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映画感想文まとめ

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映画が好き。時々ドラマ感想文も入ります。
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2022年9月の記事一覧

青春映画

青春映画

映画を観ていて「ありえんじゃろ」とツッコみたくなるのは、①崖から落ちそうになった人物の手を掴んで、握力と腕力だけで助けるシーンと、②ヤンキー映画で殴られても殴られても立ち上がるヤンキーを見た時だ。

先日これを観ました。
東京リベンジャーズ(2021)

底辺フリーターのタケミチは、中学時代の彼女だったヒナタがヤクザの抗争に巻き込まれて亡くなってしまったことをニュースで知る。ある日、駅のホームで電

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大人向け

大人向け

「となりのトトロ」(1988)。
何度観ても飽きないという不思議。

先日、実家でこの「トトロ」を観ていた時、意外なことに気がついたのでここに書いておこうと思う。

この映画は、子どもも大人も楽しい作品だとは思うが、どうしても子どもの頃観た記憶が強くて、やっぱり「子どもが観るもん」という感覚が、どこかしら自分の中にあったのだと思う。

しかし先日、わたしの隣で偶然この映画を目にしたある大人がひどく

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集団と音楽

集団と音楽

先日「未知との遭遇」(1977)を観ました。

昔々に消息を絶っていたはずの戦闘機が、現代の砂漠地帯で突然発見される場面からスタート。未確認飛行物体、接近遭遇、「未知」のものに人間が遭遇する時。異星人とのコンタクトを友好的に描いた作品。

異星人とのコンタクトが音によって行われるシーンに興奮。言語でのコンタクトなどは無理なので、ここはもっとシンプルで根源的なもの「音」(音楽)による交流というわけで

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夫婦あるある?

夫婦あるある?

母が観ていたのでいっしょに鑑賞「恋妻家宮本」。
いや、うちの母映画が終わるまでずっと「恐妻家宮本」って間違えてましたから。中盤、どう考えても恐妻の要素が無いな…と思って、終わってタイトルみたら…「恋妻家」じゃん!重松清じゃん!どおりでいい話なわけだよ。

授かったことがきっかけで学生結婚をした宮本夫妻。息子が社会人になり家を出てから、夫婦の間に初めて訪れた「二人だけの時間」に戸惑う日々が始まった。

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マークしたいだけの話

マークしたいだけの話

こないだ観た「ベスト・キッド」でFilmarksの映画マーク1000本いったー!と思ってたら、一週間後には1023本に増えてしまっていた。
先日の1000本の達成感、あれはなんだったのかという感じですが。もちろん一週間で23本見たわけではありません。

わたしの映画との付き合いはすごく長くて、さかのぼれば保育園児の頃からになります。映画と言っても、テレビの「金曜ロードショー」とか「日曜洋画劇場」と

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自分はどうしたいんだろう?

自分はどうしたいんだろう?

子どもの頃あんまり好きじゃなかった「耳をすませば」(1995)。なぜならわたしはこれを恋愛映画だと思ってたから。

読書が大好きな月島雫。図書室で本を借りると、本の借主を記名する貸出カードにいつも“天沢聖司”の名前があることに気づき、会ったことのない彼に密かに憧れを抱いていた。ある日図書館へ向かう途中電車の中で出会った不思議な猫。雫は猫を追いかけてみることに…

という話。

たしかに青春時代の恋

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