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4つの部門で目指す、多様なカラー(強み)のある組織〜エンタープライズソリューション統括部のご紹介〜

パーソルプロセス&テクノロジー(以下パーソルP&T)では、パーソルグループ内だけではなく「外」のクライアントに対しても、コンサルフェーズからシステム開発までワンストップでサービスを提供しています。それを担当しているのが、エンタープライズソリューション統括部です。今年度より組織が新しくなり、4つの部門に再編されました。

本記事では、そんなエンタープライズソリューション統括部が目指す方向性や、働く魅力に迫りました。


■インタビュイーのご紹介

仲本 貴紀 さん
2003年に大手SIerに入社後東京で3年ほどプログラマー・SEを経験、地元に戻り沖縄のIT企業に就業後、上流工程やPL・PM機会を求めて再度上京。2007年にパーソルP&Tの前身であるインテリジェンス ビジネスソリューションズ(以下、IBS)にジョイン。
上流工程やPM/PLとしてのキャリアを積んだ後、2013年7月にGlobal Bridge部(*1)の前身となるインテリジェンス ビジネスソリューションズ沖縄(以下、IBS沖縄)の立ち上げに携わる。2021年よりエンタープライズソリューション統括部 エグゼクティブマネジャーに就任。
現在も沖縄に在住され、海の近いオフィスで勤務されています。休日や就業後に社員とともにSUP(*2)などのマリンスポーツを楽しむこともあるそうです。

(*1)スマホアプリ・Webアプリ・自社サービス開発など、グループ内外の案件を幅広く担当。拠点は東京・沖縄・ベトナム。

(*2)サーフボードのような専用のボードの上に立ち、パドルを漕いで水上を進むマリンスポーツ。

※仲本さんには以前、Global Bridge部の立ち上げや組織作りに関してお話を伺っています。併せてご覧ください!

◆【組織の概要】パーソルグループ「外」のシステムソリューション全般を担う

−−早速ですが、エンタープライズソリューション統括部と現在の仲本さんのミッションについて教えてください。

私たちパーソルP&T SSOL事業部は、大きく三つの統括に分かれています。一つ目はパーソルグループのシステム開発・運用・保守等を行なっているグループソリューション統括部、二つ目は、パートナーであるMicrosoftソフトウェア等を用いてパーソルグループ外のお客様のDX推進を支援しているDXソリューション統括部、そしてそれ以外の領域を全てカバーしているのが私たちエンタープライズソリューション統括部です。

私は去年エグゼクティブマネジャーとして就任して以降、組織自体の方向性を決めて、その計画を遂行していく役割を担っています。21年度は中期経営計画の見直しで事業部・統括部全体の計画・方針が固まり、今年度から本格的に運用がスタートします。

−−次に、統括部内の各部門について教えてください。

エンタープライズソリューション統括部の下に大きく4つの部門があります。うち、ITサービス部、Global Bridge部、モビリティソリューション部、東海インテグレーション部は、エンドユーザーに対してプライムSIerとして企画・開発の受託・共同開発やPMOといった開発支援を行っております。

1)ITサービス部

国内のクライアント向けシステムインテグレーション全般を担います。これまでは、クライアントから基幹システム開発などの受託案件が多かったのですが、今後は、例えばアジャイルチームを作りたい、プロジェクトマネジメントを支援してほしい等、ユーザー自身が開発を進めたい、それを支援してほしいというニーズにも注力していく予定です。
顧客例:大手エステ、不動産、サービス会社など

※ITサービス部の記事はこちらから

2)Global Bridge部(PPTベトナム)

ベトナム拠点(子会社であるPPTベトナム)と共にシステムインテグレーションを行う組織です。オフショアではなく“グローバルモデル(*2)”という形で、海外のエンジニアと共にスマホ系の開発とか基幹システムの開発・アプリケーション開発等を行なっています。
顧客例:グループ内外の企業に加え、自社サービスの開発など

(*2)従来のオフショア開発のように、拠点によって上流・下流それぞれの工程を分けるのではなく、複数の拠点・国のエンジニア同士がネットワーク上で一緒に開発するスタイルの、パーソルP&T Global Bridge独自のモデル。

※Global Bridge部の記事はこちらから

3)モビリティソリューション部

鉄道などのインフラ事業者様やレンタカー事業者様など、交通領域に関するシステム開発をおこなっている部門です。近年、パートナー企業と共に、MaaS系のプロジェクトをご提案することも増えてきました。
顧客例:大手電鉄、レンタカー、タクシー会社など

※モビリティソリューション部の記事はこちらから

4)リモートサービス部

東京、沖縄、名古屋に拠点を置く部門です。日本を代表する大手自動車メーカーグループのお客様やコンサル企業を対象に、最上流からのシステムの開発や運用・保守を行なっています。
顧客例:大手自動車メーカー、部品メーカー、経営コンサルなど

※リモートサービス部の記事はこちらから

◆【組織の方向性】統括部全体の多様性を生かしつつ、部単位で方向性を揃える

−−お客様やプロジェクトなど、一つの統括部内でもさまざまなチームがあるのですね。では、統括部全体としては何を目指しているのですか。

そもそもこのエンタープライズソリューション統括部には、インテリジェンス ビジネスソリューションズ、東洋ソフト、日本テクシード等異なる組織が統合され成長してきた歴史があります。そのため、たとえば年齢一つ取っても、前身の組織によっては若いエンジニアが中心だったり、再雇用社員含めたシニアエンジニアがほとんどだったりとさまざまです。かつ、拠点としても東京、沖縄、名古屋そしてベトナムと幅広い。さらに、部門ごとのお客様や開発体制もそれぞれに特性があります。

そんな年齢層も地域も文化も何もかも異なるバックボーンを持つメンバーをどうしていくべきか、何を変えるべきか、何を変えるべきでないか、ということです。

結論としては、統括部として一つの価値観だとか一つの技術だとか一つのやり方を統括全体でやりましょうというのは難しい、だからこそ、「エンジニアの個性を伸ばして多様なカラー(強み)のある組織にしたい」というスロ-ガンを掲げることにしました。

−−ここでおっしゃっているカラーとは具体的にはどのようなものなのですか?

カラーには、組織の「価値観」に近しい部分と、お客様にどう貢献していくかという技術面の「尖り」の二軸があると考えています。その2つそれぞれについて、統括部全体としてはカラーの多様性を担保しながら、4つの部門ごとにカラーを統一していこうと考えています

具体的には、持つべき価値観の方向性を定めた「組織スローガン」と、技術面の「注力ポイント(尖り)」を部門毎に明確にし、その方向に向かって舵を切っていきます。価値観・技術面の多様性については4つの部門それぞれで統一しつつ、その大きな方向性の中で、エンジニア一人ひとりの個性を発揮していただくイメージです。

−−統括部として目指す方向性や部門の特色・魅力がよくわかりました。その上で、それぞれの部門の「組織スローガン」と「注力ポイント(尖り)」について教えてください。

1)ITサービス部

・組織スローガン:リスキルと変革
・注力ポイント(尖り):アジャイル・PMO

これまで基幹システム開発や運用保守が中心だったところから、今後ユーザーの開発支援ができる部を目指すため、エンジニア一人ひとりが求められるアジャイル開発手法やPMOといったスキル習得に励み、変革を進めていこうとしています。
新たな顧客・新たな取り組みを行う新規のプロジェクトを担う部門でだからこそ、これからの時代に求められるエンジニアを目指せる環境になっていくはずです。

2)Global Bridge部(PPTベトナム)

・組織スローガン:挑戦×成長+多様性
・注力ポイント(尖り):プロジェクトマネジメント/クラウドインフラ(AWS)/フロント開発/海外案件
リモート中心・考え方が異なる海外エンジニアと英語でコミュニケーションを取りながら開発に携わるGlobal Bridge部はまさに挑戦の連続です。プロジェクトによっては新たな開発手法や言語に挑むことも多いのですが、一人ひとりが楽しみながら学び、成功も失敗も経験しつつ成長し、「グローバルチーム型開発モデル」の発展を目指していきます。

3)モビリティソリューション部

・組織スローガン:変化への挑戦
・注力ポイント(尖り):モダンIT/ラボ型開発・データ領域・MaaS領域

もともと公共交通の予約システム等を担ってきた部門でしたが、お客様・ご提案する領域それぞれを切り開いている部門です。お客様の新規事業を通じモダンITに関わる開発に携われたり、まさに今研究開発が進んでいるようなMaaS領域でパートナーと協働しながらサービスの検討・開発・基盤づくりに参画できたりと、ますますチャレンジングな経験ができる環境になっていくと思います。

4)リモートサービス部

・組織スローガン:東海圏域および首都圏域の主力顧客へのDX推進
・注力ポイント(尖り):基幹系・大規模・AWS・DevOps・CASE領域
大手自動車メーカーおよび経営コンサルタント企業を中心としたお客様が目指すDX推進に伴走し、クラウドやDevOpsといったテクノロジーに注力していきます。また、主要顧客に対し、基幹系の大規模システムも展開・推進します。

◆【働く魅力】統括部内で経験できるキャリアの幅広さ

−−各部門の方向性を伺うことで、改めて多様性がある組織だなと感じました。

確かに、多様性はエンタープライズソリューション統括部の特徴かも知れません。社風として若いだとか、昔からあるコテコテのSIerなのか、他社だとそのような組織風土の会社が多いと思うのですが、私たちは部門単位で大きく異なります。

その点、積めるキャリアの幅が広く、部門異動で全く新しい経験ができるという魅力はあると思います。使っている技術もそれぞれ違うし、社風も違うのできっとどこか合うところがあるはずです。

−−実際に部門をまたいで異動される方も多いのですか。

エンジニアが手を挙げて、募集がかかっているところに異動できる「キャリアチャレンジ制度」があり、半期に一度、各組織からの募集がかかるため、その中で自主的に異動される方は一定数います。それ以外にも、本人の要望を聞き、異動させることもあります。

もちろん、育成の観点や組織の成長といった観点があるため、希望がなければ無計画なローテションはしないようにもしています。

−−また、方向性を伺う中でもう一つ、それぞれの部門で新しい技術や手法に触れる機会がある点も魅力の一つだなと感じました。

新しい技術や新しいやり方に取り組む機会や、一流のお客様の大型のプロジェクトに携わる機会は確かに多いです。パーソルグループというブランド・営業力があり、グループ外であっても一流の企業様に選んでいただき、かつプライムSIerとして案件に携わることができています。新しい技術という面では、最近であればフロント側をReactで、サーバーサイドだけをJavaで実装、インフラをクラウド・AWS主軸で実装…という機会が増えていますね。

また、大手すぎず丁度良い規模感の組織であることも、エンジニアの方にとって魅力だと捉えていただけるのではと思います。大手SIerよりはアサインやプロジェクトにおける役割分担の決まり事が少ないため、柔軟にさまざまな技術を取り入れたり、前例のないやり方にチャレンジしたり、若くしてPL・PMを経験できたりする機会がある点も良い部分かと思います。

−−その他に、SSOL事業部・エンタープライズソリューション統括部で働く場合の魅力にはどのようなものがありますか?

当統括部だけというよりもパーソルSSOL事業部全体の特徴かもしれませんが、マネジメントがメンバーに向き合う会社だと思います。例えば評価に関してもMBOで目標を立て、半期で評価面談を行っているのですが、その進捗を確認したり、支援したりするために隔週で1on1面談する文化があります。私もエンジニアとして複数の会社を経験してきましたが、プロジェクトのこと以外について上司とコミュニケーションする頻度は非常に多い会社だと思います。

その点では、直属の上司だけでなく事業部長とランチミーティングをする機会があったり、中途で入社された際エグゼクティブマネジャーと必ず一回は面談するというルールがあったりと、異なるレイヤー間でも会話する機会があるのも特徴かも知れません。特に後者は、お互いの相互理解を深めたり、事業方針を直接伝え、質問いただくことで納得感を醸成したりする良い機会になると考えています。

◆【求める人材像】組織スローガンへの共感「+α」

−−エンタープライズソリューション統括部として、今後どのような方に入社してほしいですか。

まず、これまでプロジェクトマネジメントを経験されてきたり、各部門の「注力ポイント(尖り」について強みをお持ちだったりされる方は、即戦力として大歓迎です!組織を変革していく今だからこそ、ぜひ組織の主軸としてご活躍いただきたいと思っています。

一方で、面接等の中では「入社後何をなし得たいか」はぜひ伺いたいと思っています。ご経験やスキルの面で自信がないという方であっても、未来志向でなしえたいことが一致していれば、当社の中で経験を積み、いずれ組織の中核になっていただけるはずです。

この「入社後なし得たいこと」については、必ずしもピンポイントで具体化されていたり、信念・動機に基づくものであったりする必要はないと思っています。もちろん大前提として、組織スローガンに共感いただけることは大切ですが、その中である程度幅広い興味や関心があって、一つひとつの機会に食わず嫌いせずやってみる、そこから面白さを見出しせる方はきっと大いにご活躍いただける環境だと思います。

−−最後に、候補者の方に向けてメッセージをお願いします。

今、エンタープライズソリューション統括部は、これまであった組織を全部組み替えて新しく生まれ変わる変革期を迎えています。組織としても450人とそれなりの規模となった今、ぜひ一緒に組織を作り、新しい変革を生み出していきましょう!


いかがでしたか?エンタープライズソリューション統括部の取り組みや向かうべき方向性について、イメージを具体化いただければ幸いです。

ちなみに、下記の記事では同統括部(旧:インダストリーソリューション統括部)の選考や面接について、入社者・面接官にお話を伺っています。ぜひ併せて参照ください。


また、私たちのカルチャーや制度は以下からも確認できます。はたらくを楽しむためのさまざまな文化や制度をぜひチェックしてみてください!


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