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Hota
2021年3月14日 10:05
バーンスタインが時に詩的に、時に情熱的に、時に明晰に紡ぐ言葉に何度心を打たれたか…。音楽に限らず哲学、芸術論、エッセイ、詩、など幅広く思索を巡らせている上に造形が深い。このようにテーマは多岐にわたっていながらも、「人類愛の実現への希望」という一つの大きなテーマが垣間見える。大学でのスピーチの文字起こしに顕著だが、彼が若者に託す言葉には希望が溢れている。その希望は、われわれに欠けている「想像」に
2020年7月8日 09:55
『フランケンシュタイン』を読んだ。ここ最近読んだ中では群を抜いて面白かった。文学の力を再認識。好奇心に突き動かされ夢中で悪魔を作った人間の苦悩と、作られた悪魔の苦悩。悪魔とフランケンシュタイン(以下フラン)の関係性は、不遇な状況にある子が親に「なんで自分を産んたんだ!」という怒りをぶつけるのと同じように思う。元々心優しい悪魔は自分の不遇な状況からフランに復讐心を燃やし、一方のフランは悪魔