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地球を守る 未来を守る【探究学習リポート】

立正大淞南では「本物に触れる」をテーマに深い探究の学びに取り組んでいます。これまでの3年間は、調べ学習中心で行なってきましたが、今年度(2022年)から学習指導要領の改訂により「総合的な学習の時間」が「総合的な探究の時間」に変わったことを受けて学校から飛び出し探究学習アップデートしています。

地球を守るという壮大なテーマの探究


探究学習とは主体的に物事を考え、他者と協働して問題を解決する力を身につけることを目的としています。

◎自ら課題を持ち考えを深められる力を身に付ける
◎自ら課題を設定し問題解決に向けて意見を交わし、解決しようとする力を身に付ける

探究学習の目的

<3年生>
自ら課題を発見し協力して解決する。
◎地域の問題を知り解決する方法を考える力を身につける。
◎地域企業のSDGsへの取り組みを知ることで環境問題の解決を学ぶ。

<2年生>
得た知識をみんなで協力して形にする。
◎世界が抱える環境問題について話し合う。
◎環境問題解決に向けたビジネスアイディアを作成する。

<1年生>
地球環境問題についての知識を身につける。
◎SDGsについての知識を深める。
◎最新の地球環境問題について調べ発表する。


本物に触れる(1学期の学び)


<4月>
昨年度(令和3年度)の探究学習の取り組みについて成果発表を全学年を対象に行ないました。

<5月>
全学年対象に「SDGs研修会」を実施。
三朝町立三朝中学校教諭 小松 亜希恵 先生、特定非営利活動法人 もりふれ倶楽部 理事兼事務局長 野田 真幹 先生を講師にお迎えし、講演とグループワークを通して「SDGsとは何か」について学びました。
小松 亜希恵 先生からは「多様性とSDGs」について、野田 真幹 先生からは「林業とSDGs(循環型林業)」について分かりやすく解説していただきました。

<6月>
大部分を森林に囲まれている島根県の特性を活かした体験型学習を実施。全学年を対象に島根県東部林業水産振興センター林業部、島根県農林大学校の皆さんにご協力いただき、島根県農林大学校に行き実地体験をしました。

午前は実際に使用する重機の操作チェーンソーを使用した丸太切り、ドローンの操作を体験
農林大学校の皆さんとの交流の中で楽しく体験学習を行なうことで興味も深まり「本物に触れる」貴重な機会となりました。

午後は木を伐採する現場に足を運んで、実際に重機で山から木を切り倒し運び出せる大きさに伐採するハーベスタの実演を見学。ハーベスタとは切り出された木の皮をむき指定された長さに切る重機のことです。

切った丸太を実際に持ち上げる体験では、実際の木の重さに驚く生徒も多く見られました。
普段の高校生活ではできない体験を楽しく学ぶことで、机上の学習では得られない貴重な学びができました。

「本当に楽しかった」「またやりたい」という声を多く、この体験が自然を守り、未来を守る意識と取り組みに繋がってほしいと思います。
島根県立農林大学校の皆さん、ありがとうございました!


探究学習のコンセプト


立正大淞南探究学習は、1年生で知識をつけ、2年生でアイデアを出し合い、3年生で地域と繋がり地域の問題解決につなげる学びを行ないます。

「本物に触れる」というテーマで、地域の環境問題として今年度(2022年)は「林業」スポットを当てて学んでいます。

「多くの森林に囲まれている日本にとって地球環境と林業はどのように結びついているか」
多くの生徒は「林業」と言っても最初はイメージが湧きませんでした。
体験することで林業の問題身近に感じることができ、今後は地域の問題繋げる探究をしていきたいと思います。


探究学習のこれから


人口爆発地球温暖化による様々な環境問題は世界中の人々に今後大き影響を及ぼすことはデータからも分かっています。未来を担う世代地球の現状、世界の自然環境の現状を知り行動しなければなりません。

そのためにも、まずは自分の身の周りにある課題や問題発見し、自分の身近な人スクラムを組んで問題解決に努力することから始める探究の学び必要不可欠なことでしょう。

自分の意識を変え、学校の意識を変えるように努力し、地域に働きかけ、国としての問題に向き合い、世界の人々と繋がり、地球を守り、未来を守るために主体的な探究を目指していきたいと思います!

これからの地球のために何ができるか!
「誰一人取り残さない」ために…

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