目利きができないし
自分で考えて判断するのが怖いから

人気がある、フォロワー数が多い
大きな会社をつくり上げた
年収が高い
そんな人のことをありがたがる。

でも、オレは自分が山と谷の
両方を経験しているから
それは屁とも思わないのです。

ほぼ9割方、
運じゃないかと思っているから。

でも、その運を自分の味方にしていく人と
そうじゃない人で、
かなりやり方というか構えが違うので
それはそれで重要だし、

うまくいっている人は
黙っていて頭の上にリンゴが
ぽとっと落ちてきたわけじゃないと
思っています。

ただ、年収が高い低いだの
大きな会社をつくり上げただので
人間の質とか価値が変わると
本当に思っているのかと思うわけ。

人って面倒くさいのです。

目利きができないし
本当に研究したりじっくり見たり
直接触れ合ったり話したりして判断することを
ショートカットしたいから、

みんなが見ているとか
チャンネル登録者数が多いとか
大きな会社を経営しているという人の
人生訓みたいなものを聞いて
ありがたがるのです。


経営と人間性の関係。


ほかの放送回でも話していますが、
経営者なんていうのは
金儲けがうまいかどうかのスコアが
年収と年商で出ているだけで
本人が立派かどうかなんか
全く関係ないですからね。

大きな会社の経営者でも
家に帰ったら
飼い猫を蹴飛ばしている人もいるし
マナーがめちゃくちゃ悪い人だっている
というところです。

なので、
人生の山谷の両方を経験している人のほうを
オレは信用しています。

会社を起業して5年10年で
ちょっとうまくいくときがあって。

それが20年ぐらいやっていると
山と谷を両方経験して
それでもまだ第一線でやろうとしているとか

酸いも甘いもわかって
喜びも悲しみもわかってやっている人のほうが
信用できる。

会社は始めて5年目ぐらいで好調になって
5億、10億ぐらいの時の経営者や起業家は
イケイケすぎて恥ずかしいぐらいで
そういうことがあるよな
と思っています。

だって、オレもそうだったもの。

たまたま扱ったビジネスがうまくいっただけで
すごい人間になったかのような
勘違いをした時期があったので。

でも
どうってことないですよね、本当に。

人生浮き沈みがあると
人は手のひら返したように評価を変えるし
接し方も変えてくるし
話を聞いてくれる人、聞いてくれない人も
一気に変わるのです。

ただ、それを尺度に取り組むことほど
くだらないことはなくて。

やっぱり自分の価値を磨いて
商売であれば、
自分のお客様とかファンの方の真のニーズを
真剣に研究し
それに対してどんな価値を出すかを
とにかくやり続けるしかないのです。

たまたまそれが運とかと相まって
結果につながるときもあるし
つながらないときもある。

ただ、
つながらなかったとしても、
やったほうがいいというところです。

コテツラジオの考え方。


コテツラジオの皆様から
聴いてくださった評価や差し入れや
コメントを頂くのはうれしいです。

最近では最高の喜びだし
生きる喜びなんだけど、

それがあってもなくても
何を伝えたらいいのか
どなたかの参考になることはないかなと思って
メモをまとめてしゃべっています。

正直、どの放送がたくさん聴かれているかは
あまり見ていなくて。

だって、ウケる内容は決まっているから。

自分のポリシーとか考えに反して
再生数が回ることだけを追っていくのは
どうかなという考えです。

それが自分のブランドとしてのあり方です。

以上、久々野智小哲津でした。

本文は
コテツがVoicyの「ブランディングと商売の話」で語った内容を
文章化し加筆したものです。
Voicyアプリをダウンロードして『コテツ』で検索、無料で聴けます。
本文を音声で聴きたい方はこちらからどうぞ!

久々野智小哲津
二十数年にわたり、のべ7社ほど(8社目準備中)会社を経営。ITの会社を大きく成長させた後、新規事業でさまざまな事業を立ち上げ、フランス、イタリアを中心にヨーロッパからブランドを日本に持ってきたことをきっかけに、ブランドづくりができるようになった。
海外ブランドの日本進出や、日本国内の会社、サービス、商品、人(タレントさん、議員さん、スポーツ選手など)のブランドプロデュースにも関わっている。
Instagram https://instagram.com/q.kotetsu/?hl=ja
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