人事屋パドー

人事屋パドーです。都内勤務、人事部長です。 ここではツイッター以上ブログ未満の、日頃感じること考えることを書きます。 ブログその1→https://thinking-puddle.com/ ブログその2 →https://thinking-puddle.com/hr/

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    最近の記事

    飛行機の操縦と採用

    同級生にジャンボジェットのキャプテンがいる。 今はもしかすると地上勤務になっているのかもしれないが、副操縦士時代に都内で会った際、次のようなやりとりがあった。 飛行機の操縦で最も緊張する場面が2つある。 離陸と着陸。 空に上がってしまえばなんということもない。 この発言は彼個人の固有の感想というのではなく、一般論であるようだ。 当時、そのようなものなのかな程度にしか感想はなかったが、採用活動を10年以上続けるようになった今、なるほどと思える。 採用のおける離陸と着陸は、

      • 飢餓と飽和

        仕事が飽和状態であることが常態化しているビジネスパーソンは少なくない。 仕事に対して飢餓意識を持って取り組んでいるビジネスパーソンも多いはずだ。 ああもうこれ以上はできないといよりも、もう少しやりたいな、足りないなと思って1日を終えることができればどんなにいいだろうか。 生産性云々よりも、その方が精神衛生上、いいに決まっている。 1日のスケジュールを立てるときに、やらなければならないことをピックアップする。まともな仕事人なら、誰もがTODOリストを作るはず。 取り組

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        • 知性

          以前読んだ羽生善治氏の発言に次のようなものがある。 将棋は基本的に先手が有利である。これを放置するならばゲームとして成立しないとは言わないまでも早晩誰も見向きもしなくなる。ゆえに、公平性を担保するためのひとつの対応として、おそらく「二歩の禁止」が決められたのでしょう。 この発言に触れた時、知性の働かせ方とはこのようなものだと感服した。 頭のいい人は頭の使い方がまるで常人と異なる。 思考は論理の上空を旋回し、あるポイントを超えると大気圏を抜けていくのだ。 理路整然の美

          • 古典的老後

            これから先、老境に達した時に、おそらく、読んだり見たりするものの趣味趣向は変わってしまうのだろうか。 時々、そのような疑問が頭を通り抜ける。 今まで通り、新刊や新作に心奪われ、われ先に手を出すことが続いているのだろうか。 それとも、店じまいして、古典と呼ばれる作品と正面からじっくりと急がず騒がず、向き合い続けるのだろうか。 成熟というスタンスは、いかにも心地よく魅力的な思想である。 だから、後者のような感じに己自身が出来上がってたら、いいなあと素直に思う。 もしか

            • ダイバーシティ私感

              ダイバーシティ(多様性)についての考え方は、もしかすると人の数だけあるのかもしれない。 少なくとも、所感のグラデーションはかなり幅が広そうだ。 ダイバーシティとは、相手の価値観を認めることや受け入れることではない。 断じてそうではない。 そのようなことになれば、世界はなんでもアリの戦場と化してしまう。 そうではなく、 他者の価値観を否定しないことに他ならない。 否定しないとは、肯定するに決して直結はしないのだ。 そこのところをきちんと理解しないと、非常に面倒な

              • 正しい努力は必ず報われる

                今まで全くと言っていいほど、野村克也氏の著作には接してこなかった。 最近偶然手に取るようになり、その慧眼に度肝を抜いている。 読まんといかんでしょ、しかない。 以下引用します。 「努力は必ず報われる」という言葉があるが、本当は「正しい努力は必ず報われる」である。ここでの「正しい努力」とは目的意識に基づいた努力を指す。 あなたのオフィスで「正しい努力」はどれほどなされているのだろうか。 今やっている業務の目的を直ちに答えられない人間は猛省するしかない。 目的なき行

                • 理解

                  理解は常に二分法を要請する。 「それ」と「それ以外」。 「それ」を理解するために、必ず「それ以外」が召喚される。 「それ以外」を定義(排除)することによって、はじめて「それ」が確定するのだ。 この二分法は、多くの領域において当然ながら適用可能となる。 適用のジャンルによって、そこには「排除」や「憎悪」が発生する。 理解とは、不可避的に「差」に眼差しを向けることに他ならない。 ゆえに、 ご都合主義的な理解などこの世に存在しないということになる。 純粋無垢の理解

                  • 卑怯者の定義

                    卑怯者の定義は難しい。 辞書をひくと、 勇気のない者とあるが、これではなにも言っていないことに等しい。 心の卑しい者というのもあるが、これは状態をただ別の言葉で言い換えているに過ぎない。 やはり難しい。 個人的には次のように理解している。 自分の弱さに居直っている輩。 要するに偽善的な態度を徹底しているゆえに腐臭を放っているということになる。 弱さは生きている限り、人生についてまわる。 全ての人間が強さを求める必要もないし、どんな時も弱さを遠ざけられるわけで

                    • 問いのある人

                      他人によく質問する人がいる。 向上心があっていいし、勉強熱心であるのでいい。 素晴らしい限りだ。 文句を言うつもりはありません。 けれども、 問いとは、常に自分自身に問いかけるものでなければならない。 決めつけはダメだといわれようが、強くそう思う。 仕事の場面においては、特にそうあるべきだろう。 見落としはないのか。 付け加えるものはないのか。 もっと違う表現はないのか。 要するに、 お前はベストを尽くしたのかを問い質すべきなのである。 問いはいつで

                      • ものがわかるということ

                        ものがわかって仕方ない時が誰にでもある。 周りに見えていないものが自分だけには見えているという状態だ。 それは大抵の場合、 ある条件を捨て去った土台の上で、物事を見通しよく整理したキレイな景色にすぎない。 何もかも知っているし、どこに何があるのかもわかっている。 けれども、そのような状態は長くは続かない。 新しい条件や新しい立場で、考え直した場合に、途端に行き詰まってしまう。 まともな人間であれば、このようなことを繰り返す。 ものを考えるとはこのようなプロセス

                        • 当事者意識とは

                          当事者意識をあらためて考えた場合、 それは先を見通して自分で進める力であるとい言い換えることができよう。 都度都度、指示確認をもらうのではなく、自分自身でゴールをイメージし、逆算的に次の一手を着想し、具体的に実行に移せる力。 簡単なことではない。 今は、それが当事者意識だと思う。 自分のことだという認識はただの前提に過ぎない。 そのような意識は大抵の場合、まともな人間であれば起こる。 そこから、いかに自走し切るのかが問われるのだ。 要するに、 自分のアタマを

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                          • 反省と後悔

                            反省はいいけど、後悔はダメだと、よく耳にしませんか。 なぜそうなんだろう。 簡単です。 後悔は過去思考で反省は未来志向だから。 後悔は何も産まないが、反省は未来に繋がっているから。 あなたはなぜ反省するのですか。 次に同じようなことをやるとき(同じようなことが起こったとき)に、失敗を繰り返さないために決まっている。 つまり、 将来を見据え、準備しているということになる。 未来しか見ていないのだ。 逆に、 反省して、未来が見えていないのなら、それは反省のふ

                            • 前に進まない

                              前に進まないセリフというのがこの世に存在する。 たまに耳にするセリフは次の3つ。 「人はあなたみたいに強くはない」 「人にはそれぞれ事情というものがある」 「大きなお世話だ」 共通している言外のニュアンスとしては、 言いたいことはよく分かるが、世の中は理屈通りにはいかない。杓子定規にならずに、あなたの言い分を引っ込め、こちらの好きなようにさせてくれはしないか。 割と好意的に解釈して書いたが、要するにお前は黙っていろということなのだろう。 こちらも、立場上、行き

                              • 変わるもの・変わらないもの

                                世の中には変わるものと変わらないものがある。 オフィス内においてもそれは明瞭だ。 どれほど、指導を受けたり、反省したりしたとしても、創意工夫の方へ歩身を進めない人間がいる。 自分でもわかっているがどうしようもない「さが」であるのかどうかは知らない。知りたくもない。 しかしながら、 仕事上の事柄であるのならば、変えることは確実に可能であると思う。 だって、仕事上の事柄なのだから。 仕事と人生が表裏一体であるのならば、話は別だが、ほとんどのオフィスワーカーはそうでは

                                • 不安というある種贅沢な心理状態

                                  不安を口にする人は多い。 具体的な不安を訴える人もいれば、将来に対するぼんやりとした不安から逃れられない人もいる。 職場においても、年齢、役職を問わない。 自分自身、不安に対する態度は昔から首尾一貫している。 自慢するつもりはつゆほどもないが、開き直りは徹底しているということになろうか。 態度は次の二つとなる。 「やってみないとわからない」 もうひとつは、 「そんなに不安が消えないのなら、消えるまで準備を尽くせ」 失敗したらどうしようは、簡単に言えば、失敗し

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                                  • 同期という賞味期限切れの物差し

                                    学校制度の延長線上で、同じ年に入社した者同士をクラスメイトよろしく、同期という「塊」で括る習慣を現代においても、少なくない企業がやめようとはしない。 新卒一括採用がなくならない限り、同期という概念が消滅することはないだろう。 同期だから、スタートが同じなので、初任給は一律であるという暗黙の了解が多くの企業内で今なお有効である。 一部の企業では、能力やキャリアに応じて、待遇差を設けているが、圧倒的に少ない現状なのだ(実際、中途採用をベースとしている企業内では同期という概念

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