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アブサン/自分への呪い

Absinthe - I DONT KNOW HOW BUT THEY FOUND ME

Bring to me
連れてきて
Your sons and daughters
君の息子と娘たちを
'Cause Absinthe makes the heart grow fonder
なぜってアブサンは情を深めるからさ 
No, I don't care what momma says
いいや、ママの言う事なんて気にしない
You'll wind me up
君は僕を苛立たせるか
Or you'll wind up dead 
結局最後に死ぬはめになる
I don't care what momma says
ママの言う事なんて気にしない
I don't believe whatever this is
これが何であろうと信じない
Until you burn all of the witches
君が魔女を焼き尽くすまで
I won't believe whatever this is
これが何であれ絶対に信じない
Whatever they give you
与えられたものが何であろうと
Stop drinking it down
飲み下すのはやめろ
If I were you
もし僕が君だったら
Then I'd stop talking
話すのを止める
'Cause soon you'll be a dead man walking
なぜってもうすぐ死刑宣告を受けるからさ
I don't care what momma says
ママの言う事なんて気にしない
You'll wind me up
君は僕を苛立たせるか
Or you'll wind up dead
結局最後に死ぬはめになる
I don't care what momma says
ママの言う事なんて気にしない
I don't believe whatever this is
これが何であろうと信じない
Until you burn all of the witches
君が魔女を焼き尽くすまで
I won't believe whatever this is
これが何であれ絶対に信じない
Whatever they give you
与えられたものが何であろうと
Stop drinking it down
飲み下すのはやめろ

I hear voices
声が聞こえる
I see visions
幻が見える
These spirits
それらのスピリッツは
Are your prison
君の監獄さ
I hear voices
声が聞こえる
I see visions
幻が見える
These spirits
それらのスピリッツは
Are your prison
君の監獄さ

I don't believe whatever this is
これが何であろうと信じない
Until you burn all of the witches
君が魔女を焼き尽くすまで
I won't believe whatever this is
これが何であれ絶対に信じない
Until you burn all of the witches
君が魔女を焼き尽くすまで
I don't believe whatever this is
これが何であろうと信じない

ソングライター: Dallon Weekes / Pat Morrissey / Tim Anderson
Absinthe 歌詞 © Sony/ATV Music Publishing LLC, BMG Rights Management

★★★

最近よく蒲萄を買う。わたしの住んでいる島で獲れる蒲萄は黒色で種がある。小ぶりの粒を口に放り込み甘酸っぱい果肉だけを食べ、後から皮と種を吐き出す。それがちょっと面倒だ。

隣で食べていた夫は「面倒くさい」と言って種も皮も丸ごと一緒に飲み込んでいた。わたしが「お腹で木が生えてくるよ」といつもの面白くもない冗談を言っていたら、それを聞いていた長男が「それ何歳頃まで信じてたっけな?途中であり得ないって気がついたけど」と言った。

子供たちが小さい頃、何か種があるものを食べさせる時に同じことを何度か言ったことがある。わたしも子供の時、母から言われた覚えがある。まったく親なんてテキトウな事を子供に言うものだ。

★★★

元パニック・アット・ザ・ディスコのベーシスト、ダロン・ウィークスが作った二人組ユニット、I DONT KNOW HOW BUT THEY FOUND ME 。多分わたしが聴く音楽の中で一番新しい若手のバンドだろう。去年YouTubeでたまたま見つけた”Do It All The Time”のPVがツボってSpotifyでアルバムを聴くようになる。やたら長い名前でなかなか覚えられなかったけど(というか今でも自信ない…)。

この曲の”Absinthe”とは何のことだろうと思って調べるとお酒の名前だった。

“Absinthe”は英語では「アブシンス」と発音しますが、日本では「アブサン」という名前で知られているニガヨモギを主原料とした非常にアルコール度数の高いお酒です。かつてフランスでは感性を引き出すとして19世の芸術家たちに愛された一方で、そのアルコール度数の高さと安価な価格からアルコール依存症に陥りやすく、彼らを破滅へと導いた一面も持っています。主原料のニガヨモギは一度にたくさん摂取すると嘔吐・神経麻痺が起きる薬草で、魔女の薬草として知られ、そのためアブサンは魔女の酒とも呼ばれたそうです。(ブログ・iDKHOW JAPAN より引用)

そして引用元のブログによると、ダロン・ウィークスはこの曲のテーマを「聞いたこと全てを信じる必要はない」と言っているそうだ。

”I don't care what momma says”、ママの言う事なんて気にしない、知ったこっちゃない、って感じか。

そういえばわたし、母にいつも「お前は私に似て内気だから」って言われてた。担任からも通知表の生活面のところにもいつも書かれていた。

たしかにわたしは大人しい子供だったけれど、今思えばなんかそんな風に言われ続けたせいで、ますます自分を出せない性格が形作られたような気がするんだよナー。

親もそうだけど他人もいろいろなことを言う。わたしは人から言われた些細なことをものすごく気にしてしまってずっとそのことを考えてしまう性格だった。

ひとつ思い出したのは中学生の時、仲のいい友達に「鼻息が荒い」と言われたことだ。友達との間では常に面白いことを探していて、ちょっとしたことをつついて笑い合っていた。友達は悪気なんてなくてただ面白くしようとして言っただけだ。

それでも中学生のわたしは気にしてしまって、それからはなるべく鼻で息をしないようにした。そうしたらいつのまにか口呼吸が習慣になって、その後直すのに苦労したんだった。

親や他人に言われたこと、それがもし否定的な言葉だったらなおさらそれを飲み込んでしまってはいけない。誰かに言われた言葉を自分の中で呪いのように繰り返し考え続けることは「自分への思い込み、制限」を作ってしまうだけだ。

人は思いつきでしか物事を言わないものだし、言葉をそのまま受け取って自分を傷つける必要など全くないのだ。ま、ちょっと前までのわたしだったらそんなこと考えもしなかったけど。

今のわたしといえば、否定的なことを言われればそりゃそれなりに落ち込んだりもするけど、ずっと考え続けることもなくなったし、立ち直りが早くなったと思う。それはやっぱりある程度自己受容ができてきたからって思うんだよね。クンダリーニヨガと瞑想最強かな。

でもね、昔かけたままの呪いがまだ残ってるの。少しづつ解いていかなくちゃ。


見出し画像:https://unsplash.com/photos/YsySPT1JBEQ



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