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マークしたいだけの話

こないだ観た「ベスト・キッド」でFilmarksの映画マーク1000本いったー!と思ってたら、一週間後には1023本に増えてしまっていた。
先日の1000本の達成感、あれはなんだったのかという感じですが。もちろん一週間で23本見たわけではありません。

※Filmarksより


わたしの映画との付き合いはすごく長くて、さかのぼれば保育園児の頃からになります。映画と言っても、テレビの「金曜ロードショー」とか「日曜洋画劇場」とか(昔は21時といえば週の大半は映画をやっていましたよね)を、母がVHSにダビングした物を観ていました。

両親が共働きで、一人で留守番をした期間が長かったことも理由の一つです。経済的に余裕のある家庭でもなかったので、ブラウン管は唯一の娯楽と言えました。

数年前Filmarksというアプリを見つけてから、今まで見た記憶のあるタイトルを記録し始めました。もちろん、内容の全てを覚えているわけではありませんが、とりあえず見た記憶があったら、マークする、という基準を設けました。
当初は単純に、今まで何本くらい映画を見てきたのかを知りたいだけだったのです。

その記録が、先日やっと1000本に到達。
(1000本目は、中身の記憶がほとんどなかった「ベストキッド」を再鑑賞)
正直、なんだ〜こんなもん(本数)かー、という感想。
年で換算すると大した本数ではないし。



TSUTAYAで借りた「ベストキッド」を返しに行く道すがら、わたしは母に、ここまでの「1000本だった話」をしました。すると運転していた母が唐突にある映画のタイトルを言ったのです。
「ハワードダックは?」

ぬぉ。
わたしはそのタイトルにシビれました。

正確にはその映画は「ハワード・ザ・ダック/暗黒魔王の陰謀」(1986)という。

※Filmarksより

とにかく主役がアヒル。女の子がリー・トンプソン。エイリアンが出てきて、それをアヒルが退治。そんでラストシーンはアヒルとリー・トンプソンのライブステージシーンで終わるの。

これを観た時、わたしは保育園児だった。わたしはこの「ハワダク」(勝手に略)が好きすぎて、ハワード(アヒル)がギター弾くのを真似して踊った記憶もある。どこかの縁日で買ってもらった、パー子(パーマン3号)のお面をつけて、ハワードの真似してエアギターする写真も残ってる。

懐かしくてFilmarksで確認すると、本作はゴールデンラズベリー賞らしい。笑
確かにラズベリーでもおかしくないかもしれないw
で無性に「ハワダク」観たい!!となるのだけれど、最寄りのTSUTAYA探しても無いの!(そりゃそうだ)(だいたい予想はついていた)
結局その場では「未知との遭遇」を借りてきてしまったのだった。

Filmarksの記録が、「ハワダク」で1001になった。



翌日、偶然実家で妹と会うことがあり、妹ももちろん、わたしと同じように映画を見て育ったわけなので、「ハワダク」話に花が咲いた。
(ここで妹は「ハワダク」はMARVEL初の劇場作品である事実を知り、帰って「ガーディアンズ」を今一度観直したというサブストーリーが発生)

そこで「1000本だった話」を妹にすると、彼女はこんなことを言い始めた。
「えー、他に見た映画いっぱいあると思うよ」
(まだマークできる映画がある気がするよの意)

妹「わたしが個人的にもう一回見たい映画は“マリオ”だけど」

正確にはその映画は「スーパーマリオ/魔界帝国の女神」(1993)という。

※Filmarksより

ぬぉ。またもやタイトルを聞いて雷に打たれたようになるわたし。
これも子供の頃妹と死ぬほど見たっていうのに。
現代のレビューでは「実写化失敗」「B級映画」と散々酷評されているようだ。笑 
「スーパーマリオ」のおかげで、Filmarksの記録が1002になった。

「ハワダク」「スーパーマリオ」と大盛り上がりの姉妹。すると横から母が
「あれはー?伊丹十三のお化け屋敷」

!!!
正確にはその映画は「スウィートホーム」(1989)という。

※Filmarksより。もはや作品画像もなし

もっと正確には、伊丹十三さんは製作総指揮だったみたい。古舘伊知郎がドロドロに溶けてるシーンとか、他の人がドロドロに溶けてるシーンしか覚えてないけど子供心にマジで怖かった。も一回みたい。1003。

その後も妹と母の記憶を合わせて(三人寄れば文殊の知恵的な)マークしてない渋すぎる映画タイトルが次々と…

妹「あれはー?“水の旅人”」

正確には「水の旅人 侍 KIDS」(1993)

※Filmarksより

ばあちゃんと夏休みに映画館に観にいったやつー。山崎努扮するリアル一寸法師。夏休みの外出に映画チョイスシブー。1004。

妹「風の又三郎は?」

正確には「風の又三郎 ガラスのマント」(1989)

※Filmarksより

ある日突如として我が家に現れた、販売されてる感じのVHS(上の画像のままのパッケージでうちに来た)。手作りダビングビデオしかない我が家のテレビボードの中に異質の存在。おそらくホームセンターとかで売り出しカートに入ってたのを母が買ってきたんだろうが、本人がそんなこと忘れてしまってるからどーしようもない。どっどどどどうど、1005。

妹「ドラえもんは?」

正確には
「ドラえもんのび太とアニマル惑星」(1990)「ドラえもんのび太とブリキの迷宮」(1993)。

※Filmarksより

“惑星”と書いて“プラネット、“迷宮”と書いて“ラビリンス”と読ませるという小洒落た事実を今知った。1006、1007。

ここまでくるとわたしの記憶も活発になってきて、二十代に見たエロ映画を急に思い出す。
「さよならみどりちゃん」(2004)

※Filmarksより

これは会社の先輩からエロい映画と聞いてから見てみた映画だが、さほどエロくはなかった。1008。

そんなこんなで色々してたら記録だけが1021本に伸びてて、日曜日に「未知との遭遇」を見て、火曜日に「東京リベンジャーズ」を見たので、合計で1023本になったというわけなのです。



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