見出し画像

デイサービスで働くセラピストはスキルアップできないのか?【後編】

・デイサービスのセラピストって正直どうなの?
・ちゃんとリハできるの?
・たいしたことやれないんじゃないの?
・そもそもデイサービスじゃスキルアップとか無理でしょ。

いやいや、めちゃくちゃ学べます!!!


↓前回記事はこちら↓


デイサービスで働きながら、セラピストとしてのスキルアップは「間違いなく可能」です。前回に続き、その理由をお伝えします!

理由その②
「運動療法中心に展開する力がつく」

デイサービスのセラピストは「対集団」での介入になるため、1人の対象者に付きっきりの介入は基本的にできません。
なので、いかに対象者に最適な運動プログラムを組むかが腕の見せどころになります。

そのためには、全てを自分の手で触りながら行う臨床とは違った視点を持つことが重要です。

具体的には、
対象者の身体に触れ、徒手的にアプローチする部分
対象者本人がアクティブに動き、改善に導く部分

この2点を明確にし、運動プログラムを設計していきます。
そして、「○」よりも「●」の要素を重要視していく創り方で。

様々な運動療法を展開できる空間があるのはデイサービスの強みなので、思う存分フル活用でアプローチしていきます。

そして徒手的な「○」要素の使い方としては「軌道修正」のイメージです。
「●」の効果が最大化するよう+α的役割として使います。

あくまでメインは対象者自身が行う運動。そこに「声掛け」や「徒手的アプローチ」で軌道修正していき、良い方向へ導いていく。

なので、あえて全く徒手的アプローチを行わない方もいます。
ここで考えなければいけないのは、

「触れることで大事な運動時間を奪っていないか?」

という点です。最終的に自分自身の身体を動かすのは本人以外の何者でもありません。この視点を持つことは、セラピストとして幅広いシチュエーションに対応できるスキルへと繋がっていきます。

これらのことを踏まえ、最適な運動プログラムを立案する力は、デイサービスで大いに学べる部分です。


またこのスキルはセラピストとして様々な分野で応用可能なものだと感じています。
例えば地域の体操教室での運動指導産業リハへの応用なども可能なので、今後お伝えできればと思います。

ではまた!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?