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トライする数が少なすぎる。

Voicy No.0249 2022年12月9日放送 
本文を音声で聴きたい方はこちらからどうぞ!

日本人は挑戦を怖がってビジネスチャンスを逃しがちです。新しいトライは、どうせ8~9割は失敗します。有名プロデューサーも失敗しながらヒットを打ってきました。


日本人はチャレンジ精神が足りない。


今日はコメントへのお答えも兼ねております。
ヤックさん、いつも質問をありがとうございます。

私はコテツさんのラジオを聴き始めてから、
モヤモヤを保ち考えることに「それで良いんだ」と思えるようになりました。
ありがとうございます。
1つ質問なのですが、もし何らかの課題があり、
それをモヤモヤ考え続けることと
中短期の結果を出す必要性の狭間にある場合
何を基準に判断を下すことが最も価値的なのでしょうか?
抽象的な質問、かつ、お答えもたくさんあるかと思われる質問ですみません。
よろしくお願いします。

「『●●が9割』なわけ無いだろ!の話」という
コテツラジオを聴いていただいてのコメントです。

この回は傑作なので、Voicyは
https://voicy.jp/channel/2089/426159 
をぜひお聴きください。

「考え続けることと
中短期の結果を出す必要性の狭間にある場合
何を価値的に判断したらいいのか」という質問です。

ヤックさんは本音で書いてくださっていますが
質問の抽象度が高くて
もう少し具体的なエピソードがあれば
具体的に答えやすいと思いながらも
一生懸命質問してもらったので一生懸命返します。

個別のコンサルティングや
ブランドプロデュースのクライアントと話していても
めちゃくちゃそう思うし
グループコンサルの方とは月1で打ち合わせをして
それ以外もやり取りがあって
ビジネスの進捗が入ってくることや
親睦会でご飯を食べながらしゃべることもあって
結構接点があります。

あとはコテツゼミの方々のトライを聞く機会として
ブランド相談会があり
ほかにも取引先とか関係各所と打ち合わせをしていて
めちゃくちゃ強く思っていることがあるです。

日本人全般、熟考していくのはいいけれど
トライしません。

ヤックさんの質問で
「モヤモヤ考え続けることと短中期において
決断し結果を出す必要性があることの狭間で
どうしたらいいか」ですが
オレに言わせれば、結論なんか出なくても
トライしちゃえということになる。

なぜ日本人は
実際に試してみないんだろうと思っているわけ。


8割9割失敗する。それでいい。


オレは今、個別クライアントが20ぐらい。
それ以外に協業とか自分がやっている会社との関連で
15~16プロジェクトが動いています。

約35のビジネスプロジェクトが動いている中で
仕事をやっているのです。

オレ自身も同じことは飽きてしまうので
新しい仕事とかビジネスモデルに
チャレンジしています。

合計で40~50ぐらいビジネスの案件に
触れる機会があり
動いているものもあれば
もたもたして、そんなに動かないものもありますが
とにかくオレは、さっさと試してみるんです。

あるグルコンのクライアントさんで
メインのビジネスに
サブブランドをつくって試すことになり
12月に実行してみるのですが
うまくいくかどうかは
五分五分だと思っているのね。

ビジネスってその程度です。
会社をやっても8割~9割つぶれるわけだから。

オレは事業家なので
その辺の感覚がずれていることを
先にお伝えした上で本音の話をします。

ビジネスのトライにおいて
リスクって何があるのと思うわけ。

皆さんは何を指してリスクと言い
どんなリスクを恐れて小さなチャレンジに
二の足を踏んでいるのでしょうか。

ビジネスや事業なんて
8割9割どうせうまくいかないわけ。

うまくいかなかったら
オール・オア・ナッシングではなくて
トライしてみて修正、修正、修正
トライしてみて修正、修正、修正
の繰り返しじゃないですか。

それなのに
熟考しながらめっちゃ時間をかけて
プランばかり練っている人がいる。

オレは、それじゃ意味がない!
と思っているわけ。

なので、ヤックさんへのお答えとしては
考え続けながらトライしてしまうことです。

腹落ちなんかしなくていい。
プランなんか固まらなくていい。

人生なんてほとんど引き返せる。
命さえあれば。

だから、全部試したらいいと思っているわけ。

「空振り」にリスクはない。


さっき何を言いたかったのかというと
36ぐらい動いているプロジェクトの中で
じゃんじゃか試すから
じゃんじゃん失敗もするし
じゃんじゃん空振りもするけれど

がんがんバッターボックスに立っているから
だんだんスピードに慣れてきて
バットとボールの差が30センチぐらいあって
かすりもしなかったのが、かするようになる。

でも日本人に多いのが
1回バッターボックスに入って
どういうフォームがいいか研究してみる人
いるよね?

空振ったときのリスクばかり
考えているんだよね。

乱暴に言えば
オレは懸念点という言葉もよくわからない。

ビジネスの話をすると
そういうのが得意な人はいっぱいいます。

懸念点だとか、リスクをいっぱい並べている。
ほぼ起きたって、どうってことないことばかりです。

万が一明日職を失っても
体が動くなら
バイトを掛け持ちしたら食っていけます。
その程度のことです。
やり直しはいくらでも利く。

なので、オレはテーマをもって
モヤモヤしながら考えている最中でも
「小さく試そうかな」という感じです。


有名プロデューサーも失敗を重ねている。


ブランドと恋愛はすごく似ているというか
ほぼ一緒です。

恋愛もチャレンジしないで
振られたらどうしようと思いがちで。

どうしようではなくて
振られたらもう一回チャレンジするか
次に行くかだけですから。

何を気にして
日本人はチャレンジしないのでしょうか。
一回やってみたらいいだけです。

戻れないことなんてほぼないから
試してみて、間違ったら
「すみません。間違っていた」と言って
やり直せばいい。

日本人は
とにかく恥をかきたくないのでしょう。
かっこつけているんだよね。

「失敗したらまずいじゃないですか」と言うけれど
それはまずいと思っているのではなくて
「失敗した」と言われるのが恥ずかしいだけ。

オレから言わせれば
何かっこつけているの?ですよ。

ビジネスはほぼ8割、9割失敗します。

やってもうまくいかないと思うかもしれませんが
「やってみます」とじゃんじゃん試せばいい。

あと、すごく乱暴な言い方になりますが
一回やってみてダメだったら引っ込めて
ビジネスの企画なんていうのは
なかったことにしたらいい。

よく言われるように
秋元康みたいな有名プロデューサーだって
はずれているものは山ほどありますから。

大ヒットしているように見えるブランドだって
失敗しているものはいっぱいあるので。

じゃんじゃんトライしようよ!
というお話でした。


本文は
コテツがVoicyの「ブランディングと商売の話」で語った内容を
文章化し加筆したものです。
Voicyアプリをダウンロードして『コテツ』で検索、無料で聴けます。
本文を音声で聴きたい方はこちらからどうぞ!

久々野智小哲津
二十数年にわたり、のべ7社ほど(8社目準備中)会社を経営。ITの会社を大きく成長させた後、新規事業でさまざまな事業を立ち上げ、フランス、イタリアを中心にヨーロッパからブランドを日本に持ってきたことをきっかけに、ブランドづくりができるようになった。
海外ブランドの日本進出や、日本国内の会社、サービス、商品、人(タレントさん、議員さん、スポーツ選手など)のブランドプロデュースにも関わっている。
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