見出し画像

リリースから9年経過!“チーム力と技術力”で開発し続ける現役エンジニアインタビュー

SI事業でいまや主軸となっているプロジェクトをリリースしてから9年が経過。ここまでの道のりと今後の方向性について、チーム力と技術力のそれぞれで聞いていきたいと思います。

※守秘義務があるため、具体的なプロジェクトの内容や技術の内容は伏せてあります


ーまずは自己紹介と本プロジェクトでの役割、日ごろやっていることをお聞かせください

【ソリューション事業本部 部長 T.H】
誰よりも率先して、早上がり or 休暇を取得してライブにいくライブ中毒者。
この人の稼働がプロジェクトの安定具体を表しているとか。

プロジェクト全体の責任者で全体マネージメント、開発サポート、お客さんから信頼の厚いご意見番をやっております。


【ソリューション事業本部 プロジェクトマネージャー K.Y】
一見、怖いと思われがちだけど、優しいマネージャー。
二児のパパでありながら、犬や爬虫類や虫をも育てるPROのゴッドファーザー。

1チームのマネージメント、その中にあるサブプロジェクトのマネージメント、開発リードをやっております。


【ソリューション事業本部 プロジェクトマネージャー A.T】
ミドルウェア、インフラ周りを得意とする環境大臣。
子供のために恐竜とポケモンの名前を必死に覚えているそう。

1チームのマネージメント、その中にあるサブプロジェクトのマネージメント、技術フォローをやっております。


ープロジェクトの立ち上がりから現在までの開発ヒストリーを簡単に教えてください

💪立ち上げ期💪 (2014年あたり~)

  • 当初は他社が要件定義を行い、設計以降の開発フェーズを担当する予定だった。

  • 開発視点から要件定義に加わって欲しいと要望を受け、途中から要件アドバイザーとして参画。気が付けば要件定義工程を担うようになっていた。

  • 他社との連携に課題が生じ、開発が遅延。初回リリース直前には高稼働になるなど、参加していたメンバーには大きな負担がかかった。

💦準備期💦 (2015年あたり~)

  • 利用ユーザー数の増加に伴い、システムの規模が拡大。

  • 年々増加するタスクに対応する中で、ついにプロダクトをリリース。更に約2年後に新しいプロダクトの開発依頼が入った。

  • 新しいプロダクトに関しても、利用ユーザー数の増加とともにシステムの規模が大きくなっていった。

✨拡大期✨ (2018年あたり~)

  • プロジェクトが4年目を迎える頃、組織体制を強化し、マネージャーの増員を行った。

  • この拡大期を契機に、安定したチーム体制が確立された。

  • 以降、メンバー数は20名前後を推移。

ー開発をし続けて9年目ということですが、どのような体制で進めているのでしょうか

プロジェクトは以下のサブチームに分かれています:

  • 開発チーム:A、B、C、D

  • ラボチーム

  • 保守チーム

  • 改善チーム

7チーム前後での構成となっています。

体制の特徴

  1. 開発と保守の連携:開発チームが新しく開発した機能は、保守チームへ引き継がれます。保守チームは他のチームとの協力を積極的に推進しています。

  2. 情報共有:各チームは独立しているものの、情報やノウハウの共有は全体で行われています。作業は透明性を持ち、1人で抱え込むことのないよう努めています。

  3. 定例ミーティング:各チームの代表者は定期的にミーティングを実施し、状況や課題を共有しています。

  4. 業務改善チームの役割:このチームは全体の最適化を視野に入れて動いています。通常、各チームが後回しにしやすい課題も拾い上げ、取り組む役割を果たしています。


ーお客さんとの打ち合わせや調整で工夫している点があれば教えてください

1. 要求定義、要件定義

  • お客様からの要望や意見は積極的に受け取ります。

  • その要望がシステム上で最適かどうかを評価し、適切な提案や代替案をお客様に伝えます。例えば、システム的にリスクが高い要望には代わりの方法を提案することもあります。

2. コミュニケーション方法の最適化

  • 会議でのやり取りと、会議外でのコミュニケーションを明確に区分しています。

  • チケットシステムを利用して事前に質問や確認を行い、実際の打ち合わせの回数を減らしています。

  • ビジネスチャット(Slack)も有効に利用し、緊急性が高い場合はZoomなどを利用して、最優先で対応を行います。

3. 即時の情報共有

  • 些細なことから重大な問題まで、何か異常を感じたら速やかにお客様含めたチーム内で共有します。

  • エスカレーションフローを確立しており、潜在的な障害やリスクを早期に察知し、対処します。

  • 例えば、休暇中であっても疑わしい現象を発見した場合、速やかに報告することがあります(これまでに障害ではなかったケースもありますが、迅速な報告が重要と考えています)。


ー9年やっていると思い入れのある出来事はいくつもあると思いますが、それぞれお聞かせください

<T.H>お客様と9年間もやらせて頂いていて、一緒にプロダクトを作ってきた仲間感がありますね。私に依存していた仕様やプロセスをチームに分散しよう大作戦が拡大期に行われたことも大きな出来事だと思います。

<K.Y>恥ずかしい話ですが、2019年から2021年にかけて3年連続で同じ日にインシデントを発生させてしまったこと。2022年に乗り越えたことがとても嬉しかったですね。とはいえ、まだまだどこかの仕組みに課題があると認識し、日々カイゼンの毎日です!

<A.T>キャリアの話ですが、本プロジェクトで初めてのチームとして、マネージメントをしたことが思い入れがありますね。

<全員>拡大期に発足した「運用保守チーム」、「業務改善チーム」がチームに安定感をもたらしたと思う。特に業務改善チームが長期的な目線で取り組めたことが大きかったですかね。テストケースの拡充、テストケースのマスター化、プロセス標準化と履行確認。チームの立ち上げをした人にとても感謝しています。あとは、拡大期に営業と密に連携するようになりましたね。営業観点でアドバイスをもらえているのも大きいのかもしれません。


ーここまで人数が多い体制でテレワークをしている状態ですが、どのような施策をしてきましたか?印象的な施策があれば。

<T.H>多人数でのテレワークは最初は心配がありましたが、元々複数の拠点で仕事していたこともあり、比較的スムーズに進められたと思います。当たり前というものも含まれていますが、主にこのあたりを意識して仕組み作りをしてきました。

  1. 自由な対話の確保:SlackやBacklogといった文章だけのやり取りだけではなく、Zoomでのやり取りも必要と感じています。そのため、誰でも自由に使えるZoom部屋をいくつか設置しています。

  2. 効果的なコミュニケーションツールの活用:Slackを日常的に使用しており、これがテレワークの成功に大きく寄与しています。特に以下のような活用法があります。

    • 勤怠の挨拶をSlackで行っています。勤怠の確認にもなりますし、テレワークでも挨拶後にリアクションが返ってくるとそれだけでもその人とコミュニケーションした感覚になったりします。

    • Slackでリアクションする文化が根付いています。Slackのリアクション機能を活用して、チームのコミュニケーションを活発にしています。各自の挨拶に毎日リアクションする「おはますえんじにあ」や、とにかくリアクションをする「元祖リアクションエンジニア」という肩書きを名乗っているメンバーがいたりします。

    • 休暇や出社情報を自動的にSlackに通知するシステムを自作で導入しています。誰が出社していて、誰が休みなのか?一目でわかります。チームメンバーがプログラミングして作り上げてました。

    • 最近、「no_リアクション_no_チーム」というチャンネルが立ち上がりました。現在、Slackには1000個近いリアクションがあります。毎月、Slackで使われたリアクションやリアクションをした人を集計してランキング形式で発表しています。

  3. 定期的なミーティングの実施:当たり前ではありますが、全体ミーティングと各チームごとでオンライン朝会を行うようにしています。情報の流れを意識しながら会議体を作っています。

  4. 開発環境の整備:こちらはテレワーク前からやっていたことですが、Gitを使用してドキュメントやコードの管理を行っています。wikiや手順書を充実させる取り組みも徹底しています。wikiは書くためのハードルを下げるために使いやすさ重視でツールを選んで移行しました。ツールを導入すれば万事解決というではなく、とにかく皆でノウハウを書いていこうと声をかけていき、誰か1人ではなく複数人で育てていく手順書作りを徹底しました。リスク回避や責任分散といった観点で手順を実施するときのダブルチェックも行っています。

  5. 一体感の醸成:リリース作業を全体で共有して進めています。リリース時は、メンバー全員の意気込みを込めて「お祭り」として位置づけ、一体感を持って取り組んでいます。決して、軽い意味で「お祭り」という言葉を使っているわけではなく、お客様に価値を届けるという表れです。他にはこの規模でSlackの会話がパブリックチャンネルで90%以上行われていることは情報の透明性が確保されており、一体感が醸成できている結果だと考えています。

以上のような施策や文化の確立により、テレワークの移行は比較的スムーズに進んでいると感じています。現在もチーム単位もしくはプロジェクト全体でもふりかえりは行われており、今後も働きやすく、結果が出せる環境作りをしていきます。


ーこのプロジェクトでの面白さ、醍醐味があったら教えてください。

<T.H>WEBアプリケーションだけではなく、その他の技術にも関われることが面白さ、醍醐味な気がします。スマホアプリ、インフラといった部分も開発範囲です。保守と同時に追加開発していますね。

<K.Y>お客様との距離が近いので、要件定義から保守工程まで関われることも面白さですね。どんな技術を使うか、どんなツールを使うか、その辺りもお客様と相談しながら自分達から提案している。その分、責任も大きいですけど。

<K.Y>経験できてよかったことがあるとすれば、クラウドの全面移行。この規模であのスケジュールで移行できたことは個人としてもチームとしても自信になりますね。特にDNS周りの移行は個人的に初めてで、調査したり推測したり、実際の移行時はドキドキしながら実施しました。いまとなってはいい経験でした。

<T.H>先ほども話が挙がりましたが、エンジニアとしては要件の提案、新しい技術への取り組みがしやすく、学ぶことが多いです。特にクラウドの全面移行、アクセス解析、スマホアプリ開発はターニングポイントになるものだったと思います。

<A.T>いまはフレームワークの段階バージョンアップを数年がかりで実施しており、技術面でもマネジメント面でも成長できている気がします。


ー現在の悩み、それに対してどのようにしていきたいか?それぞれお聞かせください

<T.H>今後もテレワークを継続していくにあたって、関わっている人数も多いので、周知方法や周知する量はまだまだ模索状態と言えますね。Slackを利用した周知もいいが、大事なことはZoomで伝えたり、wikiに記載して何度も伝えるといった地道なことが必要なのかと考えています。

<A.T>メンバーの成長を促す環境作りが課題ですかね。保守や追加開発という中で成長できる面は多々あるものの、0からのエンジニアリングという場面はなかなか用意できないこともある。適度にローテーションも行いながらうまく成長に繋げていきたいです。

<K.Y>マネージメントを主にしているとプログラミングを行う比率が下がっていくことが悩みです。T.Hさんと2人で内職という形で自分達で開発したりするようなスケジューリングをして工夫して、密かに楽しんでます。


ー最後にこの先やってみたいこと、将来のキャリアビジョンを教えてください。

<A.T>様々なプロジェクトでの経験を経て、各開発工程を学んできました。
今後は、培ってきた技術を若手社員に受け伝えるとともに会社全体のスキルの底上げを目指すことで、「PROであれば任せられる」と言われるような会社となることを実現していきたいと考えています。自身においては次のステップに向けて新しい技術へチャレンジしていきたいと思っています。

<K.Y>自身のキャリアとしてはありきたりな言い方ですが、何でもできるようになれたらと考えています。システムが安定稼働していることはとても良いことですが、そのシステムを通しては世の中のモダンな技術に触れる機会が減ってきてしまう面もあります。マネージメントのスキルを磨いていけたらとともに、ある程度の世の中のモダンな技術にも触れていけたらとも考えています。

<T.H>開発当初はさまざまな試練がありましたが、気がつけば早くも9年が経過しました。成功したプロジェクトの一つといえると思います。今後は、この経験を活かし、成功プロジェクトを増やしていき、グループ会社を含む会社全体の発展に貢献したいと考えております。



■私たちと一緒に「あったらいいな」を実現しませんか?

↓↓↓ 株式会社ピー・アール・オーの採用サイトはこちら ↓↓↓


■もっとPROのことを知るリンク集