見出し画像

子供たちが英語を覚えるまで その1

私たちがアメリカに異動になったのが、上の子が幼稚園年長さん、下の子が幼稚園デビュー前でした。両親が英語ペラペラなわけでもなく、英会話クラスに通った経験もなく、突然現地の学校に通うことになってしまった子供たち。どうやって英語を覚えていったのかを思い出してみました。

アメリカ引っ越し前

幼稚園年長の上の子は、アメリカではFirst Gradeとなりバッチリ義務教育が始まっている年齢です。当然学校に通わなくてはなりません。元々現地校に通う方針でしたが、念のため確認してみると、私たちが住む州には日本人学校はなく週末に通う日本人補習校だけがあるということ。これは覚悟を決めて現地校へ通わなければと思いました。
日本にいる間に少しでも英語に触れておく方が良いだろうと言うことで、友人が日本にホームステイしているオーストラリア人の学生さんを紹介してくれました。ちょっとした挨拶や簡単な言葉を教えてもらいました。学校で緊急時にいるかもと ”May I go to the bathroom?” も教えてもらっていました。
私たちはと言うと、駐在経験のある友人にこの本↓「外国で病気になっととき あなたを救う本」を紹介してもらいました。のちのちこの本が役に立つことが何度もありました。

アメリカの現地校が始まる

アメリカに着いて1週間後くらいに初登校日となりました。それまでに新しい生活に慣れたり、学校用のバックパックを購入するなどして準備を徐々に始めました。本人もモチベーションが出てきたようです。
初登校当日、車で学校に連れて行きました。担任の先生に連れられ教室へと入っていくのを見届けて私は帰ることにしました。校舎を出ようとすると、泣き叫ぶ声が聞こえて振り返りました。なんと、うちの子が校舎の玄関から飛び出て帰ろうとするところを校長先生に捕まえられたところでした。いきなり言葉が通じない人たちの中に放り込まれ、怖くなって逃げたそうです。担任の先生が同じクラスにいた日本人の生徒を連れて来てくれて、一緒に教室に戻ろうと促してくれました。でもなかなか泣き叫ぶのが止まらず私にしがみつこうとするので、先生たちに「親御さんは帰って下さい。いると余計帰りたくなるから。私たちは慣れてるからここは任せて下さい。」と言われました。私も泣き泣き帰りました。その日の午後、お迎えに行くと本人は落ち着いていて、どうやら日本人のお友達に助けられなんとかやってたようでした。またアメリカ式の楽しく学ぶスタイルも本人に合っていたようです。

算数の楽しそうなワークシートの例

その後、教室でどうやってすごしていたかを聞くと、泣きながら日本で練習した英語が全然使えなかったことを話してくれました。うちの子曰く「orangeとかelephantとかlionなんか使わないもん。お話しできる英語が習いたかった〜ビエーン😭😢😭」。ごもっともです。

その2に続く…


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?