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DX人材を育成する前に知っておきたいDXリテラシー

DX人材を育成することは、多くの企業での課題となっています。
移り変わっていく世の中に対応するためには、これを育成して高度な情報社会に立ち向かえるようにしておくことが重要です。

しかし、やり方を間違えてしまえば効果的な育成を期待することができません。実施する前にはDXリテラシーの確認から行っておく必要があります。

類似する言葉にITリテラシーがありますが、こちらはIT知識を持って活用できる状態をあらわしていると知っているはずです。

DXリテラシーもほとんど同じだと思うかもしれませんが、厳密には違っています。

ITリテラシーは組織の生産性向上のために推進していく必要がありますが、DXリテラシーはIT技術の活用などを経て組織を変革することが大きな目的となっていることに注意が必要です。

これを踏まえると、ただIT技術を導入するだけでは不十分であることが分かります。

DXリテラシーを有する人材を育てるためには、人任せにしないデジタル化が必須です。

IT化を推進するときには、自社にこれに詳しい人が1人でもいれば実現できることが多かったと言えます。けれども、組織自体の変革が最終的な目標であることを考えると、一部の人材だけがDXリテラシーを有していても意味がありません。

新入社員やIT関連部署に入る社員だけに実施すれば良いと勘違いしやすいですが、社内で広く育成を行うことが必要不可欠だと言えます。

能力の再開発や再教育をあらわす、いわゆるリスキリングを行う必要があり、ベテランと呼ばれるような社員であったとしても育成の対象となることを覚えておきましょう。

経済産業省がDX化を推進していることからも多くの企業が人材育成を始めているので、間違ったやり方では後れを取る可能性が高いです。

ライバル企業に負けないようにするためにも、世の中に置いて行かれないようにするためにも、DXリテラシーに対する理解を持った上で人材育成を実施していきましょう。


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