見出し画像

「3人のレンガ職人から学ぶ働き方」



「3人のレンガ職人から学ぶ働き方」

「3人のレンガ職人」のお話を知ると、仕事についての向き合い方だけでなくもっと大きく「人生について」もあてはまると思います

30代後半で無職ひとり親から派遣社員として働き出した時

人それぞれ働くことに対する捉え方、考え方は違いますが
働く仲間の年収、不満、トラブルには関係があると気づきました

年収を上げていくこと、働きやすい職場環境を整えるには
自分自身のマインドセットが大事なんだと気づきました。

気づかせてくれた職場環境に感謝です

「なんでこんなことをやらなくちゃいけないんだ」
「それは私の仕事ではない」という言葉を昔の職場で聞いたことがあります

「誰に教えてもらった訳ではないけれど、職場はお金をもらいながら大人が学ぶ場所、こころを磨く場所」と考えていた私はそう言う方の言葉にすごく驚きました

研修で3人のレンガ職人の話を知ってからは、仕事への視点は人によってこんなに違うものなのか!!!と、驚きつつ、だからあんな発言するのかと昔の職場を少しだけ理解できたように思います

自分の考えが一般的(大多数の意見)とは限らないですね

「働くこと」への想いや、仕事へ求めるものも人それぞれ違う
ということを知るだけで、人の課題と自分の課題を分けることができるかもしれません

または、今あなたが抱えているモヤモヤが少しはスッキリするかもしれません

3人のレンガ職人


ある旅人が、町外れの道を歩いていると
1人の男が道の脇でレンガを積んでいました

旅人は、その男に尋たずねました

「何をしているのですか」

するとその男は

「見ればわかるだろう、レンガ積みをしているのさ!

1日中レンガを積んでいるんだ

なんで俺はこんなことをしなければならないのか、ついていない・・・」

旅人は男をなぐさめ、また歩き続けました

しばらく歩くと
一生懸命レンガを積んでいる別の男に出会いました

前の職人に比べて、辛そうには見えませんでした

そこでまた旅人はたずねました

「ここで何をしているのですか」

すると男は

「ここで大きな壁を作っているんだよ、これが俺の仕事でね」

「それは大変ですね」

旅人はいたわりの言葉をかけました

すると

「そんなことはないよ、この仕事で俺は家族を養っているんだ、この仕事があるから家族全員が食べていけるんだ!
大変だなんて言ったらバチがちるよ!」

旅人は、その男にはげましの言葉を残して歩き続けました

また、もう少し歩くと
別の男が活き活きと楽しそうにレンガを積んでいました

「ここでいったい何をしているのですか」
旅人は興味深くたずねました

「俺たちは、歴史に残る偉大な大聖堂を造っているんだ」と
目を輝かせて答えました。

「大変ですね」

旅人はいたわりの言葉をかけました
すると男は

「とんでもない!ここで多くの人が祝福を受けるんだ
素晴らしい仕事だろ!」

旅人は、その男にお礼を言ってまた元気いっぱいに歩き続けました

レンガ職人の話は終わり

働くことの定義


同じ作業でも、自分の仕事を自分がどう捉えるかによって
モチベーション(やる気)はこんなに変わる

おそらく積まれたレンガの仕上がり、精度も3人の職人で変わってくるでしょう

このように働く人の捉え方や、精度の違いが職場や家庭のなかでも起きていることだと思います

自分に与えられた仕事に対するゴール、完成度と
仕事を任せる側の期待値が職人によってズレが生じるんですね

仕事をイヤイヤ、仕方なくやる人もいれば
仕事があるから家族が養えると感謝する人もいる

自分の仕事に誇りを持ちイキイキと働く人・・・
料理をしぶしぶする人(それは私、笑)

話を戻すと

3人ともレンガ職人としての「レンガを積む作業」は同じですが
心持ち、向き合い方が違います

視点がちがうことで、こんなにも自分の置かれている環境への意味づけが変わるんです

置かれている状況を自分がどう解釈するかによって
その人の未来は大きく変わるのではないでしょうか

1人目の職人は「給料をもらう」のが目的でした

残念ながら仕事の楽しさや、面白さを見つけられずにいる毎日かもしれません

彼はただ毎日レンガを積んでいるだけと捉え、それが何になるのか考えもしない毎日を送っています

2番目の職人は給料に加えて「大きくて丈夫な壁を作ること」に責任感とやり甲斐を感じ「家族のために」がんばっています

家族の生活を支えられる仕事があることに感謝をしています

3番目の職人は
「立派な大聖堂を作る」「素晴らしい仕事」に関われて嬉しいと考えています

彼はこのレンガが大きな壁になり、屋根ができて
やがて大聖堂にたくさんの人々が集まってくることまでイメージができているのでしょう

3人は同じ仕事をしています起きている事実は同じでも受け止め方、捉え方によってやる気も仕事の結果も大きく変わってくるのは働いている人にとってはよく、おわかりだと思います

あなたの今の仕事に対する向き合いかたは3人のレンガ職人の中でどれにあたりますか

私のおすすめの働き方

自分の考えをいったん脇において「仕事に自分を合わせていくこと」「自分の仕事を好きになること」です

あなたの同僚をレンガ職人にたとえ、どれにあたるのかと考えてみると、仕事への向き合い方がそもそも違うのだと、理解できるのではないでしょうか

「相手を変えようとせずわかろうとする」
私がカウンセリングを学んだ先生のことばです
この気持ちで人と接すると、好循環が始まります

余談、我が家の話

高2の息子に「最近、知った新しい言葉はなに?」と聞くと
蛙鳴蝉噪(あめいけんそう)とのこと・・・私は知りませんでした

息子曰く「国会のように長い時間かけるのに実がない会議」だそう

子どもの教えてもらうことが多くなりました
何歳になっても日々、勉強です

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?