#2 「ポゼッションサッカー」は幻想
こんにちは。
こんばんは。
Hello!!
第2回の投稿となります。
できるだけわかりやすく
保護者の方にもわかりやすく戦術やサッカーについて
思考を巡らせてもらえるように書いていきます!
よろしくお願い致します!
前回の記事はこちらです
さて、日本のサッカー界で現在も圧倒的な人気を誇るゲームモデル(戦略)
それが、「ポゼッションサッカー」ですね。
ポゼッションサッカーとは...??
相手より多くの時間帯ボールを支配し
ショートパスの連続と
動き出しの連続で相手陣形を崩していく
ゲームモデルとなります。
主に、バルセロナ/ナポリ/マンチェスターシティ/川崎フロンターレ/横浜Fマリノス
なんかが使用しているゲームモデルですね!!
(ここに付随してポジショナルプレーとかの概念が入ってくるのでまたの機会に執筆しますね!)
このポゼッションサッカー
めちゃくちゃ美しいです。
サッカーは哲学だ
なんて思ってたりするんですが
ポゼッションサッカーほどそれを表すゲームモデルもないなぁって思ってます。
めちゃくちゃざっくり
現在のゲームモデルのトレンドを表すとこのようになります。
ここに5レーン理論/質的優位/数的優位などなど色々な要素が絡まってきます。
(この辺は戦術オタクのめちゃくちゃ詳しい方々がまとめてくれてます)
ポゼッションをやるににしても
ストリーミングをやるにしても
「ポジショナルプレー」の概念がなければただのボール回しや無駄走り
になってしまいます。
ポゼッションサッカーは落とし込むのが難しい
プロの下部組織/街クラブのエリートたちではない限り
いち部活動のチームがポゼッションサッカーをするのにはかなり難しいです。
(日本の高校サッカーの戦術で未だに縦ポンが多いのはこういったところかもしれません)
なぜか
ポゼッションサッカー≠ボール回し
ポジショナルプレーをもとに考えるとこの理論が成り立つわけですね。
(ポジショナルプレーは別の機会に解説します)
誤解だらけの日本のポゼッションサッカー
よく、「ボール回せよ」「つまんねぇサッカーすんな」って意見でますよね。
僕もよく言います。
だって僕は、ポゼッションサッカーが好きだから。
ポゼッションサッカーのメリット
・主観的/客観的に美しいと思えるサッカー
・相手にボールを触らせない=チャンスがない
・ゲームのリズム(流れ)の構築
などなどありますね
要は、相手にチャンスが無いように俺らでボール持ってようぜ!
そして、相手がポジションずれたらそこから侵入してゴール決めてこうぜ!
ってサッカーです。
これ、かっこいいですよね。
ただこれめちゃくちゃ誤解されてる点があって
ポゼッションサッカーをするから強いのではないんです。
このゲームモデルは...
相手が格上チームの場合
このゲームモデルがすべて逆転されます。
つまり、自分たちが圧倒的に技術的/戦術的に優れていない限りは
相手のプレスのカモになるんです。
要は、各ポジション必ず技術が並以上でないと
ボールすら回させてもらえません。
めちゃくちゃ難しいんです。
勝ちに徹する高校サッカーなどで
今ひとつ
ポゼッションサッカーをするチームが全国に出てこれない/少ない理由は
ここにあるのかもしれません。
ジュニアユースで活躍して
高校サッカーで伸び悩む選手っていますよね?
よく考えてみると、その選手たちまだポゼッションサッカーやろうとしてません?
チームが変われば戦術も変わるので
当然自分は合わせなければなりません。
16~18歳にここの折り合いをつけさせるのは中々難しいですがしょうがないんですよね。
だからこそポゼッションサッカー
だからこそ、県や全国でメインのゲームモデルの縦ポンをポゼッションサッカーが崩していくなんてかなり痛快ですよね。
圧倒的技術がなくても
ポジショニングでカバーできる。
(直近のアジアカップで日本代表がカタールに完敗したのは技術<ポジショニンングが徹底されていたからです)
もし僕のチームで根幹のゲームモデルをしくなら
必ずポゼッションサッカーを目指します。
(現代サッカーはタイミングや時間帯でゲームモデルを変更しますが...)
身体能力
技術差
ポジショニングと戦術で埋めて勝ちに行く。
そんなチームを作りたい。
次回予告
ここまで読んでくれてありがとうございました!!
次回は、今回のお話に出てきた現代サッカーには欠かせない
「ポジショナルプレー」について解説していきますね!
よろしければ、拡散/フォローしてくれると嬉しいです!
では、また!!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?