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野尻監督のあくなき挑戦【立正大淞南サッカー部】

サッカー部監督就任1年目にしてインターハイ島根県代表、選手権大会島根県代表に導いた野尻豪監督インタビューしました。
野尻監督は、サッカー部だけではなく、本校全ての子どもたち成長を常に考えている先生です。

サッカー部 野尻豪監督

強烈な人生の節目を一緒につくっていこう!


今回の優勝は本当にたくさんの生徒の皆さん、教職員の皆さん応援が力になりました。ありがとうございました!

この大会に入る前にサッカー部全員に「竹」の話をしました。
にはがあります。が多ければ多いほど、竹はグングン伸びるし強風にも折れず、倒れない。しなやかで強い。

も同じで人生の中節目が多ければ多いほど、グングン伸びて強靭になってきます。挫けない。何度でも自分で起き上がってきて負けません。

「みんな、この大会を強烈な人生の節目にしよう!」
そう伝えました。

今回、20回目の優勝を果たしたということは、サッカー部全員にとって「強烈な人生の節目」になったと感じています。

試合中選手に指示を出す野尻監督


節目は大切な「気づき」を与えてくれる!


実はサッカー部だけではなくて、この立正大淞南にはたくさん節目詰まっていると思います。

甲子園出場もそう…
射撃部の世界大会初出場もそう…
北米eスポーツ教育最高責任者のケビンさん歓迎セレモニーもそう…
マーチングバンドの中国大会金賞もそう…

それぞれの場面での活躍がみんなの節目になっていると思います。

そして節目「気づき」を与えてくれます。
自分なりに何かを感じる「気づき」を…

この立正大淞南自分の中にいろんな「節目」が出来ていくことで、グングン伸びて「強い」「倒れない」「負けない」立派な人物へと成長していくと信じています。

今回の「優勝」もまた、応援してくれたみんなの「節目」にしてもらえたら嬉しく思います。

祝勝式であいさつをする野尻監督


記憶と覚悟と我慢


今回の選手権に向かうチームミーティングの時、プリントを配りますが、私はそのプリント全てに「記憶と覚悟と我慢」と記しています。

「記憶」とは

これまでの道のりの中での悔しい思いや、言われ続けてきたこと記憶しているかどうかが試されます。
その記憶を手繰り寄せて試合に臨めるかどうか…
フィジカルにおいても、メンタルにおいても、記憶をコントロールができるかどうか勝負だと思っています。
たとえ負けても記憶に残るような試合をしてほしい…
強烈に記憶に残るサッカーをしてほしいと願っています。

立正大淞南の大応援団

「覚悟」とは

3年生の最後の大会にメンバーに選ばれる人と選ばれない人…
ピッチに立つメンバーは出場しなかった仲間のために夢をつなぐ覚悟を!
スタンドメンバーは選手のために潔く一緒に戦う覚悟を!
立場が異なりますが、両方の覚悟必要だと考えています。

「我慢」とは

試合は何が起こるか分からない…
苦しい状況や苦しい展開も頭に入れて、我慢の時間も想定しなければいけません。選手権大会は、県予選と全く別物です。
我慢する意識も忘れてはいけません。

優勝を決めてスタッフと喜び合う野尻監督


チーム全員が同じベクトルを共有!


監督1年目ということや今回で20回目の優勝ということは、全く意識してませんでした。いつも通り普通で、平常心でした。

コーチ時代とハッキリ違うところは、選手一人一人をより一層細かく見ることができ、いろいろな良い発見ができたことです。
南総監督のサポートもあって、自分なりに試合に臨めました。

これまでの全試合を振り返ってみると「チーム全体が一つになってこうなったらいいな」と描いていた通りにみんなが自主的行動してくれました。
チーム全員が同じベクトルをしっかりと共有できていたと思います。

その意味では、チームとして上手くいき過ぎるくらい上手くいった大会でした。しかしそれは、これまで上手くいかないことたくさんあったからこそ準備ができたのだと思っています。

中にはひどい負け試合もありました。
しかし、勝った試合も負けた試合もすべて分析消化できたと思います。

こうなったらよくない方向に行く…
上手くいかないけど淞南らしくここまではいこう…
こうすれば選手の力をピークに持っていける…
こうやれば成功する…

試合直前にメンバーに話をする野尻監督


監督としての責任


私は、この1年の波と節の全てをしっかり受け止めて「淞南らしさ」を作っていくことが監督としての責任だと思って努力してきました。
そして大会期間に入ったら落ち着いて良いイメージ勝利に向かうことができ、とても清々しく過ごせました。

「自分は才能がない」と思っている生徒もいるかもしれません。
人は誰も他の人にはない長所が必ずあります!
その良いところを見つけて伸ばしてあげることが、私の責任でもあると思っています。

最後の選択をするときには南総監督から「必ずいける」という言葉をもらいます。
「すごいところで監督をさせてもらっているんだ…」
南総監督すごさをあらためて実感しました。

野尻監督とチームを見守る南総監督

そして校長先生はじめ先生方、保護者の皆さま、多くの人たちに支えられているんだなと実感しています。こんなに心強いことはありません。

全国大会では勝ちたい!勝たせてあげたい!

「バランスのとれた淞南らしいチーム」のイメージを強く意識して、全国の輝く舞台生徒を立たせてあげたいと思います。

さぁ、みんなで「強烈な人生の節目」を作りに行こう!

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