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大切なことを大切にして進む

皆さま、あけましておめでとうございます。
この年末年始、どのように過ごされましたか?

私は家族集まって過ごすことにしましたが、私の身近では、高齢の親や祖父母の健康をおもって帰省をする・しないで葛藤している家族が沢山いました。今回は帰省を見送って、離れていてもzoomで一緒に紅白を見て、あらかじめ送られてきたおせち料理を前にzoom新年会をやったという話も聞きました。

仕事の上で昨年を振り返ると、企業研修も個人向けセミナーも集合型からオンライン型への大転換の嵐を体験しました。

「集合型でなければできない」と思い込んでいたために、コロナ禍の現実の前で途方に暮れるところからのスタートでした。しかし、「とにかくやる!」と決めてやり方を模索するなかで、運営チームで意見を出し合い、実験を繰り返して、新しい手法を編み出すことができました。やってみなければわからなかった、オンライン型の様々なメリットにも気づくことができました。今年のオンラインセミナーの展開が今から楽しみになっています。

プライベートでも、仕事でも、コロナ禍で様々な変化を体験していますが、やり方が変わっても、大切なものは変わらないし、何が大切なものなのかが以前よりクッキリと体感できるようになってきているようにも感じます。

2010年に独立してからこれまで手探りで色々なことをやってきましたが、このコロナ禍で私自身がイノベーションを起こさざるを得なかった結果、改めて自分が大切にしてきたものが何なのか認識することができました。


(株)ピュア・エッジは

● 1:1のコーチング
● 管理職研修
● 女性向けのキャリア研修やリーダーシップ開発トレーニング
● 多様性を組織力に変えるためのファシリテーション型リーダーシップトレーニング
● 組織に対してコーチ的に関与するコーチ型組織開発

などを提供してきていますが、全てのコンテンツに一貫する目的は、リーダー自身が自己変革することによって、多様性を受容できる存在へと変容し、そのリーダーのあり方と関わりが周囲のメンバーに影響を与え、そのメンバーのあり方や人との関わり方が自然に変わっていくような、影響力の波紋を創り出すことです。


多様性は、気づきの宝庫です。
しかし、ただ多様な人が集まっただけでは、宝は手に入りません。自分の正しさを証明することが重要になって、違いを活かすどころか、残念ながら違いの前で口をつぐむか、違いをつぶし合う方向に進んでしまうのが今現在の平均的な組織のありようではないかと思います。
多様性(Diversity)を受容(Inclusion)するリーダーの存在があってこそ、従来の方向とは逆向きの流れがうまれ、メンバーたちが自分とは違う価値観や思考・行動をもつ仲間から学ぼう、自分の至らないところを補ってもらえることに感謝しながら協働しようとする強い組織が育っていきます。

ピュア・エッジは、そういうリーダーの存在へと自らを陶冶していこうとする方々に向けた、安心できる気づきの場を提供していきます。そのために、集合型だろうがオンライン型だろうが、私がもっとも留意しているのは、その場に集う参加者全員がリラックスして本音で話せる相互信頼の場を創り出すことです。自己防衛する必要がなく安心して居られる場で、多様な考えを持つ人同士が自然に意見交換できれば、その対話から自分で自己修正すべきポイントに気づき、素直にそれを受け入れることができます。


昨年の12月、ManageHRという人事系の雑誌で、アジアパシフィックのDiversity&Inclusion特集があり、Pure EdgeをD&Iを推進しているアジアの企業トップ10に選んでいただけました。

読者からの推薦でノミネートされ、雑誌社の内部審査の結果、頂戴したAwardです。国内はおろか、海外に向けては一切パブリシティをしていないため、本当にびっくりしました。
しかし、

● D&Iを組織に根付かせるには、その組織のトップから実務者レベルまで、全ての人が自分の正しさを脇に置いて、違いに対して謙虚になれる存在へと自己変革する必要がある。
● そのプロセスは、非常に困難であり、特に組織のトップにとっては至難である。
● Pure Edgeは、その困難な自己変革のプロセスを、できる限り安全に進むことができるように様々な支援をしている。

という点を高く評価していただけたことは、大変うれしく思います。
このAwardに恥じぬように誠実に進んで行くために、私始め、チームPure Edgeのメンバー一人ひとりが、日常から気づきとともに小さく安全な自己変革を繰り返していくこともまた、この仕事に必須の大切なことだと自負しています。

今年も、どうぞよろしくお願いいたします。

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