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失う過去の怖さ マッチ売りの少女

今まで書いたnoteや、ずっと昔から書いていた日記を読み返していた。

やはり自分では無い、誰かが、現実感なく存在している。

私は自分が解離している時なんとなくぼんやりしていたのだが、最近は現実感を以前より強く感じてきていたので、少し寛解しているとは思うが、

初めのPTSD発生の幼児期に形成された憎しみや心の傷の描写に、現実感がない。
分かりやすく言うと、書いたのが、他の誰かが、スグルか?
メイか?自分自身では無い感覚を受ける。


当時の憎しみ恐怖、何か誤魔化そうとする中で、
私という主人格は本当に心が優しい弱いまだ子供のままだと言うことに気付く。

昨夜、旦那さんは心が軽くなったようで、本当に素直な人だから笑顔見せて、また2人抱きしめあってる途中、旦那さんが眠りに落ちたあと、暖かく月の光漏れる部屋で私が手を握ると、無意識に握り返してくる彼の手の強さで自分の存在の確認をしながら、感触や味わったことの無い、一体になるような不思議な安心感を


また忘れてしまうのだろうか?
強く現実感を得ているのにまた空白になってしまうのか、いやこれだけは忘れたくない。集中力を高め精一杯脳に刻んだ。


愛する人を傷つけて自分から手放す癖は、失った時、より傷つく自分を守りたいからで、怖さが根底にある。

眠れない時は不安な時だ。
朝起きた時、夢だったのか、とか
夢だったら良かったのに、何度も繰り返した絶望感から解離しやすく眠るのが怖い。


だから本来は一人でいるのが好きなのに、
この人だけは離れないと分かっているのに、
この感覚を忘れてしまうのかと思うとまた闇は私を追い込む。


手が震え涙が出てきた。パニック発作が久しぶりに襲う。その発作はもう慣れているので彼の眠りを妨げないよう少し離れ呼吸を整えていた。


後ろから抱きしめられる感覚…。
「大丈夫です。僕ずっとここに居るから。何度でもまたこうやって確かめてください」


何故だ?何故この人は私の心が分かるんだ?さっきまで寝てたよね?

その言葉と暖かさがまた不安を取り除く。
震えが止まった。呼吸が楽になった。1人じゃない。名字で旦那さんを呼ぶ。
「はい。」
何度か呼ぶ。
「はいよ。」

もう一度呼んでみる。
「優さんが大好きです」

さっきまでパニック発作が起きてたのに笑った私。信じられない、私はここに居る。

そこから直ぐに眠りに落ちた。
朝になり夢ではなかった事を咄嗟に確認する。

12月入ってもまだ暖かい日差しと、海の音。
そしていつもそばに居る旦那さん。


ハクチョウの群れがまた空を横切っていく。
普通の日。普通の土曜日。師走。


旦那さんが起きてきて
「おはようございます。クリスマスプレゼント何がいいですか?」


旦那さんの声に安心して
「何も要らない、ずっと昨日のように感覚を伝えてください。クリスマスイブ当日に居てくれるだけでいいです」

旦那さんが
「はい!あと、今週キャンプ行きましょう!休み取ったから」


いつかのキャンプ

そうだ、ずっと行ってなかったかな?行きたい。

去年したソロデュオキャンプ
私の2代目ソロテント
旦那さんの去年のソロテント
私のスノーピークアメニティドームS
去年のソロデュオキャンプ
少し上手になったキャンプ飯
最初は1人でキャンプしていた


今は2人。去年とは全く違う。
これは現実なんだってこと。


過ぎていく日は忘れてしまうのは仕方ない。

だけど私のように、マッチを擦って着いた小さい火に映像が消えてばかりの少しの幸せを、他の皆は、いつかは消える灯火が弱くなれど無にはならず、その中に居続けて見えない物が私には見えて、その当たり前の中にある悩みですら羨ましく、空白の時間とはとても怖く、気づいたら過去を失っているという繰り返しに、本当は耐えられなかったそれでも、


やっと存在していいと、自然に居場所を見つけ私がキャンプをして薪に火をつけた。たった1人で。


思い切り燃える焚き火となり、そこに何かを投影する訳でもなく、火や熱さ、暖かさ、香り、自然をただただ感じた。それは忘れていない。

そして今、1人では無い他人の暖かさを感じ取れるようになった。
最愛の人の温もりは、決して絶やしてはいけない。

私から離れないでください。私も傷つけないから、手放したりしないからずっと着いた火を絶やさないでください。ずっと手を握り続けて下さい。

そう言えた時、やっと本当の自分を思い出す事が出来そうな気がした。理解ではなく感じること。


最後までお付き合い下さり大変ありがとうございます。



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