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【中国・四国エリア編】中国・四国地方のスタートアップ事情について調査してみた!中四国地方の特徴やスタートアップ企業についてご紹介します!!

こんにちは!PreVenture編集部です!今回のテーマは、「中国・四国地方のスタートアップ事情」です。大都市や大企業が多く位置している他の地方の影に隠れがちな中国地方、四国地方についてその特徴や中得・四国地方初のベンチャー企業の特徴など、見ていきます!記事の後半では実際にどのようなスタートアップが活躍しているのか取り上げてもいるので、最後まで見ていただけたら嬉しいです!

中国・四国地方の紹介

まず初めに、中国・四国地方について簡単にご紹介します。

中国・四国地方の主な特徴は

・観光資源が豊富
・地方都市である広島がある

の2点です。

観光都市が豊富で多くの観光客が訪れます。そして自然を感じることができる観光スポットが多く、日常で自然を感じられることから移住先としても注目を集めています。

また、地方都市の広島があることも中国・四国地方の特徴です。広島県知事である湯崎秀彦知事は、自身も電信通信事業ベンチャーの立ち上げ経験を持っており、ビジネスに精通した人物です。そして、湯崎知事を中心に広島県はスタートアップ支援プログラムを実行しています。

中国・四国地方のスタートアップ支援

ここでは、中国地方や四国地方のスタートアップ支援の例を紹介します!

①「中四国Startup Runway」

従来、東京など多くのスタートアップが成長しているエリアと比べて中四国のスタートアップ支援には課題が多い状況でした。そんな状況を克服するために作られたのが「中四国Startup Runway」です。

「中四国Startup Runway」は、企業が大きく成長する上で必要不可欠な支援を行うためのプラットフォームです。ユーザーの対象は

・中四国エリアで活動する起業家・スタートアップ・ベンチャー企業
・これから起業を志す人
・新たに急速な成長や課題解決を目指す中小企業

としています。

プラットフォームを構成する支援者は、

・中国・四国を拠点活動するVC
・構想に賛同したVCが複数

となっています。

ユーザーはこのプラットフォームを活用することで、このようなVCから「事業のブラッシュアップ」や「資金調達」のアドバイスを受けることができます。

「中四国Startup Runway」は、起業家・ベンチャー企業にとって支援者へ容易にアクセスできるようになると同時に、相談内容に応じた情報が得やすくなり、起業家たちのハードルを下げる目的があります。


②「HIROSHIMA UNICORN 10」

「中四国Startup Runway」の広島県特化型とも言えるのが「HIROSHIMA UNICORN 10」です。

広島県はスタートアップ拠点都市にも選定されており、これまでにも「ひろしまサンドボックス」などスタートアップ支援事業を複数実施しています。

そして今回の、プロジェクトでは10年間で、世界に羽ばたき大きく成長するユニコーンのような企業を10社生み出すことを目標に掲げ、それらの企業の挑戦を応援するため、10のサポートメニューを提供しています。コロナ禍を経て、東京一極集中から、「適散適集」と変化している中で、地方においても、挑戦しやすい環境づくり・挑戦することが当たり前の土壌や文化が必要だという考えからできているので、パートナー探しから資金調達、海外ビジネスへの展開などまで多岐にわたって起業家をアシストする、地方の起業家目線にそったプロジェクトになっています。また「HIROSHIMA UNICORN 10」は広島県への企業移転の助長もしています。最大で1億円という金額をサポートするもので、大企業のスタートアップに向けた影響も期待されているようです。

中国・四国地方のスタートアップの特徴500

ここでは中国・四国地方に拠点をおくスタートアップにどのような特徴があるのかを確認します。

地域密着型・地域活性化

一つ目の特徴は中国地方・四国地方のスタートアップ企業は地域密着型が多いという点です、地域活性化に積極的に貢献できます。

大企業と比べて中国地方や四国地方の企業は地域とのつながりが深い傾向にあります。地域の人々と密に関わり、地域を、地方を活性化させていこうというようなモチベーションがある人にはもってこいの戦場と言えるでしょう。

VCから資金調達を行っている企業がたくさんある

二つ目の特徴はベンチャーキャピタル(以下VC)から資金調達を行っている企業が多く存在することです。中国・四国地方にはVCがたくさんあります。銀行資本のVCから徳島県に本社を置き、株式会社エフピーライフ(徳島県徳島市)が運営するVCまで多種多様なVCで溢れています。エフピーライフ社が運営するVCは「事業再生」「地方資源を使った地方の起業家へのスタートアップ支援」を目的としています。地方スタートアップに出資するVCは、地方に特化した投資基準を設けていることが多いです。

中国・四国地方にはこのようなVCから資金調達を行っている企業がたくさんあります。

中国・四国地方に拠点を置くことのメリット600

ここでは中国・四国地方に拠点(本社)を置くメリットを3つ紹介します!

①地域との距離が近い

中国・四国地方に拠点(本社)を置くことのメリットとしてあげられる一つ目は、地域との距離が近いというところです。地域との距離が近いことのメリットに、人々の生活に深く根付いている課題が見える、地域の人々の理解や協力を得ることができるなどが考えられます。

そのため、地域の人々の力が必要なサービスなどは中国。四国地方で起業をするメリットは十分にあります。

②固定費の削減

二つ目のメリットとしてあげられるのは固定費が削減できるという点です。

都会に比べて中国地方は土地の値段、家賃が安くなる傾向にあります。具体的に東京のワンルームの平均家賃が6〜8万円なのに対して中国・四国地方で最も栄えているであろう、広島のワンルームの平均家賃は5万円台です。ここからも明らかに中国・四国地方のコストは抑えることができるということがわかります。その他に、最低賃金、水道光熱費や移動費を考えても、関東地方や近畿地方に本社を構えるよりもコストを抑えることができることがわかります。

③補助金を受けられる

三つ目のメリットは国や自治体から補助金を行政から受けられるということです。

・香川県:「起業等スタートアップ支援補助金(地域課題解決型)」
・岡山県:「岡山県中小企業向け融資制度」

などのように各県の自治体にはそれぞれ補助金制度が設けられています。
地方に本社を構えることで、企業はこれら補助金に加えて国からの補助金も得ることができます。

このように、その件や自治体独自の補助金に加えて国からの補助金が得られるというのも中国・四国地方に本社を置くことのメリットです。

中国・四国地方に本社を置くスタートアップ1000

最後に中国・四国地方を拠点に活躍するスタートアップを5社紹介します。

メロディ・インターナショナル株式会社

設立日

2015年7月27日

資本金
1億円

事業内容
遠隔医療サービスにかかわるプラットフォームと医療機器の製造、開発および販売を行っているメディテック企業です。世界中の全てのお母さんがより安心・安全な出産ができるように、遠隔医療のコミュニケーションプラットフォームである「Melody i」を開発しています。

PuREC

設立日
2016年1月5日

資本金
9,000万円

事業内容
細胞採取に伴う倫理的問題が少なく、骨・軟骨などへの多様な分化能を持つ間葉系幹細胞「超高純度ヒト間葉系幹細胞(REC)」を製造し、基礎・臨床研究用途に販売しています。従来の間葉系幹細胞に比べ、長期間の培養増幅が可能、凍結細胞として保存が可能などの特徴を持ち、同細胞を正確に分離する技術に強みを持っています。

株式会社ウーオ

設立日
2016年7月1日

資本金
1億円

事業内容
かんたんに全国の魚の購入、リクエストができる法人向け鮮魚発注アプリ「UUUO(ウーオ)」の展開の展開とともに、UUUOアプリで販売する魚の出品、売上確認、出荷作業をサポートする産地の方向けのアプリ「UUUO Sellers」を提供しています。

ファーマーズホールディングス株式会社

設立日
2017年9月15日

資本金
41億8,000万円

事業内容
最先端のIOT技術を駆使し、牛の状態管理や適切な環境コントロールを行うなど、飼育管理の最適化・省力化を実現し、生産性の向上を目指した牧場経営とグループ内で独自の物流ルートを確保し、より新鮮で質の高い生産物を消費者にお届けする仕組みづくりを行っています。

株式会社電脳交通

設立日
2015年12月17日

資本金
1億円

事業内容
全国のタクシー事業者向けにクラウド型タクシー配車システムの開発・提供や、タクシー事業者がバックオフィス業務(主に配車業務)をアウトソーシングできるサービス「クラウド型タクシー配車センター」の運営、全国で共同配車サービスを構築したい事業者向けに、複数のタクシー事業者の配車ルールを1つの拠点で同時に受ける仕組みの提供を行うっています。

まとめ

いかがだったでしょうか。今回は中国四国地方のスタートアップ企業事情を背負い迂回しました。中国・四国地方にも多くの可能性を感じた方は少なくはないのではないでしょうか。コロナ禍で一般化されつつある在宅勤務やオンライン会議の恩恵もあり、地方でも東京の人たちとの会議が行いやすくなりました。今後はメリットの多さから地方に本社を移す企業も出てくるでしょう。中国・四国地方はそういった企業にはもってこいの土地なのかもしれません。

最後に

弊社では、転職前にベンチャー適性がわかる診断サービス「PreVenture」も運営をしています。40問の質問に答えるだけでベンチャー企業への適性診断を無料で受けることができます。ベンチャー/スタートアップ企業で働くことに興味がありましたらぜひ参考にしてみてください!


参考資料


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