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引きずるのはよくない?いや、引きずり力があるのが大人だ
どこまでが子供でどこからが大人なのか?
子供と大人の線引きって難しいですよね。
法律上は20歳からが大人ということになっていますが、それは肉体的な話で、精神面ではもう少し前から大人になっているんじゃないかと思います。
どうなったら大人なのか?
その要素の1つを、公園で遊んでいる子供から教わった気がします。
子供は遊んでいるとき、とにかく笑いますね。
涙を流したりして顔の表面の水分が多めになるほど、なりふり構わず全力で笑います。
そして、少しでも気に入らないことが起こると、今度は全力で泣きます。
大声をあげて、さっきより顔の水分を多めにします。
そしてまた、泣き疲れるか自分にとって喜ばしいことが起こると、瞬時に笑顔に戻ります。
直前に起こった嫌なことなど無かったかのように。
一瞬、子供の特質はその切り替えの早さなのかなと考えたのですが、切り替えの早い人は大人にもいますよね。
気持ちの切り替えを無意識に行えるか、テクニックとして意識的に行うかの違いはありますけれど、切り替え自体は子供も大人もできる。
何が違うのか?
子供は、引きずらない。
常に新しい楽しい情報を受けるので、引きずることができないとも言えます。
どこからが大人なのか?
物事を引きずれるようになったら、立派な大人。
どこからが大人なのか?の答えは無限にあると思いますが、その中の1つです。
世の中は楽しいことばかりではないなと、うっすら感じはじめるのは、9歳、10歳くらいでしょうか。
友達に言われた嫌な一言などを引きずれるようになるのが、そのあたりだと思います。
引きずって、悩んで、それについて友達と話し合うのか。
引きずって、悩んで、それについては放置することを選ぶのか。
人生をしっかり歩み出したと感じます。
物事を自分の中で、考えることができるようになったと感じます。
9歳、10歳の子供を子供扱いする日本の教育は、どうなのだろうと違和感があります。
引きずれる力、「引きずり力」を手にした子供は、大人です。
大人よりも鋭い感覚を持ち合わせています。
どうか同じ目線でいてあげてほしい。
いや、子供に学ぶ気持ちで、教育というモノをもう一度考え直してほしい。
子供よりも少しだけ早くいろいろなことに悩んできた大人なら、きっと良い手助けができるはずです。
今の世の中では、物事を引きずることはよくないこととされていますが、どんどん引きずって考えて学んでいけばいいと思います。
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