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ベンチャーで活躍する人に共通する謙虚さとは

"生々しいリアルなビジネス情報を覗く"『PreVenture』編集部です。

転職や独立を考えている方の中には「もっと活躍したい!」という思いをきっかけに活動を開始される方も多いと思います。特に変化の激しいベンチャー企業で活躍したい人にとって、必要不可欠な要素として謙虚さは外せません。

ですが改めて考えてみると、謙虚さって実態がよく分からない言葉ですよね。今回は、ベンチャーで活躍する人に共通する謙虚さを徹底的に考えてみました。

1. 謙虚は勘違いされている

能ある鷹は爪を隠すとも言われる通り、日本では謙虚さが美徳とされています。謙虚さの辞書的な定義から確認してみましょう。

【謙虚】
控え目で、つつましいこと。
へりくだって、すなおに相手の意見などを受け入れること。

日本では、「自分を下げること=謙虚」のような捉え方が広まっています。ですがこれは活躍するためという文脈においてあまり本質的ではなく、勘違いとも言える解釈です。確かに相手から見れば控えめには映るのですが、ただ自分を下げることが目的になってしまっているため、それ以上の効果は期待できません。ここから、一般的な謙虚のイメージと、活躍する人の謙虚には本質的に大きな差があることが分かります。

具体的なシチュエーションを考えて、何が違うのかを考えてみましょう。例えば、あなたが何かを達成して上司に褒められているシーンを想像してみてください。

上司:流石〇〇!すごいな!

あなた:そんなことないですよ、僕なんてまだまだです。XXさんの方が〜〜

一般的にイメージされる謙虚さとは、上のような対応をすることだと思われています。以前は私もこうだと思っていました。

謙虚とは自己の過大評価を指す傲慢の対義語なので、自己を過小評価することで謙虚になれるとする考え方です。一見謙虚な人には見えますが、これを続けていても活躍できるマインドセットは身につかないし、私がそうだったようにだんだんと自分への自信がなくなっていきます。

また、表面的にこのコミュニケーションを取ること自体は、謙虚じゃない人でもできますし、成長する人が持っている「あるもの」がこのコミュニケーションにはありません。そういった意味でも、自分を下げることは謙虚とは関係がないと言えます。

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2. 活躍する人の謙虚さ

では、活躍するための謙虚さとはなんなのでしょうか?同じシチュエーションの回答から、違いを見ていきましょう。

上司:流石〇〇!すごいな!

あなた:ありがとうございます!自分としては今後、より高い結果を出せるよになりたくて、正直まだまだ実力不足だと思ってます。もっとできるようになるには何が必要になりますかね?

回答の量もそうですが、回答の質がかなり異なることが分かると思います。活躍する人が持っている謙虚さには、学びへの貪欲さがあります。褒められたという事実を、できなかったことができるようになった通過点と捉え、さらなる成長のために情報を得ようとします。

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また、自分の理想の姿に対しての現在地が客観的に把握できているため、まだまだであるという言葉が本音として出ます。成長への本気度は相手にも伝わるので、相手もしっかりとしたフィードバックをくれます。

この貪欲さから生まれるコミュニケーションが、辞書的な意味の「すなおに相手の意見などを受け入れること」につながってきます。自分の成長のためにくれた本気のフィードバックを、理想の姿に近づくために自然と実践するため、傍から見れば相手の意見を素直に受け入れるように見えるのです。

活躍する人は漏れなく、このマインドセットを持ち合わせています。彼らは常に学びに貪欲です。ベンチャー企業の採用担当者は、「謙虚な人」を採用したいとよくおっしゃっていますが、不確実性の大きいベンチャー企業でこのマインドセットが重宝されるのも頷けますね。

3 謙虚と自信の関係

間違った謙虚を目指そうとすると自己否定が多くなり、自信が無くなっていくのですが、本当に謙虚な人は自分に自信があります。

上述の通り、謙虚な人は自分の現在地を客観的に把握しており、自分ができること / 頑張ればできること / 人と一緒ならできること / 今はできないこと を理解しています。過去の成長経験から、確実に理想に近づいているという実感があるため、根拠のある自信をまとっています。

筆者は初め、自分を下げることが謙虚だと思っていたため自己否定を多くしていました。その結果、自信がみるみる無くなっていき、根拠のない自信しか持てなくなってしまいました。悩んだ末過去の成長に目を向けた時、少しずつできることが分かってきて、少しずつ自身を持てるようになりました。

今自信がない人は、本当に小さなことでも良いので、過去の成長経験を書き出してみてください。

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4. まとめ

今回は、活躍する人が共通して持っている「謙虚さ」の本質に迫りました。謙虚さとは成長に対する貪欲さであり、目標の明確化と現在地の把握が必要になります。

謙虚な人間はどのフェーズの企業でも重宝されるため、特にベンチャー企業に行くならマストで備えておくべきマインドセットだと言えます。同時に、転職活動では企業を知ることも重要になります。どのフェーズでも求められるマインドセットだからこそ、身につけたあとに楽しくためには自分にあった企業を選ぶことが重要です。

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また、希望者には具体的な企業の説明も致しますので、どんな企業を受けるべきか弊社のコンサルタントに相談もできます。

また次回の記事でお会いしましょう。

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