PRIMECARE杉本

(株)プライムケア代表取締役 杉本容、(ヨウと発音して下さい)<柔道整復師・保険代理店…

PRIMECARE杉本

(株)プライムケア代表取締役 杉本容、(ヨウと発音して下さい)<柔道整復師・保険代理店・交通事故専門医療コーディネーター>交通事故被害者の立場から、交通事故世界の中枢を覗き、被害者が受ける「医療者からの二次被害」を問題視。医療界の文化をアップデートしたく邁進しています。

マガジン

  • 医療従事者のための交通事故・療養費・保険勉強会

    FBページから始まった「半ばブラックボックス化された交通事故対応方法」の医療従事者向け勉強会。 ・勉強会に足を運ぶことが、なかなか叶わない ・勉強会で得られる知識ってどんなの? ・胡散臭くないか、確かめたい 方へ向けた、有料マガジンです。 これまで無料であったFBページでは、語りきれない話や、事象分析をこちらで展開します。 目的は ・正しい正攻法の知識をつけ、知恵でもって患者対応する ・知らず知らずのうちに「医療従事者と言う名の二次加害者」になる事を回避する手段を知る 無料ページ以上、勉強会参加以下のポジションですが、無二のレベルで知識提供させて頂きます。 御活用下さい。 <対象> 国家資格を持った医療従事者と、その関係職員

  • てあてせんせいの弟子

    てあてせんせいの弟子になって(?)はや数年。 赤ちゃん・子どものケアに関わる時はいつも勉強です。 そこから得たことを、お裾分けできたらな・・・ 最近作った、院長先生のページはこちら https://teatesennsei.com

最近の記事

保険会社がインボイスの事業者番号を出せという未来は来るのか?

SNSを徘徊しておりますと、私も改めて確認というか勉強のきっかけになるような投稿を拝見することがあります。 『そのうち損保から「インボイスだせ」いわれるのか?インボイス登録番号がない施術所での施術および通院は認めない!っていう損保いるかなぁ?』 なるほどね、これはまた秀逸な着眼点だな~と、思ったものです。 なので今回の記事はこれをちょっと意識して、いろいろ考えてみたいと思います。 先に申し上げておきますが、私の拙い知識での確認事項でありますので、課税非課税など税に関す

    • 多くの弊害を生む「自賠責保険はたいして審査しない」という謎の都市伝説を考える

      いろいろな話を聞いていたり、SNSの投稿を拝見したりしていると、どうも医療従事者の方々の自賠責保険に対する解釈として 「たいして審査もしていないから、請求どおりに出るっしょ!」 的な解釈がされているのに驚くことがあります。 私の方で幾度となく、患者さんのためになるようで逆に追い込むことがあるとして否定している「被害者請求スキーム」も、ここから発展されていることなのではないだろうか?というふうに最近は考えるようになりました。 無料領域のところで先に申し上げますけれども、20

      • DMK136を守れば安泰?それは免許持った医療従事者の考えじゃ・・・

        ないよね!っていうのが今回の記事の趣旨になります。 さてあえてご存知の方も多いと思いますけれども、このDMK136 D:打撲→1ヶ月 M:ムチウチ→3ヶ月 K:骨折→6ヶ月 症状に対してこの期間までのであるならば、保険会社はとにかく言わずに治療期間として認めるものであるという目安と言われています。 しかしながらこの内容は、一部エビデンスがあることを根拠にしていることではありますけれども、たまに使いかたを間違えて把握している場合があるので、今回の記事にあげさせていただきま

        • 福岡事件の情報が入れば入るほど、この先の変化への心配を禁じ得ない・・・

          前回の無料開放に関しては、有料会員の方々・・・ご理解いただきましてありがとうございます。 私は今回の事件が、業界に対して非常に大きな潮目の変化になる・・・ということで投稿を作成させていただきましたが・・・ これまでの交通事故治療費請求分野が、あまりにも自分たちの金銭都合でもって展開することが多いことから、被害者請求にしろ不正請求にしろ、新聞沙汰になるほどの逮捕がどれだけ重要かを拡散したく解放した次第です。 伝わってないかもしれませんけどね・・・ さて今回は有料記事を購

        保険会社がインボイスの事業者番号を出せという未来は来るのか?

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        • 医療従事者のための交通事故・療養費・保険勉強会
          ¥1,000 / 月
        • てあてせんせいの弟子
          9本

        記事

          緊急無料開放投稿:福岡での行政書士と柔道整復師の逮捕事件は業界の潮目である

          ほかの記事を作っていたんですけれども、私が以前より指摘していた事項を唱えていた行政書士が、柔道整復師と共に逮捕されたというニュースが飛び込んで参りました。 既に全国ニュースとなっておりますけれども、ニュースの記事内容からして気になる点と、解説をするべく今回の原稿を差し替えております。 ※今回ばかりは事態と内容が深刻ですので、半年に一度あるかないかの「制限なし」投稿とさせていただきます点は、有料会員の皆様には大変恐縮ですがご容赦のほどお願い申し上げます。 報道機関によって

          緊急無料開放投稿:福岡での行政書士と柔道整復師の逮捕事件は業界の潮目である

          今一度「治療費単価」って誰のためのものか考えてみる

          ネットを徘徊していますと、たまにこういったところは実態とそぐわない医療従事者サイドの考え方だよな・・・という文言に遭遇したりもします。 皆さんにとってみれば、交通事故の患者さんを扱うということは、保険会社との対応がそれなりに厄介であるというような認識は、共通であると思われます。 「厄介な対応をしているのであるならば、自由診療で高単価なのは当然だろう」・・・そんな医療従事者の考え方が伝わってそうではありますが、何度も出していることではありますが、交通事故損害賠償である交通事

          今一度「治療費単価」って誰のためのものか考えてみる

          ある保険会社の約款では人身傷害で「むち打ち損傷」は使えないってよ?!

          6月より開始される、治療家向けの新しいシステムを現在構築中です。 難しいとされる、本質的な正攻法の交通事故対応を何度も学ぶ機会が取得できて、オンライン質問会で生での回答が受けられ、契約方式によってはマンツーマンで手術証明書やカルテの記載方法レクチャー、個別事案の回答までフォロー。 業務に関係する、周辺知識や法律改定の情報なども、クローズドスタンスだからどんどん提供させていただく場を作らせていただきます。 noteも継続しますが、システムの中にメルマガ方式で投稿しますので

          ある保険会社の約款では人身傷害で「むち打ち損傷」は使えないってよ?!

          自身事故の患者さんの対応で、人身傷害への請求で?があったので整理する

          交通事故=自賠責保険で対応する・・・訳では無い典型例が、いわゆる自分自身で突っ込んでしまった「自損事故」になります。 一部、きちんと交通事故を理解していないコンサルティングから煽られた方が 「こんな交通事故でも自賠責保険を使って治療を受けることができます」 的なイラストを出している接骨院を拝見することがありますが・・・ その中にも悲しいかな、使えるはずのない自損事故まで、自賠責保険を使って施術を受けることができるなどと、デマを患者さんに出して集患しているケースを拝見します

          自身事故の患者さんの対応で、人身傷害への請求で?があったので整理する

          治療院にキッズスペースなどを設置する際に知っておきたいこと

          昨今では、接骨院やその他の治療院においても、いわゆるキッズスペースを設置する院が増えてきました。 先に申し上げますが、こういったスペースを作ることを私は基本的に否定的ではありません。 ただ、あえて肯定的というよりは慎重派です。 踏まえておかなくてはならない問題点が多いことから、そのことに対してのノウハウを受けているのかな?と思い、今回の記事の題材に選びました。 ①なぜキッズスペースを作るのか? ②待合とは違う?キッズスペース作るなら考えておくべき事 ③これだけ有るよ!キ

          治療院にキッズスペースなどを設置する際に知っておきたいこと

          保険請求体制を開通するだけでは終われない!マイナ保険証導入において踏まえること

          2024年4月18日 厚労省大臣の「マイナンバーカードに健康保険証の機能を持たせた「マイナ保険証」の利用率に関係なく、12月に現行の健康保険証を廃止し、マイナ保険証に一本化する」のコメント報道がありました。 正直な所、私は柔整あはきの療養費に関する事においては、自身の戦闘力がヤムチャ程度なので、深く論議を展開はしていません。 しかしながら、自賠責関係は悟空であり、関係周囲知識においては労災はクリリンですが、リスク管理や保険関係はベジータ・・・ いや、キリが無いのでやめま

          保険請求体制を開通するだけでは終われない!マイナ保険証導入において踏まえること

          保険会社の個人情報漏えいから考えるべき事、学ぶこと

          SNS上において、大手外資系保険会社であるプルデンシャル生命保険の「個人情報漏えい」に関する記事を見ました。 同社HPにPDFにて声明が上がっています。 今回は、このPDFに対しての詳細は憶測になってしまうのですが、発表に至るようになった事態から、柔整あはきの方々に対しても充分業務と関係のある話ですので、題材にさせていただきたいと思います。 ①そもそも個人情報保護法とはあらためてまとめてみる ②その上で今回のプルデンシャル生命元職員における問題点は何か ③柔整あはきの業

          保険会社の個人情報漏えいから考えるべき事、学ぶこと

          そろそろ本気で「人が選ぶ」と言う事を真剣に考える時代かも

          先日とあるパーティーのような集まりに、患者さんから「よろしければ一緒に行きませんか?」と、うちの院長(家内)が誘われて参加してきました。 パーティーはスポーツ系でしたので、多種多様な業界の方々がいらっしゃったのですが、その中で同業のいわゆる治療家業界の方もいらっしゃったようです。 全体の中で、当然ながら異業種交流的に名刺交換も行われるわけですから、その中で院長とその同業の方も挨拶をされたそう・・・ ご存知の方もいらっしゃると思いますが、うちの治療院は予約制の100%自費

          そろそろ本気で「人が選ぶ」と言う事を真剣に考える時代かも

          『ふてほど』を自身の職場を考えるきっかけにしてみる

          クドカンドラマが話題ですね 『不適切にもほどがある!』 この記事を書いている時は、このドラマの最終回前なので、最後はどうなるかは分かりません。 正直、最初から見ているわけでは無く、患者さんから評判を聞いて「U-NEXT」で追いかけている身ですが、途中まで見ていると現場で聞くような雇用問題にも、少しは応用できるのでは?と思ったので今回は記事に上げてみたいと思います。 今回は、まだご覧になっていない方には大変申し訳ないのですが、多少のネタバレを含みながら、そこに上がっていた

          『ふてほど』を自身の職場を考えるきっかけにしてみる

          LGBTQの患者さんに対する体制はどのようにするべきか?

          4月中に開始予定で、新しい業務の準備をしております。 これまであまりにも根拠に乏しかったり、一般社会との常識レベルが乖離ありすぎだったり、荒唐無稽な内容だったり、無責任だったり・・・そんなコンサルが台頭してきていて、ある意味で端から見てて、ぼったくられているようなケースを散見しております。 私ができることは、戦略的経営目線のことではなく、ビジネスとしてのマネージメントに関すること・・・ それとこちらのノートの方でもだしていますような、交通事故だとか関連する保険のことだと

          LGBTQの患者さんに対する体制はどのようにするべきか?

          斬新な意見に流されるのも・・・「ちょっと待て」となりかねない

          とある、オンラインサロンをお持ちの有名な芸人さん。 私はそこの会員じゃ無いですが、SNSにおいてタクシーに対する意見として、記事が上がっていました。 ほうほうほう・・・なるほどね~と読んでいましたが・・・ 正直な所、私はこの記事に対して賛同することは無くて、残念だな~と思うと同時に「こういった意見は斬新と捉えられて賛同を得ていくのかな?」と思ったので記事にしてみます。 まずは、その投稿は纏めると以下のような感じになります。 ・『日本のタクシーのここがキライ総集編』として

          斬新な意見に流されるのも・・・「ちょっと待て」となりかねない

          対岸の火事と思うべきではない!無資格者による医業類似行為による被害報告から考えるべき事

          先日SNS上で、とある投稿が話題になりました。 その内容は有名なジムでパーソナルトレーニングを受けていたけれども、そこで「本気で体を変えたいのであるならばコンディショニングを週最低2回やりなさい」というサジェストから90分3万円でカッピング・灸・マッサージガンによるマッサージなどの手術を受けていたとのこと。 ですが、日に日に湧いてくる疑問から、自分自身の体の状態を投稿し「これって普通のことなんですか?」という内容を投稿されたことから、大きく波及し騒然とさせたものです。

          対岸の火事と思うべきではない!無資格者による医業類似行為による被害報告から考えるべき事