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未経験からIT業界への転職を成功させるために


はじめに

本記事では、未経験からIT業界への転職を成功させるために気をつけるべきこと、身につけておくべきことを、私の実体験や、知識を元に記載しています。また、私が未経験からIT業界へ転職した際の話は以下の記事にまとめているので、気になる方は読んでみてください。

気をつけるべきこと

まずは、気をつけるべき事についてお話させて頂きます。

転職をする上で必ず行うことはなんでしょうか?

そう、求人の閲覧です。

この記事を読んでいる方は少なからず、1回ぐらいはIT業界の求人を見たことがあるのではないでしょうか?そして、気づいたことがあるのではないでしょうか?
やたら、未経験歓迎!実務経験不問!学歴不問!と言った歓迎ムードを全面に押し出している求人が思いのほか多いという事に!

これをみて、以外と転職簡単?!かエンジニアが少ない世の中だし求人が多いのか?!とか今の自分でもワンチャンあるのでは?!思っていませんか???

もちろん、こういった考えを持つことが悪い事ではないですし、大事なことではあると思います。ただ、冷静になって考えてみてください。

自分が雇う側になった時に、いくら、人手不足とはいえ、即戦力じゃない人材ばかりを欲しますか?そう、甘い言葉には裏があるのです。では、この先で何が裏なのかと言うのをお話したいと思います。

未経験歓迎と言う言葉の裏

IT業界には「SES」と呼ばれる業務形態が存在します。イメージしやすい言葉で言うと派遣社員です。

厳密には違いますが、同じように、クライアント先に駐在し、エンジニアとしての業務を行います。これだけ聞くと、え、エンジニアじゃん?何が裏なの?と、思うかもしれません。何が裏なのかと言うと、、、、SESとして派遣されるクライアント先の業務がエンジニア職とは全く無関係な場合があるのです。

どういう事?!と思う方もいらっしゃるかもしれないので、もう少し補足します。

まず、IT業界というのはとても幅広いです。皆さんが想像するプログラマー意外にも、様々な職があります。そこを利用して、「パソコン扱うから→ITだよね?」という理由で家電量販店に派遣されたり、「通信機器を扱うから→ITだよね?」という理由で通信機器の設置工事の会社に派遣されたりという場合があるのです。もちろん、このような仕事をされたい方は良いと思いますが、IT業界に行きたい!という方の大半はプログラマーやSEになりたい!という思いをお持ちの方の方が多いのではないでしょうか?それなのに、全く関係ない業務をする事により、貴重な時間を浪費し、キャリアアップの足枷になってしまうのです。

この可能性を少しでも減らす為には、求人に載っている業務内容をしっかりと確認する事が大事ですが、私個人的には面接時の逆質問の時間が1番大事だと思っています。

面接時の逆質問

私の個人的な考えですが、面接時の逆質問が唯一企業の中身を知れる機会だと思っています。その時間を最大限に利用するのが、転職失敗を防ぐ最善策だと思います。

では、具体的にどんな事を質問するべきなのかというと、以下の3点だと思っています。

  1. 保有している案件について

  2. 最初の案件について

  3. 社内でのキャリアアップについて

保有している案件について

この、保有している案件というのは、求人にもある程度は記載されているとは思いますが、これは、上部の1番いい案件だと思います。(以前勤めいていた企業がそうでした。)なので、求人に載っていない案件にどの様なものかがあるのか自身が得意とする言語を扱える案件があるのかこういった案件の量や参画社員のレベル感というのを聞き、その返答がある程度自分のイメージと合っているか、しっかりと理に適った返答であるかというのを確認する事が大事だとおもいます。

最初の案件について

次にですが、自身が入社できた際に参画可能な案件のレベル感や内容を確認してください。自身が本当に未経験であるにも関わらず、理想とする案件に参画できるような返答を貰った場合は要注意です。なので、正直に「無関係な案件になる可能性がある。」などの返答を貰える企業を選ぶ事が大事だと思います。(私が最初に入社した企業は濁されました、、、、そして、絶望しました。)

社内でのキャリアアップについて

最後に、入社後に無関係な案件から開発案件に関わるために何をするべきか、案件を紹介する社員の選定基準モデル年数を確認してください。やたらと、短い年数の場合は要注意です。もちろん、スキルがある社員が選ばれるものですが、それ以外に、その企業独自の選定方法がある場合は、それが何なのか、と言うのを具体的に回答してもらえる企業を選ぶ事が大事だと思います。(私が最初に入社した企業は、案件での評価と言われましたが、実状は違っていました、、、)

以上が未経験がIT業界への転職の際に気をつけるべき点です。
では、次に身に付けておくべきことについてお話したいと思います。

身につけるべきこと

ここからは、実際に転職する前に身につけるべきことをお話していきます。今回は、プログラミング言語の学習以外の部分に焦点を当てていきます。

ITに関する基礎知識

まず、重要なのがITに関する基礎知識です。先程もお話した通り、IT業界はとても幅広いので、知識を網羅する事は難しいと思います。よって、まずはIT業界の一般知識を身につけましょう!!!

一般知識を身につけるには、「基本情報技術者試験」「応用情報技術者試験」の学習をするのが良いと思います。資格の有無は問いませんが、有資格の方が転職時にはプラスだと思います。

基本情報と応用情報の学習にはこちらの参考書がおすすめです。
イラストが多いので理解するまでが早いです。

それ以外にも、webアプリを開発したいのであれば、Webアプリの仕組みであったり、ネイティブアプリを開発したいのであれば、ネイティブアプリの仕組みのように、仕組みや根本をしっかりと理解しておくことが重要です。個人的には、プログラミング言語の学習よりも大事だと思っています。

基礎知識を身につけるメリット

先程、述べた様な基礎知識を身につけるのと、身につけないのでは業務効率が圧倒的に違います!!!

開発とは基本的にチームで行います。なので、打ち合わせや業務の会話の中で、「IT業界の当たり前」の用語や、「基礎知識」を理解している前提で話が進んだりします。なので、「基礎や当たり前」が分からないと、一々確認を行ったり、確認を行うにも何が分からないのか分からないなどの事象に陥る可能性があります。この可能性を少しでも小さくするためにも、基礎的な知識はしっかりと身につけておく事をおすすめします。

説明能力

そして、最後に身につけるべきものは、「説明能力」です。

SEの業務には、プログラムを作成する以外にも設計というのを行います。
この設計の成果物として大きく「要件定義書」、「基本設計書」、「詳細設計書」というものがあります。特に「要件定義書」、「基本設計書」は、ITに全く詳しくない「お客様」が内容を理解出来る様に専門的な用語や知識を嚙み砕いて作成していく必要があったりします。それ以外にも、「お客様」との打ち合わせ等で自分の言葉でしっかり話し、相手から返答を瞬間に理解し、また相手が理解できるように分かりやすく伝えていく必要があります。これが、思っている以上にめちゃくちゃ難しいので、実際の業務に従事する前に慣れておく事をおすすめします。

どうやって身につけるのか

まず、ITに関する基礎知識の身につけ方は、先ほども述べたので飛ばして、「説明能力」ってどうやって身につけるのか?と思ったのではないでしょうか。

私は正直、個人開発しかないと思っています。

もう少し具体的にお話をすると、「クラウドワークス」、「ランサーズ」、「ココナラ」などで実際に「お客さん」「開発者」という立場になり、説明能力を鍛えるしかないと思っています。もちろん本格的な開発現場に比べると、環境は劣りますが、「ITに詳しくないお客様への説明」という経験は積むことができます。もちろんここで案件を取るのも簡単ではありませんが、転職をするよりも、ハードルが低い場合もあります。

まとめ

この記事を通して伝えたい事は「焦らない事」です。
転職回数や年齢が上がって行くことで、転職の成功確率は正直下がると思います。それに焦って、中途半端に行動し、中途半端に転職した事によって後悔するぐらいであれば、この下がる可能性を考慮した上で、カバーできるぐらいに計画、準備をする事が大切だと思っています。
また、私のnoteでは、プログラミング学習、業界についての事をメインに記事を作成していくので、よかったらフォローをお願いします!!


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