会社を休んだ話③
会社を休んで今日で3日目。
休んだ初日は案外気持ちが落ち着いていて、外出もできた。
明日から出社する予定である3日目の今日も、不安な気持ちは少ない。
1番キツかったのは2日目。
とにかく不安で会社を辞めることしか考えられなかった。
辞めることしか考えられないくせに、辞めることがもの凄く怖くってこの先どうして生きて行こうかという気持ちに支配された結果、1日中ずっと家に引きこもっていた。
夕方に部長と電話することで現状を伝えることができたので、肩の荷を下ろすことができた。
おかげさまで2日目のおやすみもよく眠れた、気がする。
まだ、仕事に取り組むのが怖いけれどできることから一つ一つやっていこうと思えるくらいには気持ちの整理が着いたと思う。
突然3日間も会社を休んで分かったことが3つある。
①周りを頼ることは大切
②自分がいなくても会社はいつも通り動いている
③何度でも立ち止まって良い
の、3つだ。
僕は溜め込んでしまう性格で、誰かに頼ることがとても苦手だ。
だからいつもとことんため込んで悪いイメージを勝手に膨らませてしまい、そこから逃げることしか考えることができなかった。
友達に相談してみても、「いや、お前にわかるか。そんなことしても変わらないよ」と相談しているくせに勝手に塞ぎ込んでいた。
今回も会社の友人に相談したものの、心の中では「いや、俺はもう辞める。無職に俺はなる」の一点張りだった。
そんな中、同棲している彼女から「素直にアドバイス聞いてみたら?」と言われて今置かれている状況を人事に相談した。
その結果、物事が前に進んで明日は出社できそうな状態にまで回復した。
昨日部長と電話した時も、「俺が心死んだ時は奥さんに甘えきるで」と言っていたが、ダメな時は「もうダメだー!助けてくれー!」とギブアップすることが大切なんだろう。
周りを頼ることは逃げることでもなんでもなく、相手を信頼しているからこそできることなのだ。
「もうダメだー!助けてくれー!」とギブアップして会社を休んだとしても、会社はいつも通り動いている。
多少バタ着いたりはするだろうけれど、会社ではいつもと変わらない日常がいつも通りに流れていることだろう。
会社とはそう言うものなのだ。
だから、休んだって構わない。
死にたくなるほどしんどくなったらとりあえず休むこと。
とにかくまずは休んでみる。
そのままずーっと休んだってどうにかなるだろう。
それくらいの気持ちで何も考えず休んでしまうのが良い。
僕がこのように突発的に心を崩して休んで回復に向かっていると「よし!俺はもう大丈夫だ!明日から止まらずに走るぞ!」と気合が空回る傾向がある。
その気持ちのまま働いてまたどん底に落ちた時、「この前休んだのになんで頑張れないんだ俺は。やっぱり自分ってどうしようもないやつなんだな」と落ち込んでしまうだろう。
その時の自分のために言っておきたい。
「お前は何度でも休んで良い。止まって良いのだ。人生長い」
多少長く休んだところで人生長い。
ありきたりな例えだけれど、人生を1日で例えたら25歳の僕はまだ午前8時くらいなものなのだ。
1時間くらい休んだって大した問題じゃないだろう。
それくらいの気持ちでいいじゃないか。
いいんだよ、それくらいで。
病みやすく落ち込みやすい僕はこれからもたくさん周りに頼りながら、時には立ち直れなくなってしまって立ち止まることもあるだろう。
けど…
「それでいいいのだ!」
支えてくれる周りの人に感謝しながら明日からまたゆっくりゆっくり歩いて行こうと思う。
2020.09.10.Thu ぽんぽこ
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