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DXのメリットは工数削減だけじゃない!本当のメリットとは?

DXするときに話題になるのは、効率化だ。
新しいツールを導入して工数が何日削減される試算だのなんだのと話題になることがほとんど。
しかし、本当に工数削減がメインのメリットなのだろうか?工数削減以外についても考えてみることにする。

工数削減確かにメリット

工数削減はメリットだ。そもそも非効率な業務を効率化するためにITツールやSaaSを利用してDXを行おう!ということからプロジェクトが始まることがしばしば。もちろんデータを取得して分析したいからDXをするというスタートもあるが、実際には、人手不足などで効率化しないと差し迫られる業務も多く、前者のモチベーションが多数だろう。
確かに、ITツールを利用することによって1日かかっていた業務が1時間で終わるようになったのならメリットである。導入担当者がはっきりとした数値をもって説明できるので、上長への報告や成果として説明しやすいのもメリットだ。数値として表せるので、成果発表のときにインパクトを出しやすい。なぜなら費用対効果として数値で表せる。そしてなによりも、ドヤ顔できるので気分もいい。

業務について考えてみる

DX化した業務について少し考えてみよう。
業務というものは担当者がいる。その担当者はずーっと同じ業務を担当しているわけではない。
業務そのものがなくなったりすることもあるだろうが、たいていの場合は異動が発生する。担当者が変わるタイミングがあるはずだ。
完全に自動化できていたとしても、なんだかんだ担当者がつくことが必然的だ。例外などのトラブル対応や、業務がしっかりまわっているのかをチェックしたり、プロセス改善などで担当者は必ずつくだろう。
となると、考えなければならないことがある。それは引き継ぎだ。

DXによる引き継ぎのメリット

トラブルが起こるときはだいたいは、引き継ぎなどの通常とは異なる業務を挟んだときだ。
すべてExcelや手作業で業務をしていた場合、手順書やマニュアルがあったにしろ、ある程度担当者が新担当者に手順の説明をするだろう。そして伝え忘れがあることがしばしばだ。
そんなときにPowerAutomateなどのフローが見れるローコードツールでDXしていた場合を考えてみる。
データの流れや、接続先、最終アウトプットをフローを見ながら説明できるだけでなく、ローコードの知識が少しあれば、読めばわかる状態が完成しているのだ。
もちろんローコードでDXした部分だけで業務が完結するわけではないだろうが、引き継ぎの量をおさえることはできるはずだ。そしてフローが手順書と同じ効果があるのだ。
このことから考えられることは、業務持続性が上がるということだ。突然担当者が辞めてしまった場合でも、フローを見ながら業務を再開させることも可能にする。
DXは工数削減の観点だけでなく、業務の持続性の観点も考慮することでさらに大きなメリットが見えてくる。

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ゴリゴリ営業などはいたしませんのでお気軽に、無用相談をお申し込みください。


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