広報担当者が知っておくべきDXトレンドと活用法
様々な業務や職種で対面コミュニケーションが難しくなる中、営業やセールスではオンライン商談ツールの導入などDXを意識した業務改革が進んでいます。
広報PRを担当する広報担当者も従来の主流であった展示会やオフラインイベントでの顧客獲得が難しくなっている今だからこそ、メディアアプローチの変化にあわせて広報PRにおけるDXトレンドをしっかり把握し、上手く活用していくことが求められています。
そのひとつがデジタルコミュニケーション戦略です。
従来のプレスリリースの配信はワイヤーサービスを活用することで安く簡単に行えるようになりました。
しかし、これらのツールでは従来のメールやFAXで一斉配信するメディアアプローチと何も変わらないため、メディアとの関係構築やパブリシティ獲得は難しくなります。
そこで取り入れる戦略として今後のメディアとのコミュニケーションはメールを中心にすると、メールでコミュニケーションをすることで戦略的な対策や様々な分析が可能です。
これはもう当たり前ですよね。
でも、例えば、メール配信ツールやCRM、MAなどのツールを使用すると開封確認やクリック計測、過去のコミュニケーションの履歴が分析可能で、開いてもらえるメールタイトルの分析が行えますし、本文中のリンクのクリック計測機能を使ってどこに興味を持っているのかを仮定できます。
それらの仮定を元にプレスリリースではなく、ニュースレターというPRツールを作成しアプローチする相手に合わせた切り口でPRすることができます。
メールを見た相手は少なくともコンテンツに興味を持ち閲覧しているので、フォローアップのメールを送ることで更なるコミュニケーションやメディア露出につながります。
そしてWebマーケティングにおけるKPI設計も非常に重要であり、Webサイトの訪問者数や回遊率、インプレッションやSNSのエンゲージメント率や良いね数を元にKPIツリーを作成することでKPI設計から運用までを可視化し、目標達成までの進捗具合を誰の目から見ても明らかにしてくれます。
また、KPIを割り出す工程で目標達成までの全プロセスを洗い流すため、全体像の把握にも役立ちます。
広報担当者もデジタルを意識して、新しいメディアリレーションを構築していく必要がありますよね。
これまでよりも早く正確に。
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