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デイサービスで働くセラピストはスキルアップできないのか?【前編】

・臨床スキルを身に付けるなら総合病院だ!
・スキルアップならクリニックで症例多く!

このような考えをお持ちのセラピストは多くないでしょうか。
もちろん決して間違えではないと思います。
少なくとも、私は転職前までそう思っていました。

では、デイサービスに対してのイメージはどうでしょうか。

・のんびりしている
・一対一の個別でリハできない
・じっくりと対象者と関われない
・セラピストスキルを高めにくい環境

なんとなく、スキルアップに対してのマイナスイメージが先行している印象です。

今回の本題となる「デイサービスで働くセラピストはスキルアップできないのか?」に対してですが、私の答えは明確です。

その答えは「声を大にしてNO!!!」です。

理由その①
「集団に対しての指導スキルが上がる」

病院やクリニックなど、医療機関で働く場合は対象者の方に「単位時間」で関わることがほとんどだと思います。(1単位20分〜)
クリニックなら1人に対し1〜2単位、回復期病院なら一回の介入で3単位ほどでしょうか。
一方デイサービスでは数十人の集団に対しセラピストが関わっていくので、1人に40分〜1時間もマンツーマンで指導はできません。
そこで求められるのは「短時間で必要なことを見極めるスキル」です。            例えば、

・運動療法
・徒手療法
・物理療法
・動作指導
・声掛け
・セルフエクササイズ指導
・集団での運動指導

などの様々なツールから今1番必要なものを選択し、対象者に提供していく。
1人にじっくり関われる時間が限られているからこそ、1番有効なものを見極めるスキルが養われていきます。
その1番有効な選択がときには「徒手療法」ではなく、たった1つの「声掛け」の場合もあるんです。
このスキルを磨くことはセラピストとして大きな武器となり、集団に対し指導をするデイサービスだからこそより学べる部分だと感じています。

次回も続編として「デイサービスで働くセラピストはスキルアップできないのか?」をお届けしたいと思います。

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