高齢者向けの歩行器を選定する際のポイントについて
本日は、高齢者の使う歩行器について投稿させて頂きます。タイプや種類が多く存在するため、より適したものを使用して頂けると嬉しいです。
【歩行器選定のポイント】
◯ 持ち手部分の形状
歩行器の持ち手部分の形状には大きく分けて2つの種類があります。
横に伸びているタイプと持ち手が左右2つあり前後にバーあるタイプです。
方向転換や歩くスピードに影響が出やすいため比較して検討することをおすすめします。
◯ 歩行器のタイプ
歩行器には体重の掛け方などが種類によって異なります。手で操作するタイプが多めですが、肘で操作するタイプなど腰の曲がり具合や膝の痛みなどに合わせて負担を軽減できるものも存在するため身体にあったものを選択出来るようにして下さい。
◯ 歩行器の高さ
歩行器の高さはどの歩行器にも調整可能な最低と最高の記載があると思います。身長に合わせたり身体の特徴に応じて高さは重要となるため、設定は必須です。
身体が前に倒れやすい方は高めに設定したり、後ろに倒れやすい方は低めに設定するなど同じ歩行器でも歩行を変えることが出来ます。
◯ 歩行器の幅
歩行器の幅は、使用する屋内の廊下幅など物理的な大きさにより使用できるか検討する事も大切です。歩行器の前後幅は方向転換で回転する際には重要となりますので廊下幅などなども含めて検討できると良いです。
また、幅を狭めすぎると軽量化は出来ますが方向転換時にスピードが速まるな転倒につながる危険性もあるため、試しは必要です。
◯ 車輪の有無
歩行器には車輪付きのタイプとなしのタイプがあります。車輪なしのタイプは固定性に優れますがスピードは落ちます。車輪タイプは固定性にかけますが、スピードは出やすいです。足を出すのがやっとの方は車輪ではなく少しずつ歩ける固定性を重視したタイプがおすすめです。
歩く力がある程度ある方は車輪タイプでも全く問題ありません。
◯ 購入品とレンタル品
購入すると基本的には後から返品できませんが、レンタルでは月数百円程度で借りられる事もあるため、必要ではなくなった際に返却することが出来ます。※もちろん介護保険認定が下りていることが条件です。
どのくらいの期間使用しそうかなど今後を見据えて判断頂けると良いかと思います。
【おわりに】
本日は、歩行器についてご紹介させて頂きました。屋外を歩いている高齢者を見ると本当に合っているのか不安になる事もあります。
選定に困りましたら近くの包括センターや歩行器の業者などに依頼しお試しをさせてもらえると1番良いと思います。病院であれば必ず必要な歩行器はリハビリスタッフが選定します。
最後まで閲覧頂きありがとうございました。日頃よりフォローやスキのご協力感謝致します。
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