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国立大学医学部医学科を首席で卒業(人生で唯一の自慢です)し、関東圏の総合病院に勤務して…

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国立大学医学部医学科を首席で卒業(人生で唯一の自慢です)し、関東圏の総合病院に勤務しています。 脳神経内科を専攻しています。重要だと思ったり興味を持った医学情報を発信していきます。

記事一覧

ギラン・バレー症候群の治療

ギラン・バレー症候群(GBS:Guillain-Barré Syndrome)の治療について、2024年に11年ぶりに改訂された日本神経学会のガイドラインの内容も参考にしながらまとめてみました…

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10日前
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ギラン・バレー症候群と抗糖脂質抗体

ギラン・バレー症候群(GBS:Guillain-Barré Syndrome)の診療において、抗ガングリオシド抗体などの抗糖脂質抗体の測定が有用な場合があります。また、近年では抗糖脂質抗…

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1か月前
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ギラン・バレー症候群の神経伝導検査所見

ギラン・バレー症候群(GBS:Guillain-Barré Syndrome)の診療において、神経伝導検査(NCS:nerve conduction study)は重要な役割を果たします。今回は2024年に改訂されたガ…

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1か月前
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ギラン・バレー症候群の診断

ギラン・バレー症候群(GBS:Guillain-Barré Syndrome)は代表的な急性発症の免疫介在性多発ニューロパチーで、神経疾患の中でも特に緊急での対応を要する疾患です。今回、1…

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1か月前
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NIHSSの評価法

NIHSS(National Institutes of Health Stroke Scale)は脳卒中患者の症状の重症度の評価スケールで、実臨床で広く使用されています。 脳卒中診療に関わる医師, 看護師だけで…

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3か月前
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CBTで97%を獲得した勉強法

CBTは全国の医学科の学生が臨床実習に出る前に行われる試験です。computer based testingの略で、実際にコンピューター上で出題される問題に答えていく試験になります。 合…

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4か月前
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ギラン・バレー症候群の治療

ギラン・バレー症候群(GBS:Guillain-Barré Syndrome)の治療について、2024年に11年ぶりに改訂された日本神経学会のガイドラインの内容も参考にしながらまとめてみました。

気管挿管・人工呼吸管理のリスク評価と管理上記はリスク評価および管理の指標を示したフローチャートであり、実臨床において一般病棟で管理を行うのか、ICUに準ずる病棟で管理を行うのか、気管挿管・人工呼吸管理を

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ギラン・バレー症候群と抗糖脂質抗体

ギラン・バレー症候群(GBS:Guillain-Barré Syndrome)の診療において、抗ガングリオシド抗体などの抗糖脂質抗体の測定が有用な場合があります。また、近年では抗糖脂質抗体は中枢神経系の炎症にも関与する可能性が示されており注目されています。今回は、GBSと抗糖脂質抗体についてまとめてみました。

糖脂質(スフィンゴ糖脂質)とは何か糖脂質は糖と脂質の両者を持った分子で、長鎖アミノアル

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ギラン・バレー症候群の神経伝導検査所見

ギラン・バレー症候群(GBS:Guillain-Barré Syndrome)の診療において、神経伝導検査(NCS:nerve conduction study)は重要な役割を果たします。今回は2024年に改訂されたガイドラインも参考にしながら、GBSのNCS所見についてまとめてみました。

基本事項NCSは初期評価時に末梢神経に病変があることを直接証明することができ、その異常所見は筋力低下や腱反

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ギラン・バレー症候群の診断

ギラン・バレー症候群(GBS:Guillain-Barré Syndrome)は代表的な急性発症の免疫介在性多発ニューロパチーで、神経疾患の中でも特に緊急での対応を要する疾患です。今回、11年ぶりに改訂された日本神経学会のガイドラインの内容も参考にしながらGBSの診断についてまとめてみました。

基本事項76%(Brain 2018;141:2866-2877)に発症前4週間以内の先行するイベント

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NIHSSの評価法

NIHSS(National Institutes of Health Stroke Scale)は脳卒中患者の症状の重症度の評価スケールで、実臨床で広く使用されています。
脳卒中診療に関わる医師, 看護師だけでなく、リハビリに関わる療法士も評価で利用するため、評価法をよく学んでおく必要があると思います。
意外と落とし穴も多く、正しく評価できていない研修医の先生も多く見かけます。今回は正しく評価が

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CBTで97%を獲得した勉強法

CBTで97%を獲得した勉強法

CBTは全国の医学科の学生が臨床実習に出る前に行われる試験です。computer based testingの略で、実際にコンピューター上で出題される問題に答えていく試験になります。
合格をすれば晴れて臨床実習に出ていくことになるのですが、意外と"CBTだけは良い点を獲得したい!"という学生も多い印象があります。
医師になってしまえば話題にのぼることもないCBTですが、確かに良い点をとっておくと、

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