子供の頃の環境の影響の大きさ
子供の頃の家庭環境や育ち方、友達関係が我々の人格形成やコミュニケーション、大人になってからの考え方に非常に大きな影響を与える。
例えば、とある心理学者は誰しもがトラウマを持っていると述べた。
そのトラウマは子供の頃の経験によって生まれると言われている。
子供の頃に受けた虐待やいじめによって他人とのコミュニケーションが取れなくなったり、他人に過度に愛情を求め依存関係になったりする。
もしくは全く怒られることなく育った子供は他人に対しての思いやりを持つことなく育つとも言われている。
このように、子供の頃の環境は我々の今後の人生に非常に大きな影響を与える。
もちろん関わる人や育った家庭の方針だけではない。
どんな服を着て、何をして遊んでいたかによってもその人の人格形成は大きく変わる。
例えば、小さい頃からゲームを買ってもらえず外で遊ぶことが多かった子供は大人になってからも外向的で活発に外に出るような人間になり、
逆に、「危ないから」と言ってあまり外に出してもらえず、家で過ごすことが多かった人は大人になっても内向的で一人で過ごすことを好む人間になる可能性が高い。
さらに面白いのが、実は子供の頃によく遊んでいたおもちゃがその人の人格や考え方を形成したり、精神疾患の原因になる事もある。
その有名な例の一つが「摂食障害」である。
アメリカでは、バービードールが小さい女の子に人気で、幼稚園や小学校の女の子はこのバービードールで遊ぶことが多い。
その中でバービードールの体型に憧れる女の子は少なくない。
しかし、バービードールの体型は現実世界では際限が不可能なほどに細くなっている。
なので、大きくなってどれだけバービードールの体型を目指してもそうなる事はない。
しかし、そうとは知らない女の子たちはバービードールの体型を目指して食事制限をしたり、ダイエットをしようとする。
その結果、自分の体型にいつまで経っても満足できず、どれだけ痩せても自分の体型に不満と嫌悪感を持ち、食べる事への罪悪感に苦しむ。
すると、「神経性無食欲症(anorexia nervosa)」や「神経性過食症(bulimia nervosa)」などの摂食障害に陥りやすくなってしまうのだ。
この例のように子供の頃に触れたものから与えられる影響は我々が思っている以上に大きく、我々が悩んだりしんどくなった時に、その下人は子供の頃にある子とも少なくない。
なので、特にフロイトは人々の子供の頃に注意を向けた。
無意識に環境から与えられる影響は計り知れない。
子供の頃の環境の影響の大きさ。
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