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機能よりも体験に価値を見出すスマホ世代

「写ルンです」が10~20代を中心に、人気なんですね。

この話題って、何年か前に昭和ノスタルジーで時代の波を超えて今の若い世代のひとにもささってるというのを耳にしましたが、今でも根強い人気に驚きです。

デジタルネイティブと呼ばれている若者が、新しい体験を求め、アナログに価値を見出しているのは、自然の流れなのかも知れませんね。

ひとは無い物ねだりの生き物なので、生活がデジタルで溢れると、デジタルデトックスというキーワードとともにアナログを嗜好する。

モノ消費からコト消費へと移り変わっている今だからこそ、アナログの良さや新たな体験(我々にとっては一周回って)や、ひと手間掛けるからこその価値に気付くのだと思います。

こうやって、デジタルで何でもかんでもスピーディに処理してしまうと、アナログの手間に特別感を抱くようになりますよね。

日常はデジタルで、非日常はアナログで、といった感覚でしょうか。

ひと昔前は、日常がアナログ、非日常がデジタルだったので、逆転している世界観なのかも知れません。

新しいものを作り続けて、生産性を高め、効率化を追求する傍らで、過去のアナログの埋もれた製品やサービスのなかに、今の時代に合ったものが見つかるのではないでしょうか。


渋谷の家電量販店の店頭に並べられた「写ルンです」は、月に1,000個も売れているという事実を知って、そんなことを感じました。




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